外がさほど暑くなくても…
気温が25度以上になるような暑い日に、車内が高温になるのは当然ですが、外がさほど暑くない日でも車内は危険な温度まで上がってしまうことがあります。
一般に20~25度くらいの気温は外で過ごすのが快適か、せいぜい運動すれば汗ばむ程度の陽気ですが、そんな日でもエアコンをかけずに締め切っていると車内の気温は短時間で40度を超えてしまうことも…。
たとえ外が暑くなくても、車内に子どもやお年寄り、あるいは寝ている人などを置き去りにするのは危険です。
大きい車は温度が上がりにくいという誤解
軽自動車に比べて大型ワゴンなど大きい車は車内に存在する空気が多いから温度が上がるのに時間がかかる…そう思っている人もいるかもしれません。
しかし実際にはあまり相関はなく、むしろ大きい車ほどフロントガラスの面積が大きいため温度が上がりやすい場合すらあります。
車の大きさに関わらず油断禁物です。
ダッシュボードに置いてはいけないもの
車内でもっとも温度が上がりやすいのはダッシュボードで、70度を超えることも珍しくありません。
そんなダッシュボードに、ライターや炭酸飲料、スプレー缶などを置いてはいけないのはご存知の方も多いと思いますが、意外に見落としがちなのが除菌スプレーです。最近はコロナ禍の影響もあり車内に除菌スプレーを常備する人も増えていますが、多くの除菌スプレーにはアルコールが含まれていて、高温の場所に置いていると非常に危険。
ダッシュボードの上はもちろんのこと、車内放置は避けるべきです。
そのほか子どものおもちゃでも溶けてしまうことがあり、基本的にはダッシュボードには何も物を置かないのが安全です。
また、70度超ということは触れば普通にやけどをしてしまう温度ですから、日中に駐車していた車に乗り込む際は、エアコンが効いて温度が下がる前に子どもが触ってしまわないよう気をつけましょう。
編集/サンキュ!編集部