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カナダ旅行に必要なeTAとは?eTAの料金と有効期限とは?
初めての海外旅行でカナダに行く予定です。2016年3月から、カナダに渡航するにはeTA(イータ)の取得が必要になったと聞きましたが、eTAとはどのようなものなのでしょうか?eTAの料金や有効期限など、eTAについて詳しく教えてください。
eTA(イータ)の申請料金は7 カナダドル。オンラインで簡単に申請ができます。
eTA(イータ)とは?
eTA(イータ)とは、カナダの電子渡航認証のことです。
これまで日本国籍の場合、カナダへは観光や短期商用が目的であればノービザ(無査証)で入国が可能でした。
しかし2016年3月のeTA導入以降、アメリカ以外の国籍で、かつ、日本を含むビザ(査証)免除対象国から空路でカナダに入国する場合は、eTAをあらかじめ取得することが義務付けられています。
eTAはオンラインで簡単に申請ができます
eTAの申請はオンラインでいつでも簡単にできます。
・パスポート
・クレジットカード
・有効な メールアドレス(携帯アドレスも可)
の3つを用意してから申請しましょう。オンラインでの申請後、メールにより回答がなされます。
eTAの申請料金について
申請料金は7 カナダドルで、クレジットカード決済のみ利用できます。利用できるクレジットカードは、
・VISA(ビザ)
・Master Card(マスターカード)
・AMERICAN EXPRESS(アメリカン・エキスプレス)
の3種類です。
eTAの有効期限は最長5年
eTAの有効期間は最長5年間です。ただし、eTAを取得して5年が経過していなくても、お手持ちのパスポートの有効期間が切れてしまった場合はeTAも同時に失効になります。その場合、新たなパスポート番号で再度eTAを申請する必要があります。
eTAの申請忘れに気づいたら?
eTAの申請、取得をせずに空港へ行ってチェックインをしようとしても搭乗を拒否されます。その場合、空港でお手持ちのパソコンやスマホからeTAの申請ができます。オンライン申請をすればプリントアウトの必要はありません。
とはいえ万が一のことを考えて、申請は事前に済ませておくことをおすすめします。カナダに渡航が決まったら、すぐに申請をするようにしましょう。なお、カナダへ陸路ないしは海路で入国する場合、eTAは必要ありません。
英語での申請に不安な方は旅行会社が提供しているeTAの申請代行サービスを利用する方法もあります。有料になりますが申請ミスも防げるので、不安な方は一度申請の代行サービスを検討してみるとよいでしょう。
留学・ワーキングホリデー・就労ビザを保有している人の注意点
2015年8月1日以前に就学許可証や(一時)就労許可証などの発給を受けている留学生やワーキングホリデー、就労ビザを保有している人で、空路での出国と再入国を予定している場合はeTAが必要です。今から就学許可証などの発給を受ける場合はeTAも併せて発行されます。
カナダの永住権がある人はここに注意
カナダの永住権を保有している人が空路でカナダに入国する場合、eTAは不要ですが、カナダ政府が発行した永住者カード(permanent resident card)の携行が必要です。
ちなみにアメリカの永住権を保有している人が空路でカナダに入国をする場合はeTAが必要で、グリーンカードの携行を義務づけられています。
カナダへの海外旅行を検討している方はこの機会にeTAの申請方法を確認しておくようにしましょう。
情報提供 千葉 千枝子
淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。