遊び終えたら、グイッと一杯!手軽に作れてお酒が進むおつまみレシピ
「外で飲むお酒が大好き」、そんな人は少なくありません。たくさん遊んだキャンプでの夜に作りたくなる野外でもかんたんに作れる絶品おつまみをご紹介します!
教えてくれたのは
三浦夏美さん
ウルトラトレイル・マウントフジの姉妹レースに出場するなど、山を走るのが好きな2児の母。簡単かつ家庭料理とは思えないレシピをひらめいたり、飲食店で食べたものを家で再現するなどアイデアと腕はアウトドア関係者の界隈で有名!
家で食べているものを外ごはん用にアレンジ
〝超〞のつく料理上手としてアウトドア業界の一部で知られた存在である2児の母・三浦夏美さん。今回レシピ考案を依頼したことで、高校時代に所属したワンゲル部の活動を思い出しながら、久しぶりに外での食事を考えたそうです。
「今回のレシピは、普段家で食べているものを外ごはん用にアレンジしてみたものです。食事って圧倒的に家で食べることが多いので、普段使わない食材や調理法をキャンプ場に持ち出すのは不安ですよね」
食材が軽く、なるべく日持ちし、燃料も少量で手順も簡単。なによりおいしい。そんな条件をクリアし完成したのが今回のすばらしいレシピです。
「最初に思いついたのは2種類のディップ。普段もサーモンやそら豆のディップを作るので、キャンプ用に食材を置き換えてみたらうまくいきました」
いかくんのおつまみは、普段はセロリといっしょに浅漬けにするものをアレンジ。
「ちなみに、コツをふたつ伝えると、まずきちんと塩を効かせること。とくに夏は汗もかくので減塩を意識せず、しっかり味をつけてみてください。つぎに家での料理にもいえることですが、いかくんやカルパスみたいに主張や味が強いものを使うと、料理として味が締まります。ベーコンやアンチョビ、パルメザンチーズなんかもそう。とりあえず入れておけばそれっぽい味になります(笑)。キャンプでも使える食材だと思いますよ」
火器不要!パッと作れる最短おつまみ
レシピ1:いかくんコチュジャン
イカを薫製した“乾きもの”の大定番が少しの調味料で本格おつまみに大変身。ふわりと漂う薫香、ナッツの歯ごたえにコチュジャンがよく合います。だれかがビールを買いにいっているあいだにできる超簡単レシピです。
材料 (2人分)
いかくん…軽くひと握り
カシューナッツ…大さじ1
コチュジャン…小さじ1
マヨネーズ…小さじ1
ハチミツ…少々
ゴマ油…小さじ1
作り方(調理時間:2分)
いかくんを食べやすい大きさにちぎり、カシューナッツ、調味料とよく混ぜ合わせる。
POINT
「いかくんは小さめに手でちぎるほうが小さな器内で混ぜやすいです。コチュジャンは辛いのが好きな人はたっぷりめで。ハチミツもそうですが、市販されている小分けタイプがキャンプでは便利です」
注目食材:いかくん
コンビニなどどこでも買える「いかくん」。三浦さんはいかくんをセロリと浅漬けにするなど家でも活用しているんだとか!
レシピ2:中華風和え物 麻辣クラッカー添え
大量の乾燥ネギをゴマ油の水分で戻し、塩味としてカルパスとザーサイを和える超時短おつまみ。今回使っためずらしいクラッカーは輸入食品店「カルディ」で夏美さんが発見しました。ぜひ入手を!
材料 (2人分)
カルパス…5本
乾燥ネギ…大さじ2
ザーサイ…適量
ゴマ油…適量
麻辣クラッカー…2枚
作り方(調理時間:2分)
カルパスとザーサイを細かく切り、乾燥ネギ、ゴマ油とともに混ぜる。
POINT
「主役食材は乾燥ネギです。すぐ食べたいところですが、少し置いておくとしっとりして風味が増します。麻辣クラッカーがないときはゴマ油にラー油を加え、普通のクラッカーでもOK!」
注目食材:カルパス
行動食にもなる細身のセミドライソーセージ。サラミのようにも腸詰めのようにも使えると三浦さんお気に入りの食材。
レシピ3:そら豆のディップ&サーモン風魚肉ディップ
普段から夏美さんが家で作るディップをキャンプ用にアレンジ。人気スナックにクリームチーズをプラスするだけでまったく別の食べものになるから驚き!
材料 (2人分)
クラッカー…5枚
そら豆のディップ
ミーノ…1袋
クリームチーズ…小分け1 ~ 2個
カルパス…3本
オリーブ油…適量
ニンニクチップ…お好みで
塩…お好みで
サーモン風魚肉ディップ
魚肉ソーセージ…1/2本
クリームチーズ…小分け1 ~ 2個
乾燥ディル…好みの量
コショウ…少々
オリーブ油…適量
レモン汁…適量
塩…お好みで
作り方(調理時間:5分)
そら豆のディップ
①ミーノは袋の中でつぶし、カルパスは細かく切る。すべての材料を袋の中でよく混ぜる。好みで塩で味を調え、クラッカーを添える。
魚肉ディップ
①魚肉ソーセージは密閉袋でなるべくペースト状になるまでつぶす。材料をすべて入れ、さらによくつぶしながら混ぜる。好みで塩コショウで味を調え、クラッカーを添える。
POINT
「そら豆のディップは製品パッケージの中で作れてしまうのでお手軽です。ディップの固さはクリームチーズとオリーブ油の量で調整するといいですね」
注目食材:カルビー「ミーノ」
そら豆を丸ごと素揚げし、塩のみで味つけ。コンビニ限定商品でしたが、最近はスーパーでも入手できます。
文◎福瀧智子
写真◎田渕睦深
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