快適カーライフ術

洗車術(13) ワックス前の下地づくり

  • facebook
  • twitter

拭き上げをしているときに「何となくウェスの滑りが悪い」「ザラついた感じがする」場合は、古いワックスが部分的に残っていたり、塗装面が痛んでいる可能性があります。これを落として次のワックス掛けに進んだ方が仕上がりはより美しくなります。それが下地作り。この作業は毎回する必要はありませんが、年に1~2回、あるいは長期間汚れっぱなしにした場合、ワックスからコーティング剤に切り替える(その逆も)際などに行うと良いでしょう。

ザラツキの程度が軽いなら、まず、研磨剤入りのシャンプーを使ってみます。前回の洗車からかなり時間が経っている場合、水垢などのシミ状の汚れが多い場合は最初からこのシャンプーを使いましょう。使用方法は通常のシャンプーと同じ(シャンプーの使用方法を良く読んでください)ですので、作業自体は8以降のやり方を参考にしてください。

それでもザラついた感じが残るようなら、次に水垢取り、あるいはボディクリーナーなどを使ってみます。柔らかいウェス(洗いざらしの綿のTシャツが良いです)に適量を含ませ、縦、横と直線的に塗り込んで行きます。力の入れ過ぎは禁物ですが、軽過ぎてもダメ。一定の力で進めて行きましょう。順番はやはり高い位置から、ルーフ、ボンネット、トランク、フェンダー&ドアと進めましょう。

クリーナーが乾いたら別のやはり柔らかいウェスで拭き上げます。手の届く範囲で部分的塗り込み/拭き上げをして行った方が良いと思います。拭き上げでは粉が沢山出ます。ウェスをはたきながらキレイな面で拭き上げて行きましょう。最後に水で流しますので、それほど神経質に吹き上げなくても良いと思います。クリーナー処理が終わったら全体を水で良く流し、拭き上げます。ザラついた感触が減っていると思います。

石川芳雄

快適カーライフ術一覧

※上記の専門家コラムに関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。