夫婦・子ども、お小遣いの金額の決め方と平均的な相場とは?
来年、子どもが生まれます。夫婦のお金を一元管理しようと思い見直しているのですが、お小遣いの金額の設定方法で悩んでいます。夫婦でのお小遣いや、子どものお小遣いの金額はどのように設定すればよいのでしょうか?
夫婦・子ども、お小遣いの金額の決め方と平均的な相場とは?
●夫婦のお小遣いは、手取り年収の1割など比率で決める方法も
毎日、仕事に家事にとがんばっている大人にとって、自分の自由にできる「お小遣い」はとっても大切なものですよね。
収入や生活スタイルによって必要な金額が変わるため、平均額をお小遣いにするのでは難しい場合もあるでしょう。一般的には手取り月収の10%などをお小遣いの相場とする考え方も多いです。金額ではなく比率で決めると給与が上がることでお小遣いも増えます。仕事への意欲につながるとも考えられています。
またお小遣い以外にかかっている費用を夫婦で情報共有することも大切です。家庭を運営するのにどのくらいお金がかかっているのかがわかればお小遣いの金額への納得度も高くなります。
●子どものお小遣いの相場は?
それでは、子どものお小遣いはどのように設定すればいいでしょうか?調査データから、小学生のお小遣いの相場を見てみましょう。小学生のお小遣いのもらい方は、「月に1回スタイル」のほかに、「ときどきもらうスタイル」も多いようです。
・低学年では月に1回が13.2%、ときどきが58.5%
・中学年では月に1回が34.3%、ときどきが43.9%
・高学年では月に1回が52.2%、ときどきが30.6%
月に1回お小遣いをもらっているケースで、回答として多かった金額は低学年・中学年・高学年のいずれも500円でした。ときどきもらうケースだと低学年・中学年が100円、高学年が1000円という回答がもっとも多い結果でした。中学生や高校生に関しては一ヶ月のお小遣いとしてそれぞれ1000円と5000円という回答が最多でした。
※知るぽると(金融広報中央委員会)「平成22年度調査 子どものくらしとお金に関する調査」
http://www.shiruporuto.jp/finance/chosa/kodomo2010/pdf/10kodomo.pdf (最終確認:2015年7月30日)
子どものお小遣いについては平均額も参考にしながら、使い方を一緒に考えていくのが良いでしょう。お小遣い帳をつける習慣を促すことや、欲しい物に優先順位をつけることも覚えていけると良いですね。いくつかの物を我慢して一番欲しい物を買うことができた経験などから、お金を管理して大切に使う方法を身につける機会を目指しましょう。
ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢
身近でとりくみやすい「家計の守り方」についてお伝えします。
「お金を守る」と聞くと難しそうと感じる人もいるかもしれません。実はちょっとしたコツや心がけなど身近なところから実践できる節約があります。管理もできるだけ簡単に行える方が良いですよね。 私自身、元々はお金の節約や管理が苦手だったので、できるだけ楽ちんなテクニックを集めてみました。ご自身に合いそうなものから試してみてください。
【URL】 | 風呂内亜矢オフィシャルサイト http://www.furouchi.com/ |
---|---|
【メディア】 | 『めざましどようび』(フジテレビ)、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)など |
【著書】 | 『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社) |
【資格】 | 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者、宅地建物取引主任者 |
※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。