体が疲れた時に聞く、頭、鼻、手のツボ

STEP1. イライラやストレスに、てのひらの「労宮」

まずは、気軽に始めやすいてのひらのツボ「労宮」(ろうきゅう)を覚えましょう。労宮は、手のひらの真ん中あたりにあるツボで、血行を良くして自律神経を整えるといわれています。場所がわかりやすいので初心者にもおすすめの労宮。疲れた時に押すと気持ちよく、すっきりとした気分になります。

STEP2. 頭痛や肩こりには「合谷」

頭痛や肩こりなど、上半身のこり、痛みには「合谷」(ごうこく)です。血流の改善や、上半身全体の痛みの改善によいとされているツボです。
まずは、手の甲を上に向け、親指の骨と人差し指の骨の交わるところから、人差し指の骨の側面を、反対側の手の親指でなぞります。少し力をいれてなぞると、鈍い痛みを感じますが、そのなかで一番痛みのあるところを重点的に押します。仕事の合間に、片側2分ずつゆっくりと。ほら、少し楽になった気がしませんか?

STEP3. 目の疲れには「太陽」と「晴明」

長時間のPCやスマホによる目の疲れ…。目が疲れると肩がこりやすくなり、疲労が蓄積していきます。そうなる前に、ツボ押しで目の疲れを癒して、リフレッシュしましょう。
まずは「太陽」(たいよう)。太陽は、コメカミより少し内側、眉毛の延長線上のクボミにあるツボです。人差し指の腹で、ゆっくりと円を描くように押してマッサージします。目の近くなので、力を入れすぎないように、滑らないように気を付けてください。机の上に両肘を置いて腕を立て、指の腹を太陽に当て、顔を右、左と傾けて、頭の重さで押す方法を試してみてください。
次に「晴明」(せいめい)。こちらも、目の疲れを感じる方におすすめです。場所は、鼻の根本、目頭の内側(鼻のほう)のほんの少し上の窪みにあります。人差し指をあてて、奥ではなく内側(鼻のほう)に向けて優しく押します。こちらも目の近くなので、力をいれすぎないように、目に指が入らないように気を付けてください。指を清潔に保ち、肌に爪が当たらないように気をつけましょう。

自分に合ったリフレッシュ方法を習慣化しよう

疲れやストレスは、毎日少しずつ蓄積されていくものです。疲れを感じたら、仕事の合間に1日1分でもツボ押しを試してみてください。
他にも、座ったままできるストレッチや運動など、自分に合ったリフレッシュ方法を習慣化して、仕事の疲れを溜め込まないようにしましょう。