白山もりだくさんツアー(Twinkle Vol.15掲載)

日々の生活に疲れ、癒しを求めている方は多いのではないでしょうか。そんな方にお勧めする場所は金沢市に隣接する知る人ぞ知る白山市。足を伸ばせばみなさんも山・海・里の大自然に囲まれて非日常的な体験を楽しめるでしょう。この特集では白山市にフォーカスして魅力をもりだくさんでお届けします。

Twinkle的・白山市のおすすめスポット ①石川県ふれあい昆虫館

石川県ふれあい昆虫館

最初に紹介するのは『石川県ふれあい昆虫館』です。12個の展示コーナと催し物で世界中の昆虫を見ることができ、老若男女問わず人気があります。「チョウの園」では木や花、滝の中で舞う蝶を展示部屋の中に入って間近で見ることができます。あまり昆虫には興味がない私も展示を見ていく中で最後には昆虫に対して愛着が湧いてきました!

石川県ふれあい昆虫館の展示

Twinkle的・白山市のおすすめスポット ②白山高山植物園

続いて紹介するのは『白山高山植物園』です。年に一度、1か月半の期間だけオープンする白山高山植物園は、標高857メートルにある西山の山頂付近に位置しています。約50種類の高山植物を見ながら大自然の中でリフレッシュすることができます。2024年は6月1日から7月15日までの営業を予定しています。小さくて繊細な高山植物と山から眺める広大な景色のコントラストが素敵なスポットです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

白山高山植物園
白山高山植物園

Twinkle的・白山市のおすすめスポット ③もく遊りん

最後は隠れ家的ピザ屋の『もく遊りん』です。その日の気温・湿度によって調整しているピザ生地や、店長のみ配合を知るコクのあるチーズなど、こだわりがつまったピザを食べることができます。編集部のおすすめは「まいたけ・スモークサーモン」です!みなさんも森の中にひっそりと建ち、木のぬくもりを感じる店内でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

もく遊りんのピザ
緑の中に佇むもく遊りん

紙面では他にも綿ヶ滝や獅子吼高原など、白山市ならではの景色が楽しめるスポットも紹介しています。ぜひご確認ください!

[編集者:しなの]

紫にとけこむ(Twinkle Vol.15掲載)

和食の調味料として、「むらさき」と呼ばれ親しまれている醤油。豊かな発酵文化を有する石川県内にも、個性がきらりと光るさまざまな醤油が存在しています。最近では、醤油と洋食の掛け算が生んだ、新しい価値を宿す「掛け算グルメ」なるものも…!?
深い深い石川醤油の世界に、あなたもとけこんでみませんか?

Twinkle的・石川県の醤油三選 ①大野醤油

17世紀前半に始まった、金沢市大野町での醤油醸造業。「大野醤油」は甘味・旨味・まろやかさを併せ持つ加賀藩の特産品であり、現在でも幅広い料理に活用されています。

大野醤油

そんな「大野醤油」の掛け算グルメは…『大畑食品(株)』の「クルミのおやつ」!老舗佃煮屋が作る、一口サイズでかわいいクルミのキャラメリゼ菓子です。カリッとしたクルミの香ばしさと醤油の甘じょっぱさがたまらなく、一つ、また一つとつまんでしまいます。誰か食べる手を止めてください〜!

クルミのおやつ

Twinkle的・石川県の醤油三選 ②いしる

魚を内臓ごと樽の中で発酵・熟成させて造る「いしる」は、能登半島で醤油よりも長く愛されてきた伝統的調味料。魚醤と言えばナンプラーが有名ですが、「いしる」はよりクセがなく豊かな風味が特徴で、和食に多く活用されています。

いしる

そんな「いしる」の掛け算グルメは…『カレー処ビンダース』の「いしると出汁のトマトカレー」!さらりといただけるのに奥深い、スパイシーだけではない初めての味で、「いしる」の可能性を感じさせます...!テイクアウト専門カレー店こだわりの新感覚カレーを、ぜひご賞味あれ。

