車の試乗が重要なわけ
車を購入する際、価格や機能、性能などはカタログで事前に確認できますが、実際の乗り心地やハンドリングの快適さは実車に乗ってみないと分かりません。購入後に「思っていたのと違う」といったギャップを感じてしまわないためにも、試乗をすることをおすすめします。
ただし、一般的な試乗時間は15分から20分程度で、決められたコースを走るのみです。限られた時間の中で、あらかじめチェックしたいポイントを意識して試乗することが大切です。
試乗で必ずチェックしておきたいポイントとは
ここでは試乗時に必ずチェックしておきたいポイントについて、解説します。
小回り性能
狭い路地や駐車場で小回りが利いて運転しやすいことは、日常的な使い勝手に直結します。ハンドル操作の重さや、旋回時の体の傾きなどをチェックしましょう。ディーラーが用意している試乗コースは広くて綺麗に舗装された路上が多いため、小回り性能の確認が難しそうな場合は少し細い路地を運転できないかどうか尋ねてみるのも良いかもしれません。
加速性とブレーキの具合
高速道路の合流時や、道路の渋滞などで加速性やブレーキの具合が問われる場面は多くあります。どれくらいの踏み込みで加速するのか、ブレーキの利きはどうかなど、十分にチェックしておきましょう。
視界の良さ
前方だけでなく、横や後方の視界の良さも重要です。見え方に違和感があれば、事故に繋がりかねません。また、試乗の際にバックも体験させてもらえるようであれば、後方の見え方やバックしたときの感覚を確かめておくと良いでしょう。メーターの見やすさや分かりやすさについても、あわせて確認することをおすすめします。
静粛性
走行中のエンジン音や道路からの振動音など、静粛性が高いかどうかもチェックポイントです。音楽を聴きながら走りたい方は、スピーカーの音質にも注目しましょう。
後部座席の快適性
意外と忘れがちなのが後部座席の快適性です。家族や知人を乗せる予定がある場合は、後部座席の広さや座り心地なども確認しましょう。また、アウトドアなどでそれ相応の荷物を積もうと考えているのであれば、収納スペースの広さも確認しておきましょう。
試乗するまでの流れや当日の服装について
試乗するまでの一般的な流れは以下の通りです。
- 試乗車の予約を入れる
- 試乗日に店舗を訪れる
- 試乗し意見交換をする
特に人気がある車種は先まで予約が埋まっている可能性が高いため、試乗を決めた時点でなるべく早く予約を押さえることをおすすめします。試乗後の意見交換時には疑問点や不安点について漏れなく質問するようにしましょう。
また、試乗時に必ず持参するものは運転免許証です。原則、運転免許証以外に必要な物はありませんが、前もって確認しておくことをおすすめします。服装は普段通りで問題ありませんが、ヒールやサンダルなど運転に不向きな履き物は避けるようにしましょう。
試乗できちんと確認しよう
車は高額な買い物です。少しでも後悔のないよう、試乗は欠かせない重要な機会となります。限られた時間の中で、乗り心地やハンドリング、視界、静粛性など、各種チェックポイントをしっかり確認するようにしましょう。そうすれば納得のいく1台に出会えるはずです。
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