第9弾 「お雑煮」登場カード一覧
2020年11月30日12時00分~2021年1月29日3時59分
地域・カード | 説明文 |
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北海道 |
北海道は、海の幸いくらと北海道の食材がたっぷり使われた華やかなお雑煮です。
かつおのだし汁で鳥肉、大根、人参、しいたけ、つとを煮込み、塩、しょうゆで味をととのえます。
北海道のなると巻は、切り口が「つ」の文字の「つと」を使うのが特徴。広大な土地柄、地域によってお雑煮の具材にも個性があるといわれています。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
青森 |
青森のお雑煮は、津軽地方に伝わる郷土料理「けの汁」に、しっかり焼いたお餅を入れていただきます。
「けの汁」は、人参、大根などの根菜、ぜんまい、わらび、ふきなどの山菜、凍豆腐(しみどうふ)、油揚げ、金時豆、こんにゃくなどたっぷりの具材を煮込んで作ります。
昆布と煮干しで丁寧にだしを取った赤味噌のお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
岩手 |
岩手のお雑煮は、お餅を取りだして甘いくるみだれにつけて食べる「くるみ雑煮」です。
煮干しのだし汁に、鳥もも肉、大根、人参、ごぼう、しめじ、凍豆腐(しみどうふ)、油揚げ、せりなどの具材をたっぷり入れて煮込みます。
お餅は焼いた角餅を入れ、取りだして甘いくるみだれにつけて食べるのが風習。だし汁とくるみ、ふたつの風味が楽しめるお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
宮城 | 宮城のお雑煮は、焼きはぜがまるまる一匹入った「仙台雑煮」で、はらこをのせて豪華に仕上げます。
仙台では冬にとれるはぜを焼き干しにしてだしを取り雑煮にするという風習があります。
しょうゆで味つけしただし汁で、根菜、ずいき(里芋の茎)、凍豆腐(しみどうふ)、せり、なるとを煮て、しっかり焼いた角餅を入れていただきます。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
秋田 | 秋田は、郷土料理「きりたんぽ」風のすまし汁で、鳥ガラだしで作るうま味たっぷりのお雑煮です。
大根、人参、ごぼうなどの根菜、わらび、焼き豆腐を煮込み、焼き角餅、かまぼこ、みつばをのせて上品に仕立てます。
鳥肉と鳥ガラだしの利いたコクのある味わいを楽しめるお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
山形 | 山形は、山菜がたっぷり入った具だくさんなお雑煮です。
ジューシーな鳥もも肉を使い、大根、ぜんまい、こんにゃく、なると、ごぼうを煮込み、仕上げにせりと柚子の皮をのせていただきます。
東北地方は角餅が定番ですが、山形では西日本のように丸餅を入れる風習もあります。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
福島 | 福島のお雑煮は、会津地方のお正月に欠かせない「つゆもち」です。
お雑煮のことを「つゆもち」と呼び、凍豆腐(しみどうふ)が入るのが定番です。
しょうゆベースのかつおのだし汁に、鳥もも肉、細切りにした根菜、せりなどを煮て、焼いた角餅を入れていただく、具だくさんで栄養たっぷりのお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
茨城 | 茨城のお雑煮は、かつおだしをしょうゆで味つけした関東風のすまし汁です。
うま味のある鳥もも肉と、大根、人参、里芋、しいたけなどの具材をたっぷり入れて煮込み、焼いた角餅で作ります。
かまぼことみつばをのせますが、地域や家庭によっては、筋子を入れてぜいたくに仕上げることもあるようです。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
栃木 | 栃木のお雑煮は、具だくさんで食べごたえのある「けんちん汁」風です。
大根、こんにゃく、ごぼう、里芋、人参、長ねぎ、竹輪などを油で炒めてから、だし汁で煮込み、豆腐と角餅を入れて作ります。
里芋は「子宝に恵まれるように」という縁起物として、お正月には欠かせない野菜です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
群馬 | 群馬のお雑煮は、昆布のだし汁をベースにしょうゆで味をととのえ、具材と角餅を煮て作ります。
里芋、大根、人参、長ねぎ、白菜、ほうれん草、豆腐、竹輪、なるとなど、たくさんの具材を入れて煮たおいしいだし汁を楽しめます。
さいごに柚子の皮とかつお節を添えるのが定番です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
埼玉 | 埼玉は、かつおと昆布のだし汁をしょうゆで味つけした、すまし汁仕立てのお雑煮です。
お餅は表面に焦げ目がつくまでしっかり焼くのが風習です。紅白にちなんだ大根と人参、里芋、小松菜、鳥肉を煮込んで作ります。
鳥肉は「福を取り入れる」という縁起物としてお正月の定番です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
千葉 | 千葉のお雑煮は、磯の香りがたっぷり香る「はば海苔雑煮」です。
はば海苔は九十九里周辺の特産品で、「一年はばをきかせられますように」という縁起物としてお正月の定番になりました。
しょうゆベースのだし汁に、軽くあぶったはば海苔、かつお節、青のりを入れた風味が豊かなお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
東京 | 東京のお雑煮は、かつおと昆布のだし汁に、しょうゆ、酒、塩をしっかり利かせた「関東風雑煮」です。
焼いた角餅を入れ、具材は一口大に切った鳥もも肉、小松菜、かまぼこなど。みつば、柚子の皮をのせて風味豊かに仕立てます。
江戸時代、「青菜」と「鶏」を「名取り」にかけて「菜鶏(なとり)雑煮」と呼び立身出世を願いました。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
神奈川 | 神奈川は、あっさりとしただし汁に角餅を入れた関東風のお雑煮です。
かつおのだし汁にしょうゆで味つけをし、里芋と大根を入れて作ります。
