車検がやってくるから
新車購入から3年、そこからは2年おきにやってくる車検。車検時は重量税や整備費用など一定の費用がかかります。特に車検整備費用で、部品交換など高額な見積もりが提示された場合、「それなら新車にしたほうが…」という気持ちになることも。買い替えずとも車検費用はかかってしまうことから、現在のクルマの車検前に買い替えする方も多いようです。
車検前の買い替え検討に備えて、中古車の相場情報など事前にチェックし、自分のクルマを下取り・売却した際の目安を把握しておくことも大切です。もし査定するなら、複数社に相見積を取ることも忘れずに。
また、新車をディーラーで購入する際、車種によっては何カ月も納車待ちが発生することもあるので、おおよその納期は事前に確認しておいた方が良いでしょう。
新車登録から10年か10万キロ
これは上記車検と重なる部分がある理由ですが、現在の自動車の税体系は、13年を経過した時点で金額がアップするしくみとなっています(ディーゼル車は11年経過時点)。
毎年払う自動車税は約15%アップします。例えば1.5L~2L以下のクラスでは39,500円が45,400円になります(令和元年9月以前初回登録の場合)。
さらに重量税も13年経過でアップします。(重量税は初年度登録や車種、グレードによって大きく変わるので、国土交通省の税額照会サービスで確認してみてください。
重量税に関しては、18年経過後にさらに段階を踏んでアップします。
ただしハイブリッドガソリン車などエコカーの自動車税については、税額がアップしない場合もあります。
いずれにしろ13年という税金がアップする節目の前、初度登録から10年または走行距離が10万キロのどちらか早く到達した時期が、買い替えタイミングといわれています。一般的には安全保安部品であれば10万キロの長期保証をしているメーカーがほとんどで(期間については5年以内という場合が多く、一部メーカーでは10年10万キロの保証期間を設定しています。)、このラインを超えると、車検時に交換が必要な部品も増え、車検整備費用が相対的に高くなることが予想されます。
整備をこまめに行い、愛着を持って長く乗り続けたいという想いがあれば別ですが、税金など制度の面でも、クルマの整備費用面でも、一般的に10年10万キロは買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。
頭金・初期費用不要でクルマが持てる時代
車検前、車齢、走行距離といったタイミングを見てきましたが、当然、新車購入時には購入代金も含めかなりの初期費用がかかります。そこで新たな選択肢としてカーリースも検討してみてはいかがでしょうか。購入しなくてもクルマを自分のものとして使え、最近は取扱業者も増えてきたので選べるクルマの種類も増加しています。
カーリースは、クルマの購入・維持費など必要な費用から、選んだクルマの契約期間満了時の予想車両価格(残価)を差し引き、残りの代金を支払うシステム。頭金・初期費用が0円で、必要経費コミコミの定額でクルマを維持できます。気軽に新車を持てて、ライフプランも立てやすく、契約満了後の再契約や返却などの選択はもちろん、中途解約自由なオプションも選べるので、安心して契約することができます。国産車でも輸入車でも新車で選べ、グレードやボディカラー、オプションなども自由に指定可能。次の車検の前に、カーリースを検討してみるのも賢い方法かもしれません。