家具などに貼ってしまったシールをはがす方法とは?
幼稚園児の子どもが、家具などにシールをたくさん貼ってしまいます。はがそうとしてもきれいにはがれず、跡が残ったりベタベタになってしまいます。跡を残さずにシールをはがす何かいい方法はありますか。
シールをドライヤーで温めてから、はがしてみましょう。
■ドライヤーを使ったシールのはがし方
シールの粘着力は、温度が上がるとともに弱まります。まずはシール部分にドライヤーの温風を当てながら、ゆっくりとはがしてみましょう。はがれてくるところが見つかったら、接着面の方に温風を当てて、進めていきます。木製の家具など、水や洗剤などを使うことで傷やシミを残したくない場所に最適な方法です。
■水を使ったシールのはがし方
水で濡らしても問題ない場所であれば、水をたっぷりと含ませたティッシュペーパーなどでシールを覆い、さらにその上をラップで覆います。シールの表面にカッターなどで軽く傷をつけておくと、粘着面まで水分が浸透してはがしやすくなりますが、下の素材まで傷をつけないよう気をつけてください。お湯の方がより粘着力を弱める効果がありますので、なかなかはがれないときには試してみましょう。10分ほど置いてから、はがします。
水やお湯だけでははがれないときは、食器用の中性洗剤を薄めたものを使うと、界面活性剤の効果ではがれやすくなりますが、シミにもなりやすいので、使用箇所には気をつけましょう。
また、市販のシールはがしも効果的です。ただし、こちらもシミが残ってしまうことがあるので、説明書をよく読んで正しく使用してください。
はがすときにはスクレイパーやプリペイドカードのような薄いカード状のものがあると便利です。はがれたところに差し込み、少しずつめくっていきます。手で引っ張るよりもシールが途中でやぶれることが少ないため、跡も残りにくく、素材にも傷をつけずにキレイにはがせます。爪や指を痛めてしまうのも避けることができます。
■シールをはがした後のベタ付きを取る方法とは?
シールのべたつきや跡が残ってしまったときは、水を含ませたメラミンスポンジでこするとよく落ちます。ただし、鏡や大理石、ワックス加工された床などには細かい傷がついてしまうことがあるため、使ってはいけません。そういった箇所は消しゴムでこすったり、布テープを何度も貼ったりはがしたりを繰り返すと落ちていきます。傷や跡を残さないようにていねいに根気よくやってみてください。
暮らしのコラムニスト 河野真希
暮らしの中の“困った”を解決するお手伝いをします。
WEBや雑誌等を通じて、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案しています。暮らしの中で突然起こるトラブルをすばやく的確に解決して、毎日を安全・安心に過ごしましょう。
【URL】 | 河野真希オフィシャルサイト http://kawano-maki.net/ |
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【メディア】 | 「MEN'S NON-NO 」(集英社)、「女性セブン」(小学館)、「月刊SPA」(扶桑社)、日本経済新聞、朝日新聞、「ズームイン!!SUPER」 (日本テレビ)出演など多数。 |
【著書】 | 「ひとり暮らしの季節ごよみ」(祥伝社) |
【監修】 | 「はじめよう!気持ちのいい暮らし」(PHP研究所)、「これで解決!ひとり暮らしのQ&A」(主婦の友社)他 |
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