電気代の節約術4 夏に電気代を節約する方法とは
光熱費や家計の見直しをしているなかで、電気代の節約をしたいと思っています。特に夏場はエアコンなどを長時間使ってしまうため、どうしても電気料金がかかってしまっています。夏に電気代を節約する方法について教えてください。
夏の節電、風と緑を味方につけましょう。
■エアコンの節電はこまめなオンオフよりも、全体の稼働時間を短くするのがポイント
夏の節電といえば気になるのはやはりエアコンの電気代でしょう。
エアコンが電気を多く使うのは設定温度と外気温の差を埋めるときなので、たとえば10分程度の外出などでこまめにエアコンをオンオフをしても、節電効果が低い場合もあります。設定温度を控えめの28度にし、全体の稼働時間を短くできると効果的です。
設定温度を27度にした場合と28度にした場合では年間で670円、稼働時間を1日1時間短くすることでは年間410円の節電になるというデータもあります。合計で年間約1,080円の節約になりますね。
出典:資源エネルギー庁ウェブサイト
(http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_
new/saving/general/howto/airconditioning/index.html)
(最終確認日:2016年5月11日)
■エアコンの稼働時間を抑えるための工夫
初夏や晩夏などであれば、朝や夜など比較的気温が低い時間帯は風通しを良くして、日中だけエアコンを使用することも有効です。家の間取りの対面や対角に配置された窓や扉を開けると、風がとおりやすくエアコンを使わなくても涼しくなります。また、エアコンフィルターをこまめに掃除するとエアコンの運転がスムーズになるため、電気代の節約につながります。
タオルでくるんだ保冷材や、固く絞ったおしぼりを冷凍庫にストックしておき、おでこや首筋を冷やすのも気持ち良いです。衣類はクールダウン効果のある繊維でできたものを選ぶのも良いですし、襟ぐりや腕ぐりの通気性が良いものを選ぶと体感温度も下がりやすいです。
また、窓やベランダの配置が許せば、窓を隠す形でゴーヤやアサガオといったつる性の植物などをネットに這わせるように育て、窓からの日光を植物で遮る「緑のカーテン」を試してみるのもおすすめです。日陰になるだけでなく、植物から発生する水蒸気で気温も下がると言われています。
「緑のカーテン」で有名なのはゴーヤで、5月上旬~下旬にかけて種をまくと、8月や9月にちょうどカーテンができあがるという目安があります。育てたい植物によって種まきシーズンが異なるため、今年の夏は緑のカーテンに挑戦してみようと思う場合は、植物選びを早めにスタートした方が良いかもしれませんね。
節電はとても大切なことですが、我慢をしすぎて病気になってしまっては大変です。風や緑を味方につけて、心地よい節電を目指していきたいですね。
ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢
身近でとりくみやすい「家計の守り方」についてお伝えします。
「お金を守る」と聞くと難しそうと感じる人もいるかもしれません。実はちょっとしたコツや心がけなど身近なところから実践できる節約があります。管理もできるだけ簡単に行える方が良いですよね。 私自身、元々はお金の節約や管理が苦手だったので、できるだけ楽ちんなテクニックを集めてみました。ご自身に合いそうなものから試してみてください。
【URL】 | 風呂内亜矢オフィシャルサイト http://www.furouchi.com/ |
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【メディア】 | 『めざましどようび』(フジテレビ)、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)など |
【著書】 | 『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社) |
【資格】 | 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者、宅地建物取引主任者 |
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