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ボーナスとは?必ず貰えるもの?

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就職活動中の学生です。会社で働くと毎月のお給料以外にボーナスがもらえるのが普通だと思っていましたがボーナスが出ない会社があることを最近知りました。そもそもボーナスとはどのようなものなのでしょうか?ボーナスについて詳しく教えてください。

ボーナスは会社や個人の業績によって得られる特別給です。

ボーナスはラテン語の「ボヌス」に由来し「良いこと」を意味しています。欧米では一般的に業績に対する報奨金や歩合手数料を意味しています。


これに対し日本では、封建時代、盆暮れに奉公人に着物が支給される「お仕着せ」が起源と言われています。サラリーマンに支払われるボーナスは、明治9年に三菱が賞与を支給したのが始まりといわれています。


今では夏と冬の2回必ずもらえると思いがちなボーナスですが、そもそもは一定期間以上勤め、標準以上の成果を上げた人に対して毎月のお給料以外に特別に支給される給与のことです。


■ボーナスの法律的な意味合いは?

ボーナスは、実際に法律上はどのような位置づけになっているのでしょう?


ボーナスは法律上、毎月の定期的な給与や残業代とは違い、必ず発生する賃金ではありません。会社側からすると、支払う義務があるわけではありません。個々の労働契約や就業規則でボーナスについての規定がある場合のみ、法律上の支払い義務が発生します。


ボーナスがあって当たり前ではなく、雇用契約書や就業規則でどのような基準でボーナスが出るのか、必ずチェックしておきましょう。


■ボーナスの支給額はどう決まる?

さて、気になる支給額ですが、その決め方は会社によって様々です。それぞれの特徴をまとめてみました。


[1]基本給連動型

「基本給の何か月分」という決め方。従来、最も多かったタイプでボーナスも給与の一部という考え方からきているようです。


[2]業績連動型

売り上げや生産高、管理部門であればコスト削減などの付加価値に連動した算定方法で、現在の主流になりつつあります。評価方法が難しく課題はありますが、利益の再分配という意味合いが強い決め方です。


[3]その他のパターン

創業間もなかったり業績が安定しない小規模な会社では、必ずボーナスが出るところは少ないようです。毎月の基本給や企業の業績に関わらず一定額であったり、個別に支給額を決める企業もあります。業績が悪ければ賞与がないという会社もあります。

また、外資系企業などでは毎月の給与の中身が固定給とインセンティブ(目標を達成したときの報奨金)に分かれ、年2回のボーナスがない、という会社もあります。


■実際の支給額は?

厚生労働省の調査(※)によると平成26年夏のボーナスの支給額の平均は37万円ほどです。でもその中身は会社の規模や業種によって大きな差があります。

詳しくは以下のリンク先をご確認ください。


出典:「毎月勤労統計調査」(厚生労働省)http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/26/2609p/2609p.html

(平成27年11月5日に確認)


ファイナンシャルプランナー 有田 美津子

筆者の写真

暮らしや子育てにかかわるお金の疑問を分かりやすく解説します。

人生の一大イベントである住宅購入や子育てに関わるお金の知識はなかなか理解しにくいものですね。でもご安心ください。わかりにくい暮らしに関わるお金の疑問やお悩みを、2人の子供の子育てに奮闘しつつ、2回の住宅購入を経験してきた私自身の生活体験をもとに、わかりやすく解説いたします。

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【経歴】 大学卒業後、地方銀行にて企業・個人向け融資を担当。結婚・出産を契機に7年間専業主婦として子育てに奮闘。その間にマンション購入、一戸建てへの買い替えを経験する。その後大手住宅販売会社、大手損保会社、メガバンクの住宅ローン窓口勤務を経たのち、FPの資格を取得して独立。子育て世代&シニア世代を応援する執筆やセミナーを積極的に行っている。
【著書】 「トクする住宅ローンはこう借りる」(自由国民社)、Webコラム「保険ジャーナル」、「ItMama」など執筆・監修多数

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