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子ども二人の四人家族の食費とは?食費節約方法とは?

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食べ盛りの子どもを二人抱える主婦です。二人とも男の子なので毎回の食べる量も大人顔負けです。お腹いっぱい食べさせてあげたいけど、食費はできるだけ節約したいため悩んでいます。そもそも四人家族の平均的な月の食費ってどのくらいなのでしょうか?また食費を節約できる賢い方法があれば教えてください。

安い食材、かさ増し食品、家庭菜園で子どもも満足!

子育てファミリーにとって、食費は悩みの種ですよね。育ちざかりの子どもには栄養面も考えてしっかり食事をとらせたい、けど食費も節約したいところ。そこで、子どもを満足させる栄養たっぷりの食事をできるだけお金をかけずに実現する方法を考えてみましょう。


■4人家族標準的食費は一月当あたり5万3,800円

他の人達はどれくらいの食費をかけているのでしょうか? 4人家族の標準的な食費は5万3,800円とのこと(平成26年 人事院「人事院勧告」より)。4人家族でこの金額より多くなると要注意ですね。まだ子どもが小さい家庭はこの金額より安くあがっているでしょうが、将来の食費が高くならないように、今から対策をたてたいものです。


出典:人事院「人事院勧告」平成26年

http://www.jinji.go.jp/kankoku/h26/pdf/26seikeihi.pdf

(最終確認:2015年9月8日)


■買い物は戦略的に

まずは、買い物の仕方を考えましょう。一番節約できるのは、1週間に1度のまとめ買いです。スーパーなどの特売商品をメインに1週間分の献立を決めてまとめ買いをします。無駄な商品を買わなくなりますし、予算管理がしやすいのがいいところ。


ただ、スーパーの特売情報も気になりますよね。お1人様1個限りの超特売情報をみると、買わないと損と思うことも。どうしても欲しい時は、思い切って買っておきましょう。その場合は調味料や乾物、缶詰などの保存食品がおすすめです。特売セールによく行く場合は、特売用予算として毎週の食費とは別にお金を管理するようにすると、全体の予算管理がしやすくなります。いずれも、スーパーによって、お買い得な商品や曜日が違いますので、普段から広告チェックを忘れずに。最近では、ネットでチラシをみたり、指定したスーパーの底値情報を教えてくれるアプリもでています。このようなツールを賢く使うといいですね。


■むね肉、豚小間などの安い食材を工夫して

食べ盛りの子どもをいかに節約しながら満足させるかが、腕のみせどころですね。まずは、安い食材で作れるレパートリーを増やしましょう。安値食材の代表は鶏のむね肉。玉ねぎのすりおろしにもみこんだり、片栗粉をまぶして揚げ焼きしたりと色々な調理方法がありますので、お子様のお気に入りレシピを探してみてくださいね。


また、豚のこま切れ肉もおすすめ。片栗粉をまぶしてまとめれば、立派な大きなお肉に大変身。缶詰も工夫するとメイン料理になります。サバの缶詰で煮込み料理やグラタンなど色々な料理に変身させることができますよ。


■かさ増し食材はストックさせよう

あとちょっと食べたい! という子どもの願いをかなえるために、かさ増しのテクニックを知っておくと便利です。炒め物には、きのこ、ちくわなどがおすすめ。メインの食材(肉や魚)と同じくらいの大きさに切るのがポイントです。もやしなどの野菜をいれると食感やいろどりもよくなりますね。


煮込み系には麩(ふ)、高野豆腐、切り干し大根などを一緒にいれるといいでしょう。これらは、和風だけでなく洋風のものにもうまく馴染みます。色々なレシピが公開されていますので、ネットで検索してみてはいかがでしょう? 安い食材をプラスして、お腹を満足させましょう。


■家庭菜園

子どもと一緒に家庭菜園もいいですね。ベランダなどで手軽に野菜が作れますよ。トマト、きゅうり、ねぎ、大葉、ハーブ類など季節に応じて作ってみましょう。節約になるのはもちろん、子どもと一緒に観察しながら収穫できて楽しいですよ。


子育て家庭にとって、食費の節約はなかなか難しいですが、知恵と工夫で楽しく乗りきりたいですね。


ファイナンシャルプランナー 福一 由紀

筆者の写真

今後必要になるお金とその準備の方法についてご紹介します。

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