赤ちゃん連れの海外旅行で持って行きたい便利グッズとは? Q

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初めての海外旅行で赤ちゃんを連れていく予定です。赤ちゃんを海外旅行に連れていく場合に持って行った方がよいものはありますか?赤ちゃん連れの海外旅行でおすすめの便利グッズを教えてください。

赤ちゃんの急な発病に備えて、日本から体温計や薬を持参するようにしましょう。

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赤ちゃんを連れたご家族を、海外旅行先でよく見かけるようになりました。
2歳未満の赤ちゃんの国際線の航空運賃は、インファントフェア(幼児運賃)が適用され、小児運賃よりも安い運賃ですので、赤ちゃんを連れて海外旅行を計画しているご家族にとってお得な料金設定になっています。

とはいえ、赤ちゃん連れの海外旅行は手荷物も多く、また、何を持って行けばよいのか分わからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、赤ちゃん連れの海外旅行でおすすすめの便利グッズをご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

赤ちゃん連れの海外旅行でおすすめの便利グッズ

・紙おむつ・おしりふき
日本製の紙おむつやおしりふきはたいへん優れています。同じクオリティ、サイズを現地で調達するのは難しいので、日本から余裕をもった量を持参するようにしましょう。

・粉ミルク・ベビーフード
現地で心配なのが、赤ちゃんの飲み物や食べ物です。粉ミルクは小分けに密封して湿気などの影響を受けないようにするといいでしょう。お湯は、飛行機内であれば客室乗務員に粉ミルクと哺乳瓶を渡すとお湯をちょうどよい温かさにして席まで運んでくれるのが一般的です。ホテルであれば、フロントにお湯をお願いすることができます。

なお、哺乳瓶は煮沸消毒が難しいこともあるので、専用の消毒液を持参するようにしましょう。使い捨てのポリ製哺乳瓶も便利です。

ベビーフードは瓶詰のものが便利ですが、安全のために開封後の残りは廃棄するようにしましょう。
フリーズドライやレトルトも持ち運びやすくおすすめです。

・水筒(魔法瓶タイプ)・マグマグ
外出先やホテルの客室でミルクをつくるのに、携帯できる魔法瓶タイプの水筒があると  便利です。

また、飲み物をまだ自分で上手に飲めないお子さんにはマグマグ(左右に持ち手がついたカップ)があると便利です。水分補給が欠かせない暑い地域へ旅行される方には、特におすすめの便利グッズです。

・ベビースプーンや小さなフォーク
ホテルの客室などでベビーフードを食べさせたりするときに、ベビースプーンがあると便利です。使い捨てタイプなら外出先で気軽に捨てることもできます。

・母子手帳のコピーや英文診断書・処方箋
赤ちゃんが現地で病院にかかることも想定されます。母子手帳のコピーを持参して、また持病などがあれば英文の診断書や処方箋を用意しておくと安心です。

・お気に入りのおもちゃ
お気に入りのおもちゃは、赤ちゃんがぐずったとき静かにさせるのに威力を発揮してくれる便利グッズです。また、絵本もおすすめです。絵本は飛行機内で貸し出ししてくれることもありますが、日本語のものがない場合もありますので、お気に入りの絵本を数冊、持参しておくとよいでしょう。

・おしゃぶりとおしゃぶりホルダー
おしゃぶりは、赤ちゃんがぐずったときはもちろん、飛行機内での耳抜きにもつかえます。下に落とさないよう、留め具のついたホルダーを付けておくと安心です。
※飛行機内での耳抜きの方法はこちらでご紹介しています。

・抱っこひも・ベビーカー
抱っこひもは、赤ちゃんが安心するうえに親も両手があくのでおすすめの便利グッズです。
ベビーカーは飛行機に乗る際に受託手荷物としてあずけなければならず、機内に持ち込むことができませんので抱っこひもは欠かせません。また、ベビーカー用にS字フックも忘れてはいけない便利グッズです。

・赤ちゃん用の日焼け止めやスキンケア類
赤ちゃんのデリケートな肌を紫外線から守ってあげるためにも、赤ちゃん用の日焼け止めや保湿剤、それに専用のシャンプーやせっけんを日本から持参することをおすすめします。

・体温計と薬
海外の市販薬は日本のものとは成分や用量・用法が異なりますので、薬は日本から持参するようにしましょう。また、深夜などに発熱することもあるので体温計、解熱剤、おでこに貼るタイプの冷却シートや脇にはさむ冷却パックがあると安心です。

・よだれかけ・エプロン
赤ちゃん用のよだれかけやエプロンは使い捨てのものや、そのまま捨てて帰れるよう古くなったものを数枚、用意しておいてもよいでしょう。

・大型バスタオルと洗濯バサミ
海外では授乳室が近くにないこともあります。そのため、授乳時の目隠し用やタオルケットがわりに大型バスタオルが一つあると便利です。ずり落ちないようにピンチタイプのホルダーや洗濯バサミを用意しておくとよいでしょう。

大人1名で2歳未満の子どもを2人連れていく場合はチャイルドシートがあると便利です

国際線の飛行機に乗る際に、大人1名で2歳未満の子どもを2人連れていく場合は、1人の子どもにはチャイルドシートがあると便利です。※もう1人は大人の膝にだっこします。

チャイルドシートは自分で持ち込むこともできますし、貸し出しをしている航空会社もあります。チャイルドシートを自分で持ち込む場合には、自分のチャイルドシートが座席に取り付け可能か事前に航空会社のホームページなどで調べておく必要があります。また、貸し出しを希望する場合は、事前に予約が必要となりますので、利用する航空会社に問いあわせておきましょう。

※海外旅行で赤ちゃんを飛行機に乗せる際の注意点についてはこちらでご紹介しています。

筆者の写真

情報提供 千葉 千枝子

淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。

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