就活でやるべきことのつながりを正しく理解しよう!

就活では、「自己分析」「業界・企業研究」「エントリーシート(ES)作成」「ガクチカのエピソード作成」「面接対策」など、やるべきことがたくさんあります。就活に対するモチベーションが上がらない人は、「どれから手をつけたらいいかわからない」「何をどうやったらいいかわからない」など、進め方に不安を抱いているのではないでしょうか。

特に、新卒や第二新卒のタイミングの場合は、説明会やセミナーなど情報も多く、より大変に感じてしまいますよね。最新の情報を収集しつつ、就活の準備を進めてブラッシュアップしていくという期間が長いため、終わりの見えない状況に焦りを感じてしまうかもしれません。

でも安心してください。やるべきことを個別で考えるのではなく、俯瞰して相関関係を考えれば、決して難しいものではありません。例えば、自己分析を綿密に行い、自分自身の経験を「棚卸し」すれば、ESに記載する自己PRやガクチカで話すエピソードが自然と生まれます。また、自己分析を経て志望する業界や企業が明確になれば、収集する情報をピンポイントに絞ることができるので、業界・企業研究の精度を高めることも可能です。

このように、やるべきことはすべてつながっていると考えれば、やる気が出てきませんか?就活に対してもやもやした気持ちを抱えている人は、一度にすべての作業をするのではなく、それぞれの優先順位や関係性を考えて一つずつ着実に準備をしてみましょう!

一般的な就活スケジュールや自己分析のやり方については、こちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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就活した方が良い理由とは?

企業説明会の企業ブースの様子

就活は社会人経験の礎を築くといっても過言ではありません。「これくらいでいいか」と妥協してしまっては、その後のキャリアや人生にも影響が出てしまいます。やるべきことや時間に追われることがあるかもしれませんが、妥協せずに取り組むことが大切です。就活した方がいい理由は様々ありますが、大きな理由は次の2つです。

その1:どのような業界・企業にもチャレンジできる

多くの企業では、就活の際に人柄やポテンシャルを評価して採用活動を行います。必ずしも「即戦力」を求めているわけではないので、実務経験やスキルがなくてもチャレンジできることがポイント。エントリーシートや面接対策などの準備を綿密に行い、自己PRがしっかりできれば内定を獲得しやすい傾向にあります。また企業研究を通して、視野を広げることもできます。「あの業界も見ておけばよかった」などと後悔しないよう、幅広くアプローチができるのも就活の魅力です。

その2:“自分の知らない自分”に出会える

就活を始めるまで、自己PRやガクチカなど自分の強みや経験を振り返る機会は少なかったはず。自己分析などを通して自分自身と向き合うことで、本当にやりたいことや新たな強みに気付くことがあります。“自分の知らない自分”に出会えることが、就活する大きな意義と言えるかもしれません。

就職する2つのメリットを知ろう!

企業説明を聞く就活生

アルバイトやフリーランスでも生計を立てられるなかで、なぜ就職して正社員になる人が多いのでしょうか。それは、安定した収入が確保できるなどのメリットがあるからです。
ここで、具体的なメリットの例を2つご紹介します。

社会的な信用を得られる

正社員として企業に勤めて税金を納めることで社会的な信用を得ることができます。「継続的な収入がある=支払い能力が高い」という評価になるため、様々な審査に通りやすいというメリットがあるのです。

例えば、一人暮らしをする場合は賃貸契約を結ぶことになりますが、必ず「入居審査」があります。これは、部屋を貸す側の不動産管理会社や大家さんが、借りる側の経済状況などをチェックするものです。手取り給与額が少ないあるいは不安定な収入だと審査に通らない可能性もあるので、企業に勤めて安定した収入を得ることはこうしたリスクを回避することにもつながります。

その他にも、クレジットカードの契約や車・住宅ローンといった各種審査をパスできる可能性が高くなります。将来を見据えたとき、社会的な信用の有無は非常に重要です。

人間的な成長につながる

仕事では、任せられた業務の進め方を自分の頭で考え、上司や先輩に報連相(報告・連絡・相談)してアドバイスをもらいながら処理する能力が求められます。その際には、年齢や社歴、考えの異なる様々な人と関わることになるため、社会人としてのコミュニケーション能力やロジカルな思考力などが鍛えられます。

また、就職することは企業の一員として売り上げに貢献する責任が生じることを意味します。言葉だけを見ると重く感じるかもしれませんが、「責任が大きい=自分の可能性を広げられるチャンス」と置き換え、目的意識をもって真摯に仕事に向き合えば、多くの学びを得られるはずです。

仕事で培ったスキルやノウハウ、経験は自分自身の強みになるので、一人の社会人として、また一人の人間としての成長・価値向上につながります。社員同士が切磋琢磨している企業や、やりがいのあるプロジェクトに挑戦できる環境が整っている企業に就職できれば、より成長できるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、就活における心構えと就職するメリット、就活した方が良い理由を解説しました。それでもなお「何から手をつけたら良いかわからない」という人は、まずは「なぜ就活をするのか」を整理し、自分の将来像を書き出してみてください。きっと「あれがしたい」「こうなりたい」などが出てくるはず。それを叶える手段の一つが就職であり、そこまでの道のりが就活です。理想の自分になるための一歩として、前向きに就活に挑戦してみてくださいね!