いしると出汁のトマトカレー

Twinkle的・石川県の醬油三選 ③大屋醤油

明治時代以降発展した、白山市鶴来地区での醤油醸造業。醤油蔵『大屋醤油』が造る「白山の雫」は、霊峰白山の水からできた、角がなくコク深い味わいが人気の醤油です。

大屋醤油パフェ

そんな『大屋醤油』の掛け算グルメは…「大屋醤油パフェ」!蔵の一階で経営されているカフェを代表する、醤油スイーツてんこ盛りの贅沢パフェです。控えめな甘さ×醤油の深みが絶妙で、食べ進めるたびに味わいや食感が変化していきます。一度知れば忘れられない、まさに“ここだけ”の味!

誌面では、醤油三選の詳しい歴史や店舗情報の詳細もご紹介しています。ぜひご確認くださいね!

[編集者:ゆい]

ほっこりを感じに行こう(Twinkle Vol.16掲載)

火にかける前のとり白菜鍋

昭和25年に石川県で創業した『名代とり白菜さぶろうべい』。
看板商品は、創業以来不動の人気No.1の「親とり白菜鍋」です。具材は白菜と肉だけ。シンプルな具材を「鶏油(チーユ)」で炒め、秘伝の醤油だれにつけて食べるのがさぶろうべい流。創業より現在まで70年以上、味を守り続けることを使命に続けてきた『さぶろうべい』は、100年以上続くお店になることを目標に次世代の若者や新たな地域の人々にも味を知ってもらう努力を積み重ねています。

わたしたちが取材した「さぶろうべい高松本店」は金沢市から能登方面へ向かう際の通り道に位置します。震災以降は被災地を行き来するボランティアの方の休憩所として利用されたり、被災された方が温かい食事を求めて訪れることも多かったそうです。石川のソウルフードを目指し続けてきたさぶろうべいは、現在、被災された方々が、ほっと一息ついて、日常に戻ることのできる場所となっています。

さぶろうべい高松本店

鍋は煮込むものというイメージを一新させる、さぶろうべいの炒める鍋。ここでは、看板商品である親とり白菜鍋と人気の一品料理である名物とりかわをご紹介します。

Twinkle的・おすすめ鍋「親とり白菜鍋」

とり白菜鍋

鶏油と鶏肉、山盛りの白菜をテーブルに設置されているコンロで炒めて食べるとり白菜鍋。シンプルな食材からは想像できないようなコクと食欲をそそる香り・味の秘訣は鶏油にあります。鶏皮を炊いたときに出る鶏油で炒めることで白菜の強い甘みが引き立ち、歯ごたえの良い親とりの肉は噛めば噛むほど旨味があふれ出します。

Twinkle的・おすすめ一品料理「名物 とりかわ」

名物とりかわ

近年では貴重となった鶏皮を丁寧に煮込んだ一品。このとりかわを食べるためだけに訪れるお客さんもいるほど。湯気の立った状態で運ばれてくるとりかわは温かいうちに食べるのがおすすめ。脂身とは思えないほど柔らかくて食べやすく、箸が止まらないこと間違いなしです。からしやテーブルに置かれている一味・自家製辛み油で好みに合わせて、味変しながら食べてみてください。

誌面では、親とり白菜鍋以外の鍋やとり白菜鍋のおいしい食べ方のコツなども紹介しています。

[編集者:さあや]

癒しアニマルズ(Twinkle Vol.16掲載)

最近癒しを求めているそこのあなたへ!金沢には、ちょっぴり珍しくてとびっきりかわいい、私達の心をぽかぽかにするような動物がいるのをご存じですか?ここからは、そんな動物たちとのふれあいについてご紹介します。

