水道代の節約術3 洗濯での節約方法
光熱費や家計の見直しをしているなかで、水道代の節約をしたいと思っています。洗濯での水道代の節約方法について教えてください。
洗濯での水道代節約はまとめ洗いと適量を心がけて。
■洗濯機はこまめ洗いよりまとめ洗いがお得です
洗濯の水道代を節約する場合、毎日こまめに洗うよりも、まとめ洗いの方が節約効果が高いです。
定格容量6kgの洗濯機で容量の4割で洗うケースと、容量の8割程度たまってから洗うケースでは、後者の方が年間の水道代が約3,820円お得になるというデータもあります(省エネルギーセンター家庭の省エネ大事典2012年版)。こまめに洗うよりも洗濯回数を減らすことが効果的ということですね。
出典:資源エネルギー庁ウェブサイト
(http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and
_new/saving/general/howto/cleaning/index.html)
(最終確認日:2016年5月11日)
■まとめ洗いの洗濯物の量は容量の8割程度におさえましょう
洗濯物をまとめすぎてギュウギュウの状態で洗うと汚れが十分に落ちなかったり、乾燥機を使う場合は生乾きになってしまうこともあります。節約のためにまとめ洗いは有効ですが、洗う容量は洗濯機の容量の8割程度におさえるなど、適量にするのが良いでしょう。
■洗剤の入れすぎに注意
お子さんの多いご家庭や、毎日スポーツをしているなど洗濯物がたくさん出る場合にはまとめ洗いが難しいケースもあるかもしれません。ハンガーにかけてよけておくなどして、できるだけまとめ洗いを心がけていても、洗濯の回数が増え、汚れが気になることもあると思います。
そうしたときに注意をしたいのは、洗濯洗剤を多く入れ過ぎないようにすることです。洗濯物の量が増えたり、汚れが強かったりすると洗濯洗剤を多く入れて洗浄力を高めたくなります。しかし、規格以上の洗剤をいれても、残念ながら洗浄力が強化されるわけではありません。洗剤を入れ過ぎてすすぎの回数を増やさなければいけなくなると、かえって水道代が増えてしまうため、洗剤も適量が大切ということになります。
■洗濯機の形状によって使う水の量も変わります
洗濯機の形状によっても使う水の量に影響があります。洗濯槽を傾けてお水を寄せて洗うドラム式洗濯機の方が節水効果は高いと言われています。洗濯機の形状は、設置場所の広さや、洗濯物の取り出しやすさ、乾燥機能をつけるかどうかなど、水道代以外に比較する視点がたくさんありますが、水道代を抑える、という視点で洗濯機を選ぶのも一つの手ですね。
きるだけまとめ洗いで洗濯回数を減らす、洗濯物や洗剤の量は適量を心がけるなどして水道代を節約できると良いですね。
ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢
身近でとりくみやすい「家計の守り方」についてお伝えします。
「お金を守る」と聞くと難しそうと感じる人もいるかもしれません。実はちょっとしたコツや心がけなど身近なところから実践できる節約があります。管理もできるだけ簡単に行える方が良いですよね。 私自身、元々はお金の節約や管理が苦手だったので、できるだけ楽ちんなテクニックを集めてみました。ご自身に合いそうなものから試してみてください。
【URL】 | 風呂内亜矢オフィシャルサイト http://www.furouchi.com/ |
---|---|
【メディア】 | 『めざましどようび』(フジテレビ)、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)など |
【著書】 | 『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社) |
【資格】 | 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者、宅地建物取引主任者 |
※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。