フロントやリヤガラスに着いた汚れを洗い流してくれるのがウインドーウォッシャー液。泥道や積雪路でこれが切れるとワイパーだけでは視界の確保が難しくなって危険です。ウォッシャー液が減って来ると、メーター内のコーションランプ(警告灯)が点灯して知らせてくれます。これが点いたらすぐに補充しましょう。
ウォッシャー液のタンクは多くの場合、ボンネット内の隅の方にありますが、クルマによってはリヤウインドー用が別に後部にあったり、専用の補充口を備えている場合もあるので、解説書を確認してください。補充口は白かブルーのキャップで、噴水の絵が描かれている事が多いようです。
補充するウォッシャー液はカーショップでも様々な種類の物が売られています。またクルマのディーラーやガソリンスタンドでも入手可能です。これらが手元に無い場合はとりあえず水だけを補充しておくのも一つの方法ですが、後で必ずウインドーウォッシャー液を補充しておきましょう。
何故なら、ウォッシャー液を使う理由は洗浄効果だけでは無いからです。冬の低温下でタンクやパイプ内を凍り付かせないのもウォッシャー液の重要な役目なのです。水だけを補充していて濃度が下がったまま冬になると最悪凍り付いてしまう事も有り得ます。
ウインドーウォッシャー液は、そのまま補充するタイプと、原液を希釈して使うタイプがあります。希釈タイプのものは使用する温度によって濃度を指定している場合もありますが、日本ではそれほど神経質にならなくても大丈夫でしょう。クルマの解説書にウォッシャータンクの容量が書かれていますので、希釈量にしたがって原液を適量補充し、後を水で満たしておけば大丈夫です。
石川芳雄