話題を作る“魔法の言葉”を使おう!

そもそも、大学は基本的に友達が作りづらい環境といえるかもしれません。というのも、大学は高校のような「クラス制」ではなく、選んだ授業を受ける「単位制」がほとんど。毎日顔を合わせる人はほんの一部です。また、出身地もさまざまで、同学年でも年齢が違う人もいるので、より関わり方が難しいと感じてしまうかもしれません。
では、そんな環境でどのように友達を作ればいいのか。それはずばり、「自分から積極的に話しかける」ことです。入学当初は誰しもが不安なので、話しかけられて嫌に思う人は少ないはず!むしろ嬉しいと感じる人の方が多いのではないでしょうか。「自分は人見知りだから……」と思ったそこのあなたも、殻を破って話しかけてみましょう!
でも、「友達になりたいけど、何を話したら良いかわからない」「会話が続かない」という心配もありますよね。そんな時は、「木戸に立てかけし衣食住」という会話術を使ってみては?
き | 季節 | け | 健康 |
---|---|---|---|
ど | 道楽、趣味 | し | 仕事、アルバイト |
に | ニュース | 衣 | 衣服、ファッション |
た | 旅 | 食 | 食べ物、グルメ |
て | 天気 | 住 | 住まい、出身 |
か | 家族 |
「木戸に立てかけし衣食住」とは、次の頭文字をとった言葉で、初対面や関係が浅い人と会話をする際に使える“魔法の言葉”です。順番通りに話す必要はないので、まずは「住」の出身地から質問すると、A太くんとB美さんの会話のように話が広がるかもしれませんね!

A太くん「同じ学科のB美さんだっけ?初めまして、A太です!」

B美さん「初めましてB美です。よろしくね。まだ誰とも話してなかったから、声かけてくれて嬉しい!」

A太くん「よろしく!初めましてばかりだから緊張するよね。それに僕、出身が地方だから、東京の大学ってこんなに人が多いんだなぁって圧倒されたよ。B美さんはどこの出身?」

B美さん「確かに人多いよね。私は東京生まれ東京育ちなんだ。だから人混みには慣れてる方かも。電車とか大変だった?」

A太くん「そうなんだ!今朝、地下鉄に乗って来たんだけど、めちゃくちゃ混んでた。あとは聞いたことのある東京の地名が多くてびっくりしたよ(笑)」
友達作りのチャンス!積極的に話しかけたい5つのタイミング

魔法の言葉を覚えたら、あとは話しかけるだけです。友達を作るタイミングはいつでもありますが、時間が経つにつれてグループができ、話しかけづらくなってしまうかも。友達作りのチャンスを逃さないためにも、次の5つのタイミングをしっかり押さえておきましょう!
入学式
入学式は、新入生全員の関係がフラットな状態です(附属高校があるような場合は除く)。緊張するかもしれませんが、勇気を出して隣に座っている人に話しかけてみましょう。「緊張しますね!」と共感を得るもよし、「○○学部ですか?」と共通点を探しに行くもよし。最初にできた友達は、その後の大学生活でも特別な存在になるはずです。
オリエンテーション
履修登録の方法や大学内の設備などについて説明されるオリエンテーションは、友達を作るチャンスでもあります。学部・学科ごとに行われることが多いので、頻繁に顔を合わせる友達ができる可能性大!書類の記入や学生証の発行など、事務手続きをする場合もあるので、周りの同級生に話しかけながら進めると一体感が生まれて仲良くなりやすいです。
必修科目の授業
必修科目は学部・学科ごとに決められた必ず履修する授業のこと。毎回同じ人が集まって受講することが多いので、クラスのような感覚で仲の良い友達を作れるチャンスです。一緒に課題をこなしたり選択科目の情報を交換したりできる友達は、とっても貴重な存在ですよ!
サークル
大学ならではの楽しみといえばサークルですよね。サークルは、さまざまな学部・学科の同級生だけでなく、先輩や、場合によっては他大学の学生との関係も築けるので、一気に人間関係が広がります。好きなことを共有できるため、話も合いやすくすぐに仲良くなれること間違いなしです。
学園祭やボランティアなどのイベント
多彩なイベントが開催されるのも大学ならでは。学園祭は準備期間が長く、その中で役割ごとにチーム編成されることが多いので、話したことがない人とも関われるチャンスです。実行委員会に入れば、より多くの人と関わって人脈を広げることができますよ!
また、ボランティアは、同じ志を持った人たちと同じ目標に向かって活動するので、自然に打ち解けられるはずです。
まとめ
最初は不安でガチガチに緊張してしまうかもしれませんが、“一瞬の一言”がきっかけで“一生の関係”になることもあるので、タイミングを逃さず、勇気を出して話しかけてみてくださいね!話題に困ったら魔法の言葉「木戸に立てかけし衣食住」を思い出しましょう!