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結婚式のゲストに遠方からの出席者がいる時の対応方法とは?

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来年、東京で結婚することになりました。私は地方出身のため、親戚や学生時代の友人を結婚式に招待する場合、遠方からの出席となります。遠方から出席される方へのマナーや、招待する際のポイントを教えて下さい。

遠方からのゲストが心地よく、楽しめるような配慮を!

遠方からのお客様をご招待する場合、基本は招待する側が交通費と宿泊費を全額負担するというのがマナーです。そこを基準にして、あとはそれぞれのお付き合いの関係や、これまでの自分が呼ばれた場合の対応などを考慮して決めることになります。


結婚が決まったら、招待状を発送する前に、お電話をして結婚の報告をし、結婚式に出席してほしい旨をお伝えします。その時、先方からは聞きにくいことでもあるので、こちらから交通費、宿泊費についてどうしたいかを伝えるとよいでしょう。もし全額の負担は厳しく、交通費か宿泊費のどちらかなど負担する場合は、正直にその旨を伝え「それでも出席いただけるなら是非」というようにお誘いしてはいかがでしょうか。


「交通費と宿泊費は負担できないかわりに、ご祝儀は不要です」と言う方もいるようですが、これは招かれた方としては逆に気を遣うことになり、おすすめできません。


結婚式はお世話になった方、これからもお付き合いをしたい方をお招きし、感謝の気持ちを伝えるとともに、二人の結婚を祝福してもらう場だということをベースにして考えてみましょう。


■親族の場合

親族の宿泊については、ホテルでなく自宅や他の親族の家に宿泊してもらうこともあるかもしれません。これまでに親族同志での結婚式の際の慣習があると思いますので、まずは両親に相談をしてみましょう。


■友人の場合

友達同士で、お互いに自分の分は自分で負担する…などの取り決めがある場合は、それにしたがってよいでしょう。そうでなければ、基本は招待者が全額負担がマナーというのをベースに、どのようにするかを検討しましょう。


■会場を選ぶ時に

会場選びの時から、遠方からいらした方が楽しめる場所を選ぶという工夫ができます。新しい話題の施設であったり、東京タワーが見える、浅草や皇居の近くである、など東京ならではの場所であったり、高層階で東京が一望できるなどです。


ホテルの場合は列席の方の宿泊がつくことが多く、格安プランや割引プランが用意されていますので、宿泊の手配が必要な遠方ゲストが多い場合は、その分が割安になります。


時間帯については、土曜日なら午後の時間帯にすれば、土曜日ゆっくり出てきて挙式に参列した後、1泊して東京見物をして帰ったり、日曜日のお昼の挙式なら前日土曜日に観光を楽しんだ後、日曜日に挙式に参列頂くこともできるでしょう。


結婚ジャーナリスト ひぐちまり

筆者の写真

結婚が決まったら必要となる様々なマナ―についてご紹介します。

婚約者のお家へのご挨拶から婚姻届等種々の手続きまで、様々なシチュエーションで「愛される花嫁」になる為のマナ―やコツをご案内します。心配りのポイントを押さえることで、周りから祝福される幸せな花嫁になりましょう。

【URL】 http://higuchimari.jp/
【経歴】 20年間ブライダル事業に携わり、ウエディングプロデュースの先駆者として1万組以上の婚礼を手がける。ブライダルやパーティのマナーにも精通し、2010年には、モナコ王室主催の舞踏会に参加。ブライダルフェアでのトークショーなどを行う。現在はヒロインプロデューサーとしても活躍中で、女性が輝く為の各種講座などを開催。
【著書】 「ウエディングのマナーとコツ」(学習研究社) 「花嫁の手紙お手本BOOK」(大泉書店)など多数

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