カーリース人気が高まっている
カーリースの契約台数は年々増加傾向にあり、JALA(一般社団法人 日本自動車リース協会連合会)の調査によれば、2021年(令和3年)に新規で購入された車のうち15.29%がリース車となっています。10年前の2011年は10.80%であったことからも、リースが広まりつつあることがわかるでしょう。一昔前までカーリースといえば会社など法人が利用するものといったイメージがあったものの、近年は個人向けにさまざまなサブスクリプションサービスが展開されており、個人向けのカーリースに注目が集まるようになったと考えられます。
そもそもカーリースとは
カーリースとは自身が選んだ車をリース会社が購入し、一定期間貸し出しを受ける形で、マイカーのように利用することができるサービスです。利用者は契約したリース会社に月々一定のリース料金を支払います。毎月のリース料金は車両の本体価格から契約期間終了後の車両価値(残価)を差し引いて設定されるため、ローン購入に比べて割安な料金になるケースが多いです。
また、車両本体価格以外にかかる税金などの諸費用部分も月々支払うリース料金に含まれるため、頭金不要で気軽に新車に乗ることができます。レンタカーは所定の場所あるいは店舗まで返却しに行かなければなりませんが、カーリースでは借りた車をマイカーと同じように自身の駐車場等で管理できるのも特徴です。
カーリースのメリット
カーリースを利用する主なメリットは以下の通りです。
- 初期費用および月々の出費を抑えられる
- 短期間で乗り換えることができる
- メンテナンス費をはじめ諸費用がかからない
- 車種の選択肢が豊富
それぞれについて、解説します。
1. 初期費用および月々の出費を抑えられる
新たに車を購入しようと考えた場合、一定の頭金を用意する必要があります。しかし、カーリースであれば頭金0円で済むほか、登録時にかかる諸費用なども必要ありません。車を購入する場合と比較して初期費用の負担が非常に軽く、月々のリース代だけで車を利用できます。
2. 乗り換えの手続きが簡単
購入した車を新しい車へ乗り換えようと考えた場合、一般的には車の下取りや買取、また廃車手続きなど各種手続きを踏む必要があります。それらの手続きに相応の労力や時間が取られることはもちろん、新車を購入するための初期費用や登録費なども用意しなければならないでしょう。一方、カーリースであればそれらの面倒な手続きは一切不要です。リース契約が満了した時点でリース車両をリース会社に返却し、新しいリース車両の契約手続きを行うだけで済みます。よって、時間や労力を取られることなく新車へ乗り換えができるほか、初期費用の負担もなく、その点では購入と比較してメリットが多いでしょう。
3. メンテナンス費をはじめ諸費用がかからない
先にも述べたように、カーリースではマイカー購入と比較し、税金や自賠責保険、また諸費用などを負担する必要がありません。もちろん、リース会社や契約内容によって差はありますが、一般的にはそれらはすべて月々の定額利用料に含まれているため、諸費用にかかるコスト削減が期待できるでしょう。
4. 車種の選択肢が豊富
リース会社によって取り扱い車種に差はありますが、ほとんどのリース会社ではさまざまな車種を取り扱っており、新車購入と同様に車を選ぶ楽しさを感じることができます。車を利用する目的、家族構成など自分のニーズに見合った車を選択できるほか、なかなか手を出しにくい高級車なども選びやすくなります。
手続きの簡便さ
カーリースはオンラインで申し込みできる場合がほとんどであり、自宅から簡単に手続きが行えます。DeNA SOMPO Carlifeが提供するカーリースサービス「SOMPOで乗ーる」を例に、手続きおよび申し込みのステップについて取り上げてみました。
- ホームページから問い合わせる
- 車を選ぶ
- 希望のプラン内容で審査を行う
- (審査に通過後)契約手続きを行う
- 納車
また、「SOMPOで乗ーる」では専任担当者が自身にあったプランを提供してくれるほか、車の試乗も可能です。
カーリースを考える際に留意すべきポイント
カーリースは便利なサービスである一方、留意すべきポイントがいくつかあります。
- 原則として途中解約はできない
- 走行距離が決められている
- 任意保険は自身で加入する必要がある※
※「SOMPOで乗ーる」では保険があらかじめ組み込まれたプランも用意されています。
カーリースは長期契約が前提になっていることもあり、原則として途中で解約することができません。万が一途中で解約する場合、リース会社ごとに定めた違約金を支払わなければならないケースも多いことから、前もって違約金等について確認しておくことをおすすめします。また、カーリースは契約時に走行距離を設定し、それを超える走行を行った場合には追加料金の支払いを求められます。契約時に利用頻度などを考慮し、適切な走行距離を設定することが大切です。
そして、保険についても注意が必要です。基本的にカーリースでは自賠責保険しか付帯していないため、自身のケガや車の修理は補償対象に含まれていません。そのため、任意保険への加入を検討すると安心でしょう。
カーリースでよくある疑問とその回答
ここではカーリースでよくある質問とその回答について、紹介します。
Q.カーリースが向いている人って?
カーリースは初期費用をかけずに車に乗りたい人や、乗る頻度が少ない人、上位グレードの車をお得に楽しみたい人などに向いています。
Q.カーリースの審査は厳しいの?
一概にいうことはできませんが、一般的にマイカーローンの審査はそれほどハードルが高くないといわれています。
Q.カーリースの契約期間はどのくらい?
カーリースの契約期間は一般的に3~5年といわれています。カーリース会社によっては7年や11年といった長期のプランを用意しているところもあるため、利用前に複数社を比較検討するとよいでしょう。
おわりに
今回の記事ではカーリースの概要やメリット、また利用にあたって留意しておきたいポイントについて解説しました。カーリースは毎月定額で新車に乗れるサービスとして、昨今人気が高まっています。契約期間も自由に設定できるほか、メンテナンスや諸費用もかからないことから、コスト面での不安から車の購入を迷っている人にはぴったりのサービスといえるでしょう。
DeNA SOMPO Carlifeが提供するカーリースサービス「SOMPOで乗ーる」では、車のグレードやオプションに制限がないほか、取り扱いメーカーも豊富に取り揃えています。興味がある方は、この機会にぜひ一度ご検討ください。
※このコラムでご案内した内容は概要を説明したものです。詳細につきましては、取扱代理店または引受保険会社までお問い合わせください。