結婚式へ出席する時のご祝儀のマナーとは？

結婚式に招待をされた時につきものの、ご祝儀。ちょっとしたポイントを知り、準備をすることで、お招きくださった方へのお祝いの心が伝わります。また、大人の品格を感じるポイントでもありますので、しっかりとマナ―を押さえましょう。

■気になる、ご祝儀の相場と包む金額の注意点

20代であれば、2～3万円、30代であれば3～5万円、40代であれば、3～10万円が目安となります。

金額について「4」は死を、「9」は苦を連想させるので避けましょう。

また、偶数は「割り切れる」ので避けるとされてきましたが、「2」については、最近はペア、夫婦の単位の数として考えらえるようになり、問題ありません。2万円を包む場合は、1万円札と5千円札2枚で合計3枚の奇数にするとよいでしょう。「8」も、漢字で書くと「八」となり、末広がりを連想させるので良いとされています。

お祝いの門出ですので、お札は新札を用意しましょう。わざわざ新札を用意することで、「この日を楽しみにしていた」という気持ちも伝わるはずです。

■ご祝儀袋を用意する

結婚式で使うご祝儀袋は、水引が「結び切り」となっているもので、蝶結びのものはNGです。蝶結びは何度でもほどいて結び直せることから、結婚式には使いません。また、金額が高額になるほど、華やかな祝儀袋を用意します。今はお洒落なものが色々でていますが、本来は、白が一番正式なものです。お相手との関係や会場の格式などを考慮して選びましょう。

・祝儀袋の中封筒

お札は中封筒に、お札の顔の面を表にして入れます。裏向きに入れると不祝儀の入れ方となり、大変失礼にあたりますので、注意しましょう。

中袋には、表に金額を、裏に住所と名前を書いておくと、新郎新婦があとで整理をしやすくなります。袋に金額や名前の記入欄が印刷されている時は、そちらに従いましょう。

中袋を祝儀袋に戻した際、祝儀袋の裏側の折り返しは、上側を先におりまげ、その後下側を折り、下側が上側にかぶさるようにします。これも逆になり、上が下にかぶさると不祝儀となりますので、気をつけてください。

・祝儀袋の表書き

名前は水引の中央下にフルネームで書きます。

夫婦で送る場合は、水引の中央下に姓を、その右下に、夫の名前、左下に妻の名前を書きます。

友人など、連名で送る場合、表に名前を書くのは、3人以内にしましょう。水引中央下から左側に向けて、年長者順にフルネームを記載します。同級生など、地位や年齢が同じ場合は五十音順で書くのがよいでしょう。

連名で4名以上になる場合は、水引の中央下に、代表者1名の名前を書き、その左側に「他一同」と書き添えます。全員の名前を半紙や奉書紙など別紙に全書き、中包みに同封するとよいでしょう。

■ご祝儀袋を袱紗（ふくさ）に包む

ご祝儀を包む袱紗（ふくさ）はひとつ用意しておくと、ご祝儀袋が汚れませんしマナー上級者に見られます。紫色は、祝儀、不祝儀両方に使えるのでおすすめです。

■結婚式のご祝儀袋は水引が「結び切り」

■ご祝儀袋のお金の入れ方

■連名での表書きの書き方

■袱紗(ふくさ)の包み方