専門家による貧血コラム

現代人のための貧血予防(5) -朝食食べていますか?-

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朝・昼・夕、3食きちんと食事をしていますか?時間がない・食欲がない・食べる習慣がないなどの理由で朝食を食べない方が増えています。特に朝食抜きは貧血の原因の1つ!せっかく鉄分を補給するチャンスを逃してしまっています。

ちょっとした工夫で朝も鉄分補給!

だからと言って、朝から手の込んだ料理をする必要はありません。市販品やお惣菜を上手に利用していきましょう。例えば、朝はトーストとコーヒーだけという方は、食パンをライ麦パンやブドウパンに変えてみて下さい。ライ麦パンは食パンの約2倍、レーズンパンは約1.5倍の鉄分が含まれています。そこに緑黄色野菜を一皿、コーヒーにはたんぱく源である牛乳を加えてカフェオレにしてみましょう。このように、主食におかずを2品以上、たんぱく源と野菜の組合せすると無理なく鉄分が補給できます。
牛乳は調理せずにそのまま摂れるおススメのたんぱく源です。無脂肪乳・低脂肪乳・鉄分強化・カルシウム強化など様々な加工乳があるので、自分の生活スタイルに合わせて選べるのも魅力です。

朝、食欲のない場合は・・・

又、帰宅が遅く、朝、食欲がない方は、夕食に緑黄色野菜と豆腐や鶏肉など消化の良いものを選ぶと、翌朝胃もたれもなくおいしく朝食が食べられると思います。
1日2回の食事では、鉄分はもちろん他の栄養素も不足してしまいます。いつもより少し早く起きて、栄養補給をし、体をしっかり目覚めさせて仕事に挑みましょう!

貧血専門家一覧

※上記の専門家コラムに関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

コラムニスト 小澤知美 (学校法人三友学園 宇都宮栄養専門学校)

筆者の写真

忙しいあなたにもできる貧血予防をご紹介します。

現代人に一番多い貧血は鉄欠乏性貧血。主な症状は、めまい・立ちくらみなどですが、普段からこのような症状があり、異常だと気がつかない方が多いようです。この鉄欠乏性貧血が多い背景には、みなさんの食生活が大きく関わっています。これを機会に、自分の食生活にフィットした貧血予防を見つけてください。

【所属】 学校法人 三友学園宇都宮栄養専門学校
【資格】 管理栄養士、介護食士1級認定

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