ウィンカーが故障時の対処方法とは?
最近、父の車のウィンカーの調子が悪いらしく、点いたり点かなかったりする時があるそうです。今、修理工場で点検してもらっています。そこで、もし、走行中にウィンカー(方向指示器)の故障が原因で点滅しなくなった時はどのように対処すればいいのでしょうか?
右ウィンカーなら窓を開けて手を出して合図しましょう
ウィンカーの故障は重大な事故を起こす原因となります。方向指示器が使えない場合は自動車を速やかに停止させ、修理工場まで牽引することが正しい処置でしょう。しかし、どうしても移動しなければならない必要があるなら、自己責任で十分に安全に配慮して走ることになります。
その場合、右にウィンカーを出すなら手で合図できますが左ウィンカーは手が届きません。助手席に同乗者が座っていれば手を出して合図を手伝ってもらえます。同乗者がいなければ、運転しながら右手を真横水平にあげ、肘から上を垂直に折り曲げ合図します。
あるいはブレーキランプをこまめに点灯させて異常事態を後続車に知らせることもいいかもしれません。手を出すときは肘を曲げて手を高い所に向けましょう。接近して走る他車やオートバイに手があたると大けがする可能性があります。とにかく車線変更や右左折の合図をすることが大切です。
ところでウィンカーが故障してもハザードランプは使えるかもしれませんね。そこでハザードランプのスイッチを押してみて、点灯するかどうか確認しましょう。もし、点灯するならハザードランプを使って異常を知らせることもできます。
今回の質問はウィンカーが故障したときどうするのかというものですが、ウィンカーの故障はどうやって分かったのでしょうか。夜間なら壁の反射などでウィンカーが正しく動作しているかどうか分かりますが、日中では分かりにくいでしょう。そこでコンビニの駐車場などを利用し、ガラスに映るウィンカーの点灯を確認するといいでしょう。日頃の点検が大切ですね。
モータージャーナリスト 清水和夫
環境問題という点から車とエコについて解説します。
国内外の耐久レースで活躍する一方、モータージャーナリストとして自動車の運動理論や安全性能を専門にしつつ、最近ではクルマ好きが考える安全と環境をライフテーマとして執筆しています。
【URL】 | http://kaz-administration.blogspot.com/ |
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【メディア】 | 「ディーゼルこそが、地球を救う」(ダイヤモンド社)、「車安全学のすすめ」(NHK出版) 、「モーターマガジン」「ENGINE」「GENROQ」などで連載中、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレターとしての出演も多数。 |
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