自動車を購入する流れとは?
昨年車の免許を取得したので、そろそろ自分の車を購入したいと考えています。自動車を購入するためには、街中でよく見かけるディーラーに行けばよいのでしょうか?初めてのことなので自動車を購入する流れがいまいちよくわかりません。自動車購入の流れについて教えてください。
購入する目的から自動車を選び資金計画をしっかり立てましょう。
免許取得後の自動車の購入は、今までの人生で初めての高額なお買い物でしょう。せっかく高いお金を支払ったのに「失敗した!」ということがないように、目的に合わせた車種選び、諸費用も含めた購入計画について確認しておきましょう。
■まず予算を決めよう!
現在の預貯金から自動車の購入に充てられるお金、家族からの援助など準備できるお金をはっきりさせましょう。自動車の購入時には車体価格以外にも税金や手続きのための費用など10%~20%程度の諸費用がかかります。車体価格200万円の車なら230万円~240万円程準備が必要です。
預貯金で足りなければ自動車ローンを組むことになります。もし諸費用分だけ現金で準備し200万円の自動車ローンを組んだ場合、金利3%、5年で返済なら毎月の返済額は3.6万円程になります。
これくらいなら返していけるだろうと思うかもしれませんが、自動車は購入後にもガソリン代以外に自動車税や自動車保険、車検といった様々な維持費がかかります。
また、ローンの返済をしている5年の間に結婚したり実家から出たりとお金がかかるライフプランの変化があると、途端に生活が苦しくなってしまいます。
維持費や将来のライフスタイルの変化も想定してローンを組みましょう。
■自動車を購入する目的から車種を絞りましょう
予算が決まったら購入する目的から3~5車種程の車種に絞りましょう。
・1人または2人で乗ることが多いのか?家族で乗るのか?
・通勤や日常の買い物など生活の足として毎日使うのか?
・週末だけレジャーとして使うのか?
・高速道路を利用したり長距離の運転をするのか?
家族で遠出するならワゴン車かもしれませんが、週末に1人またはデートで乗るならコンパクトカーで十分でしょう。街中のお買い物のためなら軽自動車でも十分です。
また、もしこの時点で予算が厳しいと思ったら、中古車も視野に入れましょう。
■予算と車種が決まったら情報収集
車種がある程度決まったらいよいよ販売店に見積もりを依頼します。直接ディーラーに行く前に、インターネットを利用して自宅近所の販売店に見積もりを依頼しましょう。時間の削減のためにも大いにネットでの情報収集をしたいものです。
そして、諸費用も含めた見積もりが出たらいよいよディーラーに出向いて試乗します。試乗は休日に集中するのであらかじめ予約しておきましょう。
交渉がまとまったらいよいよ申し込みをして納車となります。納車の際にはしっかりと傷がないか、異音がしないかなど自動車の状態を確認し、納得した上で気持ちよく引き渡しを受けたいものですね。
ファイナンシャルプランナー 有田 美津子
暮らしや子育てにかかわるお金の疑問を分かりやすく解説します。
人生の一大イベントである住宅購入や子育てに関わるお金の知識はなかなか理解しにくいものですね。でもご安心ください。わかりにくい暮らしに関わるお金の疑問やお悩みを、2人の子供の子育てに奮闘しつつ、2回の住宅購入を経験してきた私自身の生活体験をもとに、わかりやすく解説いたします。
【URL】 | http://www.fparita.com/ |
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【経歴】 | 大学卒業後、地方銀行にて企業・個人向け融資を担当。結婚・出産を契機に7年間専業主婦として子育てに奮闘。その間にマンション購入、一戸建てへの買い替えを経験する。その後大手住宅販売会社、大手損保会社、メガバンクの住宅ローン窓口勤務を経たのち、FPの資格を取得して独立。子育て世代&シニア世代を応援する執筆やセミナーを積極的に行っている。 |
【著書】 | 「トクする住宅ローンはこう借りる」(自由国民社)、Webコラム「保険ジャーナル」、「ItMama」など執筆・監修多数 |
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