エンジンの内部ではもの凄い勢いでピストンが往復運動しながら、金属同士が擦りあっています。そのままでは摩擦で摩耗したりするので、潤滑油としてエンジンオイルが重要な役割を果たします。このエンジンオイルは潤滑だけでなく、冷却にも役にたっているので、エンジンの隅々まで行き渡らせることが重要です。エンジンオイルは高い圧力で潤滑させており、その時の圧力を示すのが油圧計なのです。 しかし最近のエンジンは油圧をドライバーが監視しなくてもエンジンが壊れるようなことはないので、油圧計を備えているクルマは少なくなってきています。あえて言えばエンジンを酷使する可能性が高いスポーツカーくらいです。一般的には油圧計よりも水温計が備わるケースが多くなっています。余談ですが、最近では燃料計を確認することを忘れて高速道路でガス欠となるクルマが増えています。燃料計にも注意して走行しましょう。
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