ヘルパーアイコン

介護食

介護食の宅配サービスとは。毎日食べたくなる美味しい介護食のすすめ

カイゴさん

介護における大切なものの一つ、介護食。とはいえ、毎日作り続けるのはとても大変です。そんなときは、プロの手に頼ってみましょう。高齢者にとっても、家族にとっても便利な介護食の宅配サービスについて紹介します。

介護食の宅配サービスとは

高齢者の健康維持や在宅介護において、介護食は大切なポイントです。しかし、忙しい毎日の中で、高齢者の状況に合わせて介護食を作り続けることは大変です。

そんなときに便利なのが、介護食の宅配サービスです。介護食について悩んでいる方も、まだよく知らない人も、これからの介護のために知っておくと良いでしょう。

介護食とは

そもそも介護食とは、ふつうの食事と何が違うのでしょうか?介護食は、高齢者や障がいのある方が安全に、そして美味しく食事を摂ることができるように工夫された食事のことです。一般的な食事と比べて、咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)がしやすいように調理されています。

介護食の目的と重要性

介護食の主な目的は、高齢者の栄養状態を改善し、健康的な生活を支援することです。適切な栄養摂取は、高齢者の体力維持、病気や認知症などの予防に不可欠です。また、楽しんで食事をすることは、生活の質(QOL)の向上にも貢献してくれます。

介護食づくりのポイント

介護食を自宅で作る場合は、以下のことに注意が必要です。

食材の選択:柔らかい食材や調理しやすい食材を選ぶ。
調理方法:煮る、蒸す、ミキサーにかけるなど、食べやすい形状に加工する。
栄養バランス:タンパク質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく取り入れる。
味付け:薄味にならないよう、香辛料や調味料を工夫する。
見た目:食欲をそそる盛り付けや彩りにこだわる。

料理が得意な方であっても、これらのポイントを網羅して作り続けることは大変ですし、介護初心者にとってはハードルが高いです。そこで、プロの手による介護食の宅配サービスが活躍してくれるのです。

市販の介護食との違い

では、介護食の宅配サービスと市販の介護食を比較すると、どんな違いがあるのでしょうか。前述のポイントに加え、宅配サービスでは、以下のようなことが挙げられます。

新鮮さ:宅配されるため、作りたての状態で食べられる。
バリエーション:日替わりメニューなど、選択肢が豊富。
個別対応:利用者の嗜好や健康状態に合わせてカスタマイズできる。

介護食の宅配サービスは、こうしたポイントを押さえつつ、高齢者にとって最適な食事を提供してくれるサービスです。介護者の負担軽減にもつながるでしょう。

介護食の宅配サービスも介護保険適用できる

介護食の宅配サービスは、介護保険の居宅サービスの一つである「配食サービス」として位置づけられています。要介護認定を受けている方は、ケアプランに基づいて利用することで、介護保険の適用を受けられる場合があります。

ただし、食材費は自己負担となりますので、注意しましょう。介護保険の適用範囲や自己負担額については、お住まいの地域の介護保険窓口やケアマネジャーに相談することをおすすめします。

ケアマネジャーや在宅介護サービスについては、こちらもチェックしてみてください。

使って納得。宅配サービスのポイント

介護食の宅配サービスは、高齢者が美味しく、毎日楽しく食べられるよう様々な工夫をこらしています。

美味しさにこだわる

プロの調理師が、栄養バランスだけでなく味にもこだわって調理します。高齢者の味覚の変化にも配慮し、薄味になりすぎないよう工夫したり、季節の食材を取り入れたりして、食事の楽しみを大切にしています。

高齢者が毎日食べたくなる

彩り豊かな盛り付けをしたり、日替わりメニューなどを用意したりすることで、飽きのこない多彩なメニューを提供しています。咀嚼や嚥下の状態に合わせた調理はもちろん、昔ながらの家庭料理を取り入れるところもあります。

高級感を楽しむ

介護食というと、味気ないイメージがあるかもしれませんが、最近の介護食の宅配サービスは、高級感のある食事も提供しています。例えば、特別な日には松花堂弁当風の豪華な献立を用意したり、器にもこだわったりと、食事の時間を特別な体験にする工夫がされています。

介護食の宅配サービスはSOMPOケアフーズ

介護食の宅配サービスの中でも、特におすすめなのがSOMPOケアフーズの在宅介護向けお食事宅配サービス「食楽膳」です。管理栄養士が監修したメニューは、日本人の食事摂取基準を参考に、栄養バランスや塩分バランスに配慮。「噛む力」「飲み込む力」に合わせた介護食として利用できる「食楽膳」と、 低栄養に配慮した高栄養食「食楽膳プラス」をラインナップしています。さらに、見た目はもちろん、おいしさにもこだわりを追求したメニューなので、利用者にも好評です。

食楽膳の主なラインナップ

「噛む(咀嚼)力」「飲み込む(嚥下)力」に合わせて、4つの食形態から選べる介護食。7食セット、14食セット、21食セットで販売しています。

レギュラー:(容易に噛める)

容易に噛める硬さで、主菜1品・副菜2品のセット(1食分)です。

ソフト:(歯ぐきで噛める)

歯ぐきで噛める柔らかさで、ふつう食のような見た目です。

ムース:(舌でつぶせる)

ふわふわなムース状ですが、舌触りを残した柔らかさで食べ応えあり。

ピューレ:(噛まずに飲み込める)

なめらかな食感で、食材本来の味と見た目にもこだわっています。

食楽膳プラスの主なラインナップ

不足しがちな栄養素をたっぷり含み、「酸味」や「辛味」が苦手な方でも食べやすいようにこだわったメニュー。食形態はレギュラー(容易に噛める)で、7食セット、14食セット、21食セットで販売しています。

また、食楽膳の調理はレンジで加熱、お鍋でボイル、流水解凍など、誰でも簡単に美味しく調理できるのも魅力。手配に便利な定期便購入(お休み・変更機能付き)もあります。

SOMPOケアフーズについては、こちらをチェックしてください。

介護食の宅配サービスを利用すれば、高齢者にとって栄養バランスの良い美味しい食事を楽しむことができます。介護者にとっても、介護の負担を軽減することは、より安心・安全な介護ライフを送ることにつながるのではないでしょうか。高齢者と家族のために、介護食の弁当宅配サービスを上手に活用していきましょう。

ウェルビオでは、介護に関する様々なお悩みに対するアドバイスを行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

監修:理学療法士、未病栄養コンサルタント

黒山大輔

医療・介護の専門家。整形外科クリニックに14年間勤続し、医療・介護分野でのリハビリテーション業務や従業員教育、法廷研修・BCPなどの管理に従事する。地域事業として高齢者を対象とした健康講座の企画・運営、ヘルスリテラシー向上に資する書籍の出版やセミナー開催など、介護予防や健康寿命延伸に向けて多方面で活躍している。

ウェルビオでは、介護予防や健康維持のお悩みに対するアドバイスを行っています。
わからないことや不安なことがあったときは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

WHAT’S KAIGO ?

介護って
どうすればいいの?

介護の悩みは人それぞれ。だから、今のあなたに必要な情報だけをまとめました。大丈夫。わたしがあなたを支えます。