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海外のコンセントの種類と電圧とは?主要国の電圧とプラグ形状とは?
今度初めての海外旅行に出かけます。電気製品を持って行こうと思うのですが、海外では日本の電気製品が使えない場合があると聞きました。海外のコンセントの形状や電圧の違いについて教えてください。
海外で電気製品を使う場合は電圧とプラグの形状に気をつけて。
海外仕様の電気製品を持参する必要がある場合とは
日本とは異なる電圧の国・地域に旅行する場合や利用する宿泊施設に電気製品などの備品が整っていない場合、海外仕様の電気製品を持参する必要があります。
旅行用電気製品はドライヤーや電気シェーバーなどがあり、家電量販店にもコーナーがあります。いずれもコンパクトにできていて、電圧を選択できるものもあります。また、旅行用に開発されたミニ・アイロンや、少量炊きが可能な電気炊飯器、電気湯沸かし器やパーコレーターなどを持参する方もいます。
主要国の電圧は下記の通りです。旅行先が決まったらまずはその国の電圧を調べてみましょう。 アメリカ ・・・110V オーストラリア・・・220-240V イギリス ・・・220-230V フランス ・・・220V 韓国 ・・・110-220V 中国 ・・・220V
また、海外仕様の電気製品であっても、プラグの形状が異なる国・地域に行く場合は、コンセントに差し込めるようにプラグの形を変える必要がありますので、プラグ変換器の準備も忘れないようにしましょう。
プラグの形状について
プラグの形状は、国や地域ごとに異なります 日本は差込口が二つ穴ですが、二つ穴でも形状(タイプ)が異なっていたり、三つ穴の国や地域で電気製品を使用する場合には、プラグ変換器を間に差込み、使用する必要があります。
プラグ形状のタイプはさまざまで、下記のようなものがあります。 アメリカ・グアム ・・・「Aタイプ」 オーストラリア ・・・「Oタイプ」 ドイツ・イタリア・タイ ・・・「Cタイプ」 フランス・スペイン・韓国・・・「SEタイプ」 イギリス・マレーシア ・・・「BFタイプ」 下図でタイプごとのプラグ形状を確認するようにしましょう。
あると便利な電気グッズとは
一個でほとんどのプラグ形状をカバーできる、海外専用マルチ変換プラグがあると便利です。多少値がはりますが、複数国を移動する場合は助かります。
・海外でのiPhoneの充電方法とは? iPhoneを海外で使用したい場合、充電はどうすればよいのでしょうか。 実は純正のアダプターを使用していれば、iPhoneはほとんどの国と地域で充電することが可能です。
具体的には、 ・電圧が100~240Vの範囲であること ・周波数が50Hzまたは60Hzであること ・コンセントプラグの形状が日本と同じであること を満たしている国と地域であれば充電することができます。 コンセントプラグの形状が日本と異なる国や地域に行かれる場合は、上述したマルチ変換プラグが一つあれば解決しますので、iPhoneを海外で利用する予定のある方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
デジタルカメラやスマートフォンなどは、毎夜の充電が欠かせません。古いホテルの客室には差込口の数が少ないことも。そんなときにはタコ足用プラグがあると便利です。差込口一つで、複数の充電器をつなぐことができます。チェックアウト時に、差しっぱなしで置き忘れないよう気をつけて下さいね。
情報提供 千葉 千枝子
淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。