ホノルル国際空港に到着してから、入国審査、出口までの流れとは Q

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今度の休みに、初めてのハワイ旅行を計画しています。日本からオアフ島に行き、ホノルル国際空港を利用する予定ですが、初めてのことなので入国までの流れがわからず不安です。ホノルル国際空港に到着してから、空港を出るまでの流れを教えてください。

パスポートと税関申告書を用意して、空港職員に従えば、英語はできなくても大丈夫!

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初めての海外旅行で、最も緊張するのが入国手続きの瞬間です。なにを聞かれるのか、質問が聞きとれなかったらどうしよう、ちゃんと答えられるかしら…、など不安は尽きません。

でも、心配はいりません!観光客の出入国が多いハワイでは、パスポートときちんと記入された税関申告書があれば、よほどのことがないかぎりスムーズに入国できます。日本語で応対してくれる係員も多く、言葉の問題もほとんど心配ありません。
到着から入国までの流れと注意点をご紹介しますので、事前にイメージしておくといいですね。

【 1 】ホノルル国際空港に到着

「税関申告書」(機内で配布、ツアー会社が用意してくれることもあります)への記入を済ませておきましょう。到着後、入国審査を待つ間に記入してもかまいませんが、記入漏れ、間違いがないかなどチェックしておくと安心です。

飛行機を降りたら空港職員の誘導に従い、動く歩道付き連絡通路かシャトルバスを利用し、メインターミナル3階へ移動します。

【 2 】入国審査(Immigration)

2階の到着ロビーへ降りると、入国審査(Immigration)があります。
「Non-resident(非居住者)」と「Resident(居住者)」のレーンに分かれているので、旅行者は「Non-resident」の列に並びます。日本からのフライト到着時刻は混雑していることが多いので、ここでも空港職員の指示に従いましょう。

順番が来たら、係員がいるカウンターに進み、パスポート、税関申告書、帰りの航空券を提示します。住所が同じ家族は一緒に、友人同士の場合は1人ずつ審査を受けます。

滞在日数、入国目的などについて簡単な質問がありますが、慌てずにゆっくり答えれば大丈夫。日本語で質問してくれる係員も多く、わからない場合は日本語ができる係員を呼んでくれます。

指紋採取と写真撮影後、入国審査終了です。

【 3 】荷物受け取り(Baggage Claim)

日本の出発空港であずけた荷物をピックアップします。
「Baggage Claim」の表示がある方向に向かい、自分が搭乗したフライトナンバーが表示されているターンテーブルの前で荷物が出てくるのを待ちます。

ターンテーブルからは係員が荷物を下ろして並べてくれるので、自分で下ろす必要はありません。並べられた荷物の中から自分の荷物を探しますが、色や形が似たものも多いので、とり間違いにはくれぐれも注意しましょう。荷物が揃ったら、税関へ向かいます。

万が一荷物が見つからなかったら、航空会社のスタッフにクレームタグ(日本の空港で荷物をあずけた際にもらったタグ。航空券の半券の裏、ウェブチェックインの場合はプリントアウトしたチケット控えに貼り付けてあります)を見せて、荷物が見つからないことを伝えます。その場で見つからなかった場合、滞在ホテルへ届けてもらうよう依頼できますので、宿泊するホテルの名前と住所はすぐに出せるように準備しておきましょう。

【 4 】税関申告、通関手続き(Customs Declaration)

荷物受けとりと同じフロアに税関があるので、パスポートと税関申告書を提示し、荷物のチェックを受けます。

【 5 】出口(Exit)

「出口」(Exit)は左右に分かれているので、それぞれの目的地にあわせて正しい出口を確認しましょう。左は団体用出口、右は個人用出口となっています。

出口にいる係員にパスポートを見せ、税関申告書を渡したら、入国手続き終了です。一旦出口を出てしまうと後戻りはできませんので、忘れ物がないかのチェックや、同行者がいる場合は一緒に出口を出るか、もしくははぐれた場合の待ち合わせ方法を確認しておくと安心です。

補足:自動化ゲートを利用する場合
ホノルル国際空港の入国審査には、2016年6月より自動化ゲートが導入され、入国審査が簡単になりました。ハワイは初めてでも、同じパスポートで過去にアメリカ本国に入国したことがある場合、端末でセルフチェックインが可能です。タッチパネルには日本語の案内表示があり、使用方法がわからない場合も係員が親切に教えてくれるので安心です。

筆者の写真

情報提供 永田 さち子

ライター&エディター。スキー雑誌の編集を経てフリーに。国内外の旅、食、ライフスタイルをテーマに執筆。著書に、『自然のしごとがわかる本』(共著・山と溪谷社)、『よくばりハワイ』シリーズ(翔泳社)、『ハワイを歩いて楽しむ本』(実業之日本社)他がある。

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