ブラジル入国に必要なビザ（査証）の取得方法とは？

ブラジルへの入国には、いかなる目的であってもビザが必要です。日本国のパスポートを所持している人は、個人で、または旅行会社を通じて、日本にあるブラジル総領事館でビザの発給申請をしなくてはなりません。外国籍パスポート所持の場合、渡航目的や滞在期間、二国間相互関係によりビザの種類が異なります。管轄の領事館で、確認をしましょう。

■最寄のブラジル総領事館へ

お住まいの地域によって、ビザの申請窓口が異なります。ビザ申請を受け付ける在日ブラジル総領事館は、日本に3ヵ所（東京、静岡、名古屋）あります。

東京・五反田の在日東京ブラジル総領事館が管轄するのは、北海道、東北6県と関東（栃木、群馬、埼玉、東京、茨城、千葉 、神奈川、長野、新潟、山梨）。 在日名古屋ブラジル総領事館の管轄地域は、静岡を除く愛知以西、北陸や中四国、九州、沖縄。 静岡は、在日浜松ブラジル総領事館での申請となります。

■ビザの申請は早めに

ビザの申請は、早めに行うことをお勧めします。ビザ取得にかかる期間は、受付日の翌日より数えて、土・日・祝日を除く5日間が最短で、おおむね10日間、繁忙期はさらに時間を要します。申請は、各領事館の窓口で行われます。

＜ブラジル査証申請のための必要書類＞

・パスポート（有効残存期間6ヵ月以上・余白2ページ要）

・顔写真（縦4.5cm×横3.5cm、顔部分31～36mm。カラーのみ）

・申請書

・預金残高証明書　（残高の目安は、１人25万円以上。銀行発行、日本語可。夫婦等家族での申請の場合は、戸籍謄本もあわせて用意する）

・ブラジル往復の航空券　（Ｅチケット控え（コピー）または旅行会社が発行する予約証明書）

・18歳未満の場合は、両親の同意書が必要

・査証申請料金（3,000円。日本円（現金）で。旅行会社を通す場合は、申請手数料が別途必要です）

管轄する領事館により必要書類が異なる場合がありますから、事前に確認をするようにしましょう。

■ビザの受け取り方法

ビザ発給後のパスポートの受領は、申請先窓口への出頭受取となるので、注意しましょう。パスポート受領も、月曜から金曜日（祝祭日は除く）で、一般申請、旅行会社の申請とも12：00～13：00です。インターネットで、進行状況がチェックできます。発給を確認してから、受領に行くとよいでしょう。

■パスポート残存有効期間は6ヵ月必要

査証申請時にパスポートの残存有効期間が6カ月以上あることが求められます。残りの有効期間を確認しておきましょう。また、見開き2ページのビザ余白ページが必要です。余白ページがない場合、所管のパスポートセンターで、パスポートの増補の申請が必要になります。ご注意ください。

■観光目的のビザでの滞在は90日

観光目的のビザでの滞在許可期間は、90日間です。起算日はビザの発給日で、ビザ発給日から90日以内にブラジルに入国しなければなりません。この期間内に入国しなかった場合、発給されたビザは無効となります。なお、90日間以内なら何度でも、ブラジル再入国が可能です。

※ブラジルには治安が悪いエリアもあります。外務省発表の危険情報をよく確認し、行動には十分に注意をしてください。