端午の節句のお祝い方法とは?
初めての端午の節句のお祝いを予定しています。鯉のぼりなどの設置するタイミングや料理などについて教えてください
端午の節句のお祝い方法とは?
■端午の節句の由来とは
端午の節句とは、「菖蒲の節句」とも言います。古くからよもぎや菖蒲で厄除けをする習慣がありました。菖蒲を生けるのは菖蒲が邪気を払う力があると言われるからで、菖蒲湯に入る習慣もあります。
そして、菖蒲が「尚武」とか「勝負」に通じるということで、男の子の健康、立身出世を願って祝うようになりました。こいのぼりを飾るのは、中国の「黄河の龍門を上った鯉は龍になる」という伝説があるからと言われており、これも男の子の健やかな成長を祝い立身出世を願うものです。
■端午の節句に用意するもの
こいのぼりや兜を飾るタイミングですが、1か月前~2週間前には飾り、節句を過ぎたら、天気のいい日を選んで片づけるようにしましょう。
端午の節句の祝い膳は、縁起物のちまきとかしわ餅、赤飯などを添え、他にはお子さんが好きなお料理も用意してあげるといいですね。
■端午の節句のお祝い返し
初節句のお祝いは身内からいただくことが多いですが、もし実家からいただいた場合には、お祝いの席に招くようにします。それがお返しになるので、基本的にお祝い返しは不要とされています。しかし、もし遠方の方でお祝いの席に来ることができない場合など、郵送する場合には「内祝い」とし、節句にちなんだお菓子などを子どもの名前で送ります。お祝いにいただいた兜などと共にに撮った写真を添えてお手紙を書くことで、送った方にも喜んでいただくことができるでしょう。
マナー研究家 住友淑恵
子供の成長を喜ぶ「お祝い事」について、わかりやすく解説します。
身内や親しい人をお祝いするとき、近い関係だからこそ、気遣いたいと思うものです。その反面、初めての経験に、どのようにお祝いすればよいのか迷うことも多いかもしれません。子どもの誕生と成長は、見守るもの全ての気持ちを温かくしてくれるもの。節目で祝い事をすることは、子どものためだけでなく、周りの大人のためでもあるかもしれません。日本に伝わる祝い事の基本をご紹介し、お祝いのときを皆が幸せに過ごせるようお手伝いをしたいと思っています。
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