Twinkle的・ほっこりアニマルズ①

『Share金沢』

杜の里の緑を存分に楽しみながら山を登っていくと、たどり着いたのはのどかな複合施設、『Share金沢』 。この場所は天然温泉やカフェ・高齢者向け住宅などの運営により、地元の方々の憩いの場となっていますが、ここでお出迎えしてくれたのは、なんとも愛くるしいアルパカの家族たちでした。ふわふわの毛と吸い込まれそうなつぶらな瞳。見ているだけで疲れが飛んでいきそうなパワーがありました。飼育員さん曰く、アルパカ達の一番可愛いところは、餌に向かって一目散に走っていく様子だそう。はぁ、癒しですね。アルパカたちのお散歩時間に合わせて、昼頃に来園するのがおすすめです。

アルパカたちのお散歩

Twinkle的・ほっこりアニマルズ②

爬虫類バー『LIRIO』

続いて、片町にあるお洒落なバー『LIRIO』。そこで出会ったのは、なんとも凛々しい爬虫類たちでした。こちらのバーでは、ヘビ・イグアナ・トカゲなど約15種類の爬虫類たちとの触れ合いを楽しむことができます。個性豊かな爬虫類達が醸し出す空気感には、唯一無二のヒーリング効果があり、じんわりと心が満たされていきます。全国的にも珍しい爬虫類バー。カフェ営業もしているそうなので、金沢にきたら是非足を運んでみてほしいものです。

『LIRIO』のヘビ

[編集者:きょうか]

know knot 能登(Twinkle Vol.17掲載)

能登半島地震の後、「石川の大学生としてどのような誌面づくりができるだろうか?」と考えた結果、能登復興支援をする飲食店を発信することと、能登の味覚を味わうことが私たちのできる支援のあり方ではないかと考え「know knot 能登」を企画しました。今回はその中から抜粋してお伝えします。

Twinkle的・おいしい能登 ①能登豚

能登豚トンテキ定食

金沢市内にある鉄板焼き屋の『鉄板屋燈(ともしび)』でいただいたのは2024年1月中の売上全額を災害義援金として寄付されたメニュー、「能登豚トンテキ定食」「能登豚トンテキムチ定食」。能登豚特有の脂の甘みと、甘めの味付けが好みな石川県民の舌に合わせた大野醤油ベースのソースとの相性が抜群です!特に鉄板前のカウンター席では、「ジュー・・・!」と焼かれている音と、手際よくふんわりオムレツができあがる様子を目の前で楽しめ、食べるのが待ちきれない!

鉄板で焼かれているオムレツ

Twinkle的・おいしい能登 ②能登牛

『うし重てらおか』の「うしまぶし」

『うし重てらおか』では「うしまぶし」「うし重〈竹〉」をいただきました。能登牛のきれいな赤身のピンク色から、食欲をそそる逸品です。うしまぶし、うし重のどちらでも楽しめる能登牛ローストビーフは、57℃というこだわりの温度で5時間じっくり火を通すことで柔らかい食感になるそうです。うしまぶしは「そのまま」・「薬味をつけて」・「お出汁をかける」という3つの食べ方ができ、どれも違ったおいしさがあるので味変のタイミング、迷いますね・・・!

『うし重てらおか』の「うし重」

Twinkle的・おいしい能登 ③中島菜

実際の誌面では、インタビューを通して飲食店の方ならではの視点で能登半島地震後の石川県をご覧いただけます。取材をさせていただいた私たち自身も、新聞やテレビなどのニュースでは知ることができなかった情報や、能登の生産現場についても触れられた記事となっています。また、能登豚、能登牛以外にもおすすめの能登食材のひとつとして「中島菜」の歴史やおいしい食べ方も紹介しています!中島菜は近江町市場で購入したのですが、普段のスーパーで食材を買うのとは異なり、お店の方とのおしゃべりも楽しめたので調理する前からワクワクな体験ができました!詳しくはTwinkle17号をご確認ください!

[編集者:なお]

地域学生メディアつづみメンバー