成人式での女性の服装とは？

■成人式、女性の和装

和装の場合は、振袖を着るのが一般的です。振袖は未婚の時だけ着用できるものと言われています。流行の柄よりは、長く着られるデザインにしておくと、将来結婚してからも袖をつめて訪問着にできるでしょう。振袖は、未婚の女性にとって、第一礼装です。購入する場合は、ぜひ本人とよく相談をして、その人に似合う、その人らしい服装にすることが何よりも大切です。

■成人式、女性の洋装

洋装にする場合は、落ち着いたデザインのスーツやフォーマルなワンピースなどを選ぶとよいでしょう。服装で大切なことは、「素材」です。実際に触ってみたり、試着をしたりしてみて、光の反射のしかた、部分的に、また全体的にはどう見えるのかなど、色や形にとらわれることなく、素材を吟味しましょう。また、試着して鏡に近づいてみたり離れてみたりして全身を映してみることも必要です。

季節感や流行だけではなく、長く着ることができるのか、なども考慮して選びます。洋装の場合は和装とは違い、フォーマルなスーツやワンピースを選ぶと、その後の人生でもたくさん着る機会があります。年齢により似合う色や形、雰囲気は変わりますが、質のよい品がある洋服であれば、少し年齢を重ねてからでも活用することができるでしょう。

■フォーマルな洋装の選び方

洋装の場合、おしゃれは足し算引き算です。和装と違って、洋装は肌を出せば出すほど、フォーマル感がアップします。イブニングドレスのようなローブデコルテで肩や肌が見えているのはその例ですが、これは夜のファッションです。昼間からだといくらフォーマルといっても品がよいとはいえません。洋服は１８時を境に昼と夜の服装を変えるのが基本です。同じベアトップのワンピースでも、ジャケット、ボレロ、ストールやカーディガンなど、何か羽織れば昼のファッションとなり、夜になると肌を見せることでフォーマル感がアップします。

スカート丈も同様に、長さでイメージが変化します。ひざ丈が最もエレガントなラインと言われ、秘書の制服にも取り入れられています。ひざ丈よりも上がればカジュアルになり、長くなるに従ってフォーマルになっていきます。

■フォーマルな場でのアクセサリー

パールのジュエリーは、大きくなればフォーマルですが、小さければ品がよく、昼間でもつけられます。髪型はアップにすると夜のフォーマルスタイルですし、ダウンスタイルにすれば少しおさえたカジュアル感が出るので昼間のヘアースタイルと言えるでしょう。

公式な場でのファッションは自分に似合うように、また何よりも場に合うようにすることが大切です。普段の生活の中でも、マナーを考えてコーディネイトしたいものですね。