人事担当者が語る!エントリーシート作成のポイント
就タローくん・ミライさん「ESについて色々質問させてください!よろしくお願いいたします」
日野さん・森さん「たくさん質問してください! よろしくお願いいたします」
良い印象を与えるESのポイント

就タローくん「『【現役人事担当の本音】就活お悩み相談 Vol.1:インターンシップ(前編)』でもお聞きしましたが、改めて良い印象を与えるESの特徴を教えてください」

日野さん「やはり“結論ファースト”な文章が良いですね。人事部は短期間のうちにかなりの件数のESを見て選考を行います。限られた文字数の中で、伝えたいことが明確に書かれていると、『なるほど、もう少し話を聞いてみたいな』と心が動くと思います」

就タローくん「学生時代の取り組みの大小はあまり関係ないと仰っていましたね。大事なのは“具体性”と“再現性”だと……」


森さん「そうです! 人事部は、『その人にどんな経験があって、どう乗り越えてきたか』を知りたいので、それがわかるエピソードが端的に書かれていると良いですね。“端的”と言っても、インパクトを狙って一言だけを書くのではなく、簡単な言葉でも良いので、伝えたいことを簡潔に書くことを意識してみてください」
資格の有無が選考に与える影響

ミライさん「就活までに何か資格を取ろうと考えています。ESには資格について書く項目があると思うのですが、これはどの程度評価されるのでしょうか?」

日野さん「評価されるかどうかは企業によって異なりますが、資格の欄を埋めるために沢山取る必要はないと思います。もちろん希望していている業界や職種で役立つ資格は強みにはなりますが、“資格ホルダー”になればいいというわけではなく、その資格をどのように活かすかが重要です。」
ES作成時のコツやテクニック

ミライさん「ESを作成する際のコツやテクニックは何かありますか?」

日野さん「大きく2つあります。1つ目は、繰り返しにはなりますが、 “具体性”と“再現性”がわかるエピソードを簡潔に書くことですね。『過去にどんな壁にぶつかって、どう乗り越えたのか』がわかると、『入社してからも同じように困難を乗り越えてくれそうだな』と考えることができます。学生時代の取り組みの大小はあまり関係ないと思うので、自分自身が伝わるエピソードを選ぶことを意識してみてください。そのエピソードと自分の資質とを織り交ぜて書く・話すことで、より説得力が生まれると思います」

ミライさん「エピソードの選定が大事なのですね。もう1つは何ですか?」


日野さん「2つ目は、その先の面接があることを考慮して、“話題の余白”を残すことです。ESの選考の後には面接がありますよね? ESを通過させることだけを考えて、あれもこれもとエピソードを詰め込んでしまうと、いざ面接で聞かれたときに話が広がりにくいかもしれません。また、詰め込みすぎてまとまりのない文章にもなりかねません。面接官はESを必ず読むので、『○○という経験について直接聞きたいな』と思わせる、自分ならではのエピソードを“わかりやすく、端的に”と書いてみてください。不安かもしれませんが、あえて“話題の余白”を残すことが大事ですね」

ミライさん「なるほど。“話題の余白”を意識してESを書いてみます!」
誤字や脱字等の表記ミス

就タローくん「誤字や脱字などの表記ミスは選考に影響しますか?」

森さん「1、2文字間違えていたから選考を通過しないということはありませんが、誤字や脱字、不要な文字は無いに越したことはないですね。やはり読み手は人なので、違和感なくスラスラと読めるような文章が望ましいと思います。また、略称ではなく正式名称を使う、話し言葉と書き言葉を使い分けるなども意識してみてください。漢字の変換ミスなどに注意して、書き終えたら何度も校正すると良いですね」

就タローくん「しっかりと見直します! ありがとうございます」
・伝えたいことが明確になっている“結論ファースト”な文章が望ましい
・「どんな経験があって、どう乗り越えてきたか」“具体性”と“再現性”がわかるエピソードを端的に書く
・面接があることを考慮して“話題の余白”を残す
・略称ではなく正式名称を使う、話し言葉と書き言葉を使い分けるなども意識すると良い
まとめ
今回は「ES」をテーマとして、「良い印象を与えるESのポイント」や「ES作成時のコツやテクニック」について人事担当者に答えてもらいました。「【現役人事担当の本音】就活お悩み相談」シリーズでは、損保ジャパンの人事担当者が企業側の想いや人事担当者としての本音を語る記事をまだまだご用意しています。テーマごとに随時掲載予定ですので、ぜひチェックしてみてください!⇒ こちら
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