100万円貯めるコツ①固定費の見直しで支出を減らす

スマホやパソコンなどのデジタルツール

これからお金を貯めていくためには、今まで使っていた支出を抑える必要が出てきます。
支出を減らすうえでまず見直したいのが「固定費」です。
固定費は、毎月(毎年)必ず発生する支出のことで、住宅費(家賃・住宅ローン)・水道光熱費・通信費・教育費などがあります。
しかし、固定費の中でも見直しやすい支出と難しい支出があり、例えば住宅費を見直すのはとてもハードルが高いでしょう。
まずは見直しが比較的簡単な以下の2つを見直してみることをおすすめします。

スマホ料金

格安スマホ・格安SIMの登場や、総務省から呼びかけにより、近年スマホ料金は徐々に安くなってきています。
そのため、スマホ料金は見直しをすると今よりも格段に安くできる可能性がある固定費のひとつです。
家族全員分のスマホ料金を見直せば、月に1万円以上安くなることもあります。
「でも今使っているスマホは変えたくない」と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、携帯会社は同じままでも、実際の通信量に応じた適切なプランへの変更や、不要なオプションの解約で今よりも安くなる可能性はあります。
ぜひ一度、現在のスマホの契約を見直してみてください。

サブスク代

動画配信サービスや音楽配信サービス、電子書籍や日用品のレンタルなど、気がつくとたくさん契約してしまっているのがサブスク(サブスクリプション契約)です。
1サービスあたりの料金は1,000~2,000円程度のサブスクが多いですが、いざ見直してみるといつの間にかまとまった金額を支払っているという方もいるのではないでしょうか。
まずは全く利用していないサブスクがないかを確認し、利用中のサブスクも優先度や利用頻度の低いサービスから見直すと、固定費を減らすことができます。
また、無料お試し期間から有料契約に切り替わる際に解約を忘れていて、気がつけばずっと料金を支払っていたというケースもあります。
クレジットカードの明細を確認して、覚えのない請求がないかもチェックしてみるといいでしょう。

100万円貯めるコツ②毎月の変動費を把握する

固定費の見直しが完了したら、変動費をしっかりと把握し、使いすぎを防ぎましょう。
変動費とは、食費や日用品の購入費、交際費や自分の趣味に使うお小遣いなどのことの支出のことを指します。
ただし、変動費をあまりにも減らしすぎると生活が貧しくなってしまうため、あくまでも「使いすぎの防止」を目的にするのが、無理なくお金を貯めるためのポイントです。

外食費

自炊をしない人にとって、変動費の中でも大きな割合を占めるのが外食費です。
友人や知人との外食費を抑えるのは付き合いもあるため難しいかもしれませんが、一人での食事は自炊をすることで食費が抑えられます。
料理が苦手で自炊が難しい、材料を買いに行く時間がない場合には、宅食やミールキットなどの手軽な宅配サービスを使うことで、外食よりは食費を抑えられることもあります。
まずは、使いすぎを防止するためにも、現在どれくらいの外食費を使っているかを計算してみましょう。

お小遣い

最後に自分の趣味などに使うお小遣いです。
1ヶ月の生活で残ったお金を貯蓄に回そうとしても、なかなかお金を貯められない人は、このお小遣いで過度に消費してしまっているのではないでしょうか。
豊かな生活を送るためには、自分の趣味にお金を使うのはとても重要ですが、使いすぎるとどうしてもお金は貯まりません。
毎月のお小遣いを一定額に決めて変動費から固定費にするなど、使いすぎを防ぐための工夫をしてみてください。

100万円貯めるコツ③自動引き落としで一定額を貯める

そして、もっとも重要となるのが、自動引き落としで毎月決まった金額を貯めていくということです。
自分でお金を貯めていくのではなく、「自動引き落としで勝手にお金が貯まっていく」状況を作ることで、確実にお金を貯めていくことができます。
自動引き落としで一定額を貯める主な方法には、「先取り貯金」と「積立投資」があります。

先取り貯金

給料の一部を貯蓄に回す場合、2つの方法があります。
1つ目が、1ヶ月の生活を終えて残ったお金を貯蓄に回す方法です。
そして2つ目が、給料が振り込まれたタイミングで、あらかじめ決めた金額を貯蓄に回す方法。これを「先取り貯金」と言います。
貯蓄に回すタイミングのみが違うこの2つの方法ですが、先に一定金額を貯蓄に回すことにより、残った金額で生活することになるため、確実にお金を貯めることが可能です。
この先取り貯金を自動引き落としで行うことにより、何年何ヶ月で100万円貯められるのか計算することも可能です。
例えば、月1万円を先取り貯金すると8年4ヶ月後、月3万円だと2年10ヶ月後に100万円を貯められます。

積立投資

先取り貯金による銀行預金のみで100万円を貯めることもできますが、今は銀行預金にはほとんど金利がつきません。
しかし、銀行預金ではなく積立投資として資産運用をすると、その利益によって銀行預金よりも早く100万円を貯められる可能性があります。
積立投資には複利の力が働き、投資によって得た利益もあわせて資産運用することで、加速度的に利益を積み上げることが可能です。
複利については、以下のコラムで詳しく解説しています。

月1万円の飲み会代を投資に回すと20年で○○万円に?!
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日々の積み重ねで100万円の貯金を作ろう!

100万円を貯めるためには、確実にお金が貯められる仕組み作りと、日々の積み重ねが重要です。
反対に、この2つがクリアできれば、無理な節約をしなくても100万円であれば貯めることができます。
また、お金は貯蓄から投資に回すことでより早く、より多くの利益を得られる可能性があります。
銀行預金だけではなく、資産運用も含めてどのようにお金を貯めるのかを考えてみてください。

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