「モノがあふれてしまって収まらない」とはよく聞くお悩みですが、ちょっと考えてみましょう。モノはどこからか湧いてくる訳ではありません。
モノの総量とは
「家の中のモノの総量」は、「家に入ってきたモノ」-「家から出て行ったモノ」。 「減らす」だけでは、環境にもお財布にも損ばかり。「増やさない」工夫も大切です。
例えば「もらわない」。多くの方が困っている「紙袋」は、もらう量が使う量と同じ程度になれば、本来たいした収納スペースはとりません。エコバッグを持ち歩けば断る事ができるのです。食器棚も「もらったから使っている」だけの、愛着も何もないロゴ入りの品があふれていませんか。「タダでもらえるモノ」は、自分の好みにピッタリでなければお得どころかストレスにしかならない事を、私達はそろそろ気づいてもいい頃でしょう。
増やさないための工夫
例えば「代用する」。先日、保育園で使う布団カバーが必要になり、「いつか使うかも」と、何年も保管していたお客様用シーツを作りかえました。新たな出費もなく、収納スペースも空きました。
例えば「借りる」。一度見れば満足なDVDや本は、レンタルする方が買うよりもお得。所有するのは何度も楽しむモノだけにすれば、お金も収納スペースもかかりません。
本当に欲しいモノを我慢しなくても、なんとなく増やしていたモノを見直すだけで、きっと今よりもずっと快適に暮らせる事でしょう。