結婚式の主賓あいさつは誰に頼めばいいでしょうか?御礼方法とは?
結婚式の準備を進めている最中なのですが、披露宴での主賓あいさつというのは誰に頼むのが一般的でしょうか?また主賓あいさつをお願いする際の依頼方法や御礼の仕方についても教えてください。
主賓あいさつは上司や恩師に依頼するのがよいでしょう。目上の人へのきちんとしたマナーを心得て。
結婚式の主賓とは、その字の通り、ゲストの中の主だった方のこと。一般的には仕事関係の最も上席の上司に当たる方が主賓に当たります。新郎新婦の直接の関係者ではなく、親や親族の関係者のような場合は、肩書として最も高位となる方が主賓ということになります。
また、学生であれば直接指導を受けている先生ということになるでしょう。親族や友人のみの結婚式で、もし、そういった主賓に当たる方がいないのであれば、主賓を無理に立てる必要はありません。
●祝辞の依頼
主賓の方に結婚式の祝辞を依頼する際には、結婚式の招待状を出す前に、結婚式の日時とともに打診をするのがベストです。もし、その方が披露宴に出られなければ祝辞をいただくこともできないので、先に内諾を得ておき、正式には結婚式の招待状と合わせて出席と祝辞の依頼をします。
会う時間をいただけるのであれば、直接お会いして招待状をお渡しするのがよいでしょう。披露宴に来ていただきたいこと、その場で祝辞をいただきたいことを直接お伝えします。
また、結婚式の招待状には祝辞をお願いするための「付せん」と呼ばれるカードがあるので、その付せんを入れておくようにしましょう。
●主賓へのお礼
祝辞をいただいた場合は、結婚式を終えてから改めてお礼を持ってごあいさつします。主賓の方へのお礼は目上の人に対してお金では失礼になるので、何か品物を用意して贈るようにしましょう。また、結婚式当日はお車代の用意をしてお渡しします。新郎新婦本人はなかなか動けないので、代わりにご両親からお礼の言葉とともに主賓の方へ渡してもらいましょう。
また、お渡しする引出物も主賓の方へはグレードアップした品物を用意するのがおすすめです。新婚旅行に行くのであればお土産も忘れずに。必ず個別に用意し、一番にお渡ししましょう。
情報提供:ウエディングナビゲーター 清水恩
編集部からのコメント
●主賓の依頼のポイント
清水さんの解説にもあったように、主賓の方への結婚式への出席・祝辞の依頼、式の後のお礼などは、相手の方に失礼がないようマナーに心がけましょう。
主賓の依頼は必ずしも引き受けてもらえるとは限りません。お願いしたい日時に相手の方のご都合が悪いこともあるかもしれません。主賓を誰にお願いするのか、なるべく早めに決めて依頼するようにしましょう。
親しき仲にも礼儀あり。直属の上司や普段から接点の多い方に主賓を依頼する場合でも、依頼をする際は、祝辞をお願いしたい理由や熱意をしっかり伝えるようにしましょう。
日頃接点の薄い方に主賓を依頼する場合は、祝辞をお願いしたい理由と合わせて新郎新婦のプロフィールも添えておくと親切です。
ウエディングナビゲーター 清水 恩
結婚式や披露宴の準備に役立つ情報をご紹介します。
自分たちだけでなく、家族にとっても大切な結婚式。夢や希望はもちろんですが、どんな段取りで結婚式の準備を進めればよいのか、わからないことだらけですよね。でもせっかくの一生に一度のビックイベント!準備も楽しみながら進めていきましょう。
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【経歴】 | プロデュース会社を経て独立。コンサルティングやプランナー養成に従事し、2007年に Prima! を立上げフリーウェディングプランナーとしての活動を開始。カウンセリングから希望のスタイルに導くウェディングサポートに定評がある。結婚式に関する執筆や監修でも活躍中。 |
【メディア】 | 監修:「自分婚」(講談社)、「日本の結婚式」「日経レストラン アニバーサリー&ウェディング」など多数 |
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