現地の情報
・言語
タイの公用語はタイ語です。バンコクやプーケット、パタヤなど観光客が多く訪れるエリアでは、英語が通じやすいですが、ローカルな場所ではほぼ通じません。言語に自信のない方は、翻訳アプリなどを入れておくと安心です。
タイ語の挨拶は、自分が男性なら「サワディーカップ」、女性なら「サワディーカー」。時間は関係なく1日中使えますので、ぜひ挨拶してみてください。
・気候
タイは年間の平均気温が約29℃の常夏の国。季節はほとんどの場所で乾季(11~3月)、暑季(4~5月)、雨季(6~10月)の3つに分かれます。
ベストシーズンは乾季の11~3月。雨が比較的少なめで気温も落ち着いているため、観光に最適です。暑季の暑さは厳しく、気温が40℃近くまで上がることも。雨季には1日に1~2回、激しいスコールが降りますが、雨が1日中降り続くことは稀です。雨の止んだ時間を活用し、普段は観光客で混み合っているタイを、人の少ない時期にじっくり巡ってみるのもおすすめです。
また、バンコクから750km程離れているリゾート地のサムイ島は、タイのほとんどの他エリアが雨季の時に乾季となります(2~9月が乾季、10~1月が雨季)。この時期に旅行する場合は、サムイ島へ訪れるのも良いでしょう。
幻想的な無数のランタンで人気のチェンマイのコムローイ祭りは、旧暦の12月(現在の暦では10月、11月)に行われます。毎年開催日程は変わるため、旅行の際は最新の情報をご確認ください。
・交通機関
タイの首都バンコクには、BTS(高架鉄道)、MRT(地下鉄)、バス、タクシー、船、屋根つき三輪タクシー「トゥクトゥク」など、様々な移動手段があります。BTSやMRT等の鉄道は、程よい間隔で運行しており観光に便利です。
一方、チェンマイやプーケット、サムイ島などの地方では公共交通機関は発達しておらず、基本的に車(タクシー、GRAB)や、トゥクトゥクを利用して移動します。
トゥクトゥクの料金は乗車前の交渉次第で大きく変動します。渋滞の多いタイの道路も楽々と進むことができるので、タイを訪れたらぜひ一度乗ってみてください。
・変換プラグ
電源プラグはA・BF・Cタイプの3種類で、メインに使用されているのは日本と同じAタイプ。BF・Cタイプの場合は変換プラグが必要です。タイのホテルには3タイプとも使用できる汎用型のコンセントが設置されていることが多々ありますが、念の為変換プラグを持っていきましょう。
電圧は220Vと日本より高くなっていますが、最近の電化製品は世界各国の電圧に対応した製品が多く、スマートフォンやカメラといった一般的な旅行で使う電化製品には基本的に変圧器は必要ありません。
渡航のための情報
・VISA
30日以内の観光目的の滞在の場合、日本国籍保持者であればVISAなしで入国することができます。ただし往復の航空券又は他国へ出国する航空券等を所持している事が条件です。
※詳しくは在東京タイ王国大使館のサイトをご確認ください。
※時期によって追加で申請が必要になることがありますので、渡航前に必ず最新の必要手続きをご確認ください。
・おすすめの持ち物
濡れても良い素材のサンダル - 雨季はスコールで道路が冠水することがあります。水や汚れをはじく素材のサンダルがおすすめです。
ウエットティッシュ - タイのレストランでは、おしぼりをもらえることは少ないです。また、トイレにハンドソープがおいていない場合もありますので、除菌タイプのウエットティッシュを持っていると安心です。
羽織り物 - 薄手の羽織り物を1枚持ち歩いていると、クーラーで冷える室内や、寺院など肌の露出が禁止されているところで羽織ることができ便利です。スコールで濡れてしまった際の着替えにも役立ちます。
・その他注意事項 宗教上のマナーについて
信仰心の厚いタイ。神聖な場所である寺院では、ノースリーブやミニスカート、ショートパンツ、背中のあいた服など肌の露出の多い服は禁止されています。ビーチサンダルやヒールの高い靴、サングラスや帽子もNGです。
また、仏像よりも高い位置に立つことは禁じられています。そのため、有名な木に埋まった仏頭「ワット・マハタート」で写真を撮る際は、仏頭より頭が下になるようしゃがんで撮るのがベター。
その他にも、女性が僧侶に触れるのは禁止、など様々な宗教上のマナーがありますので、敬意を払った行動を心がけましょう。
まとめ
オリエンタルな魅力が溢れる、観光大国タイ。
基本情報を前もっておさえ、持ち物や服装、旅行計画に少しでもお役立ていただけると幸いです。
皆さんのタイ旅行の参考になりますように。