お食い初めの料理に必要なものとは?
お食い初めのお祝いを控えています。お祝いのお料理や食器など何を準備すれば良いでしょうか?お食い初めの料理について教えてください。
漆器を用いて尾頭つきの焼き魚や煮物などを盛りつけるのが一般的
お食い初めとは、生後100日頃に一生食べ物に困らないようにと祈る儀式です。お食い初めでは「祝い膳」と呼ばれる料理を用意します。祝い膳に使用する食器は、正式なものは漆器になります。男児は朱塗りで、女児は内側が朱で外側が黒の漆器になります。
これらお食い初めのときに用いる漆器は、基本は母方の実家から贈るのがしきたりで、赤ちゃんの姓の家紋を入れますが、ご家族や地域によってその方法は異なります。大切な赤ちゃんのお祝い事なので、両家の祖父母にきちんと相談して、みんなでお祝いしましょう。
また最近では、正式な形にこだわらず、その後も実際に使えるような離乳食用のすてきな食器を揃えるところが多いようです。洋風のものや、電子レンジ対応などの離乳食用食器など実用性とデザイン性を兼ね備えた食器を選んであげてもいいかもしれません。他にもレンタルを利用する人も増えてきています。
祝い膳は、尾頭つきの焼き魚、煮物、香の物、汁もの、赤飯か白飯の一汁三菜に、紅白のもちを5個添えたニの膳をつけるのが正式です。そのほか、地方によって習慣があり、「喜ぶ」という意味で「よろこんぶ」の昆布、「歯固め」として、小石などを添える習慣もあります。地域ごとのしきたりが分からない場合は、両親や祖父母などに事前に確認をしておくとよいでしょう。
具体的なお食い初めの方法についてはこちらをご参考にしてください。
「お食い初めの方法とは?」はこちら
https://park.sompo-japan.co.jp/japanda_ch/japanda-ch/kankon/marriage/700082.html
ぜひ、両家のご家族を呼んで、みんなで楽しく赤ちゃんのお食い初めをお祝いしましょう。
マナー研究家 住友淑恵
子供の成長を喜ぶ「お祝い事」について、わかりやすく解説します。
身内や親しい人をお祝いするとき、近い関係だからこそ、気遣いたいと思うものです。その反面、初めての経験に、どのようにお祝いすればよいのか迷うことも多いかもしれません。子どもの誕生と成長は、見守るもの全ての気持ちを温かくしてくれるもの。節目で祝い事をすることは、子どものためだけでなく、周りの大人のためでもあるかもしれません。日本に伝わる祝い事の基本をご紹介し、お祝いのときを皆が幸せに過ごせるようお手伝いをしたいと思っています。
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