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海外で電子機器を充電する方法とは?

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連休に韓国へ旅行に行く予定です!デジカメで写真をたくさん撮りたいと考えていますが、充電が心配です。旅行中に電子機器を充電する場合の注意点や、何を用意すべきか教えてください。

国や地域によって電圧が異なります。変圧器とプラグ、そして充電器を忘れずに。

日本の電圧は100ボルト(以下、V)ですが、世界でもっとも低い電圧です。海外の電圧は国や地域によって異なりますが、どちらも110~240Vなのが一般的です。


■変圧器について


例えば韓国は220Vが大半で、ホテルによっては110Vが若干、用意されているといった具合です。そこで、日本の国内限定の電化製品を海外で使用する場合、変圧器(トランス)が必要になります。国内限定の電化製品を、変圧器を通さないで海外で使用しようとすると、その電化製品は壊れてしまいます。変圧器は、家電量販店や空港などで販売されています。


また、海外使用対応製品であれば、変圧器を通すことなく海外で使用ができます。日本の家電量販店などで販売されている海外使用対応製品の多くは、国内と兼用できるものが一般的です。またデジカメやパソコンなどは、海外国内兼用の電圧で作られています。ですからデジカメやパソコンの海外での使用に、基本的に変圧器は必要ありません。しかしドライヤーや電動シェーバーなどは、海外使用対応製品を購入し持参することをお勧めします。


■プラグについて


また、必ず用意しなくてはならないのがプラグです。海外の差し込みコンセントは、差し込み穴の形状が日本と異なり、そのままでは差し込めないと心得ましょう。そこで、海外旅行には変換プラグ(アダプタープラグ)が必要です。日本のプラグ形状をA型といい、海外国内兼用の電化製品も差し込み口はA型でできています。


海外旅行用の変換プラグはB、C、BF、B3、O、SE、O2の7つのコンセント形状に分かれています。渡航先のプラグ形状をあらかじめ調べ、用意してから出かけましょう。例えば韓国の220Vは、ヨーロッパと同じCまたはSE型です。変換プラグは、さまざまな国に対応できるマルチタイプのものもあります。


こうした変換プラグは、1個だけでは足りないことにも注意しましょう。例えば夜の間に、デジカメとムービーカメラ、携帯電話をすべて充電するのであれば、ホテル客室内のコンセントに複数のプラグをつなぐことになります。どうしても変換プラグが足りないときは、ホテルのフロントなどで予備を借りることもできます。そうはいっても、日本のA型に対応できる変換プラグは多く用意されていないのが現状です。持参を心がけます。そして、もちろん充電器も忘れないでください。デジカメは、特に寒い地方では電池の減りが早いので、充電器は必携です。充電器を忘れないようにしましょう。


観光ジャーナリスト 千葉千枝子

筆者の写真

日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。

旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。

【URL】 http://www.longstaystyle.com/
【経歴】 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。
【著書】 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。

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