スマホのガラスフィルムの剥がし方にはコツがある!
プラスチック製の保護フィルムは柔軟性があるので、剥がすのはそこまで難しくありませんが、ガラスフィルムは保護フィルムに比べると厚みがあって硬いため、剥がすのに少しコツがいります。
無理矢理剥がすのはNG
まず、スマホからガラスフィルムを無理矢理剥がすのはおすすめできません。定期的に張り替えることが推奨されているとはいえ、ガラスフィルムは日常的に使っていても剥がれないような接着剤で張り付いています。
無理矢理剥がそうとするとスマホの画面に傷をつけてしまう危険性があるだけでなく、怪我をしてしまう場合もあるので注意しましょう。
SIMピンやカードを使って剥がすのがおすすめ
ガラスフィルムをスマホから剥がす際は、道具を使うのがおすすめです。インターネット上ではいろいろな道具が紹介されていますが、今回オススメしたいのはSIMピンやカードを使った剥がし方です。
SIMピンとは、スマホからSIMカードを抜き取る際に使う道具で、スマホ購入時の箱を見ると必ず付属しています。
カードはトランプなどが便利です。もしご自宅になければ100円ショップなどでも購入できます。
実際の剥がし方は、このあと写真付きで紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
スマホの状態や目的別に解説!ガラスフィルムの上手な剥がし方
では、スマホからガラスフィルムを上手に剥がす方法を紹介していきます。剥がしたガラスフィルムを再利用するのか否か、ガラスフィルムがきれいな状態か、割れているのかによって、少しずつコツが異なりますので、実際の写真付きで説明しますね。
まずは基本!スマホを傷つけずにガラスフィルムを剥がす方法
では、ガラスフィルムの上手な剥がし方を紹介していきます。まずはガラスフィルムを再利用しない場合の剥がし方です。
道具はSIMピンを用意してください。
フィルムの角にSIMピンの丸い柄を差し込んで、ガラスフィルムを浮き上がらせます。
ガラスフィルムを再利用しない場合は、剥がしている最中に多少ガラスフィルムにひびが入っても問題が無いので、テコの原理でガラスフィルムを浮かせながら、SIMピンで剥がしていきましょう。
剥がしたガラスフィルムを再利用したい場合
ガラスフィルムを再利用する場合、一番避けたいトラブルは、剥がす途中でガラスフィルムにひびが入ってしまうことです。カードを使って剥がしていくと、ひびが入りにくいので、おすすめです。
ガラスフィルムを剥がしたいスマホとカードを準備したら、四つの角のどこでもいいのでカードをスマホの画面とガラスフィルムの間にすべり込ませます。
スマホ上部にカードをすべりこませ、カードをスマホ画面と重ねながら、ゆっくりとガラスフィルムを浮かせていきましょう。
まとめて一気に剥がそうとせず、一辺ずつ剥がしていくのがおすすめです。上部がある程度剥がれたら、カードをサイド側に移し、ゆっくりと剥がしていきましょう。
下部のボタン周りのガラスフィルムが割れやすいため、最後まで気を抜かないことが大切です。
割れたガラスフィルムを剥がす場合
貼ってあるガラスフィルムにひびが入ってしまった場合は、綺麗な状態のガラスフィルムを剥がすよりも注意が必要です。
ひびが入っている場合、爪でひっかけて剥がそうとすると、割れていない状態よりも怪我をしやすいので厳禁です。
先ほど紹介したカードをすべりこませる方法も有効ですが、うまく入らない場合は、ナイロン製の釣り糸などを差し込んで剥がすのも有効です。
ドライヤーやカッターナイフを使う方法はオススメしません
ここまで、SIMピンやカードを使ってガラスフィルムを剥がす方法をご紹介してきました。その他、Web上ではドライヤーやカッターナイフを使って剥がす方法が紹介されているのを見かけますが、正直おすすめできません。その理由を解説します。
ドライヤーの熱はフィルムやスマホを痛める原因に
ドライヤーを当てると、熱によってガラスフィルムの粘着力を弱めることができるため、理論的には剥がしやすくなります。ただ、高温のドライヤーを使うことでフィルムが変形して溶けてしまい、スマホの画面から剥がれにくくなってしまうことがあります。
さらに、スマホの基板が熱によってダメージを受けてしまうこともあります。ドライヤーの使用はやめておきましょう。
ドライヤーの冷風でフィルムを浮かせる方法は埃が付着しやすい
ドライヤーの温風ではなく冷風を使って、フィルムを浮かせる方法を紹介しているケースもあります。確かに冷風を使えばフィルムが変形することはありませんが、フィルムに埃などがついてしまい、再利用はできなくなる可能性が高いです。
カッターナイフやマイナスドライバーは画面に傷がつきやすい
ガラスフィルムを剥がす道具として、カッターナイフやマイナスドライバーは使わない方がよいでしょう。カッターナイフとマイナスドライバーは、スマホの画面に傷をつけてしまうリスクが高いです。さらに、カッターナイフで怪我をしてしまうこともあります。
カッターナイフやマイナスドライバーではなく、SIMピンや他の代用できそうな安全な道具を使うことをおすすめします。