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羽田空港の駐車場の利用方法とは?
長期休みを利用して、初めての海外旅行を計画しています。羽田空港まで自家用車で行きたいと思っていますが、駐車場は十分用意されているのでしょうか?羽田空港の駐車場は予約できると聞いたことがあるものの、出発時間帯や滞在日数が未定なのでどのように予約してよいのかわかりません。当日焦ることのないようにするため、羽田空港での駐車場利用方法を教えてください。
都心に近い羽田空港の駐車場は台数に限りがあり、民間パーキングも予約制。早めの予約を。
羽田空港国際線ターミナルまで自家用車を利用する場合、旅行中の駐車は国際線ターミナル直結の駐車場・東京国際空港国際線駐車場か、民間のパーキング会社を利用することになります。
羽田空港直結の東京国際空港国際線駐車場
羽田空港国際線ターミナル直結の駐車場・東京国際空港国際線駐車を利用する場合、インターネットによる予約サービスを利用すると安心です。
羽田空港国際線ターミナル直結の駐車場・東京国際空港国際線駐車の利用には事前に会員登録(無料)が必要です。
会員登録時には、車種やナンバーなどを登録する必要があります。
駐車場の予約には予約金がかかります。予約金は帰国後、精算時に駐車料金とあわせて支払う仕組みで、最長20日間まで予約することができます。
駐車場の予約車エリアは数に限りがあり、収容台数3000台のうちの、わずか75台(個室の駐車エリアも含む)です。
シャッター付きの個室駐車場はセキュリティ万全ですが、割高です。時間貸しの一般駐車エリアが満車の場合、空車待ちをするしかなく、場合によっては航空機に乗り遅れてしまうこともあるため、羽田空港まで自家用車を利用する予定の方は十分に注意してください。
羽田空港国際線駐車場のインターネット予約は、利用日の30日前・午前0時から可能です。繁忙期(ゴールデンウィークやお盆、年末年始など)は予約がとりづらいので、旅行日が確定している場合は早めに予約をしましょう。
予約前日までキャンセルが可能で、キャンセル料の規定は特にありません。ただし、無連絡で利用しない場合はその後の利用に制限がかかります。電話での予約やキャンセルは受けつけていません。
[一般駐車エリアの利用料金]
入場から24時間まで:3500円(予約金1400円を含む)
24時間以降300円/60分(ただし24時間ごと最大2100円)
[個室駐車エリアの利用料金]
入場から24時間まで:7000円(予約金2800円を含む)
24時間以降300円/60分(ただし24時間ごと最大4200円)
[事前予約なしで一般の駐車場利用の場合]
入場から7時間まで:30分150円(ただし、入庫から30分以内の出庫は無料)
7時間以降24時間まで:2100円
24時間以降72時間まで:300円/60分(ただし24時間ごと最大2100円)
72時間以降:300円/60分(ただし24時間ごと最大1500円)
駐車場の予約状況はインターネットで確認することができます。
また、旅行から帰国した際、自家用車をどこに停めていたか忘れてしまうことも。帰国後にどこに自家用車を停めたか迷うことがないよう、駐車場番号を書き留めるか、写メ(携帯カメラ)で駐車番号を撮っておくとよいでしょう。
羽田空港付近の民間パーキング会社を利用
駐車場の予約状況はインターネットで確認することができます。
また、旅行から帰国した際、自家用車をどこに停めていたか忘れてしまうことも。帰国後にどこに自家用車を停めたか迷うことがないよう、駐車場番号を書き留めるか、写メ(携帯カメラ)で駐車番号を撮っておくとよいでしょう。
安さ・便利さを追求するなら、民間のパーキング会社の利用を検討しましょう。
羽田空港は、国際線・国内線ともに民間のパーキング会社による空港受け渡しのサービスを行っていません(2017年3月現在)。そのため、出発時の羽田空港ターミナル付近への自家用車乗り捨てができません。
民間のパーキング会社を利用する場合、羽田空港から30分程度離れたパーキングに直接車を持ち込み、パーキングから空港へは専用の送迎バスを利用しましょう。
羽田国際線利用の場合は、ツアーなら空港集合時間の30分前に、空港集合時間の指示がない場合は航空機の出発時間の150分前までに、車を(民間パーキング会社の)駐車場へ持ち込むようにします。空港までの往復送迎の移動時間がかかる不便さはありますが、料金の安さの点ではおすすめです。
民間のパーキング会社は、インターネットでも電話でも予約が可能です。
なお、成田空港に比べて羽田空港では民間のパーキング会社は数が少なく、収容台数にも限りがありますので早めに予約をすることをおすすめします。
週末や繁忙期(ゴールデンウィークやお盆、年末年始など)は料金が高くなり、キャンセル規程もあります。予約はかなり先でも受けてくれるのが魅力で、おおむね予約は前日までです。
駐車場予約をせずに羽田空港へ自家用車で行く場合は、時間帯によってはかなりリスクがあります。かならずインターネットで駐車場の予約状況を確認し、自宅を早めに出るようにしましょう。
羽田空港国内線の駐車場は、比較的入出庫が頻繁にあるため、国内線ターミナル近くの空きがある駐車場に入庫して、国内線ターミナルから国際線ターミナルへと電車かバスで移動するのも一案です。
情報提供 千葉 千枝子
淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。