角餅は焦げ目がつくまでしっかりと焼き、さいごに青のりをふって香りとともに楽しみます。
地域ごとに鳥肉や具材を増やして作ることもあります。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
新潟 | 新潟のお雑煮は、新発田市でお正月の定番になっている「鮭といくらの親子雑煮」です。
大根、人参、里芋、ごぼう、ねぎ、ほうれん草、こんにゃく、鮭を煮込み、いくらをのせて作ります。
新潟県は東西に長いことから、同じ県内でも地域にとってお雑煮の具材に違いがあります。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
富山 | 富山は、お餅と根つきの細ねぎをすまし汁でいただく上品なお雑煮です。
根つきのねぎをそのまま使うのは「ともに白髪の生えるまで」という長寿への願いが込められています。
昆布でだしを取ったしょうゆ仕立てのすまし汁に、柔らかく煮た角餅と細ねぎのおいしさが引き立ちます。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
石川 | 石川のお雑煮は、だし汁に丸餅とせりを入れたシンプルな具材のすまし汁です。
かつおと昆布で丁寧にとっただし汁に、しょうゆで味つけをします。
具材は柔らかく煮たお餅と刻んだせりをのせるだけで、素材の持ち味とだし汁のおいしさが引き立つお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
福井 | 福井は、昆布でだしを取った赤味噌仕立てのお雑煮で、丸餅、かぶ、かぶの葉を煮て作ります。
お正月の縁起物として「株を上げる」という願いを込めて、かぶを入れるようになったといわれています。
仕上げにかつお節と柚子の皮を盛りつけ、香りとともにお餅を楽しみます。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
山梨 | 山梨は、具だくさんのけんちん汁にかつお節をたっぷりのせたお雑煮です。
煮干しと昆布でだしを取り、大根、ごぼう、しいたけ、人参、白菜、油揚げ、竹輪を煮込み、しっかり焼いた角餅を入れて作ります。
一品で栄養を取れて、おなかも満足するお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
長野 | 長野は、松本市のお正月に欠かせないぶりが入ったお雑煮です。
海がなく、日本海で獲れたぶりを塩漬けにして運んでいたため、ぶりはとても貴重な食材でした。
しいたけ、人参などを煮たすまし汁に、下ごしらえをしたぶりを入れるのが今でも松本市の定番のお雑煮となっています。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
岐阜 | 岐阜のお雑煮は、かつお節をたっぷりのせていただく、すまし汁仕立てです。
具は餅菜と角餅のみでお餅は焼かずに煮て作ります。
餅菜は小松菜のような風味で柔らかく、東海地方のお正月には欠かせない伝統野菜として江戸時代から親しまれてきました。
かつお節の香りとともに、素材の持ち味が楽しめるお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
静岡 | 静岡は、かつおのだし汁に大根、人参、小松菜などの野菜を入れて煮込み、しょうゆで味つけしたお雑煮です。
お餅は柔らかく煮た角餅で、たっぷりのかつお節と青のりをのせて風味といっしょに素材のおいしさを楽しみます。
温暖な気候で農作物が豊かな遠州地方では、地域でとれる旬の野菜を入れるのが定番です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
愛知 | 愛知のお雑煮は、かつおのだし汁にしゅうゆ、みりんで味をととのえて作るすまし汁仕立てです。
伝統野菜の餅菜(小松菜の仲間)とお餅を柔らかくなるまで煮て、かつお節を添えるシンプルなお雑煮です。
餅菜は正月菜ともいわれる尾張地方のお正月には欠かせない野菜で、「武士が名(菜)をあげる」という縁起かつぎという説があります。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
三重 | 三重のお雑煮は、赤味噌の味噌汁に切り餅を入れ、風味豊かに仕立てます。
大根と里芋を前日からしっかり煮込み、お餅を入れていただく風習です。
東西の文化の影響を受けてきた三重県では、丸餅も角餅も使われ、すまし汁や赤味噌とだし汁も地域によってさまざまです。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
滋賀 | 滋賀は、水菜と大根を煮て丸餅を入れたとてもシンプルなお雑煮です。
お餅は「円満」を意味する縁起物の丸餅を使います。
日本の東西の境目に位置することもあって、丸餅と角餅の境目にもなっており、同じ県内でも地域によって味つけやお餅の種類がさまざまです。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
京都 | 京都は、おいしい白味噌でいただく野菜のうま味がたっぷりのお雑煮です。
ヤツガシラ(里芋の仲間)は、ひとつの種芋から親、子、孫と増えることから「子孫繁栄」や「人の頭(トップ)になれるように」という願いが込められています。
丸餅は柔らかく煮て、かつお節をのせて香りといっしょに楽しみます。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo。 |
大阪 | 大阪府のお雑煮は、風味豊かな白味噌のだし汁で、お餅は煮ていただきます。
関西では「円満」を意味する丸餅を使い、大根、金時人参、里芋などの野菜も、「争いごとなく丸く収まるように」と丸く切る風習です。
元日は白味噌仕立て、二日目はすまし汁仕立てにし、「飽きない」と「商い」をかけた縁起物のお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
兵庫 | 兵庫は、かつおと昆布でだしをとったすまし汁に、名物の焼き穴子が入ったぜいたくなお雑煮です。
穴子のほかに鳥もも肉、大根、焼き豆腐、かまぼこも入れて煮込み、素材の持ち味が利いたおいしいだし汁に仕上がります。
しょうゆで味をととのえ、丸餅を柔らかく煮て、みつばをのせて上品に仕立てます。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
奈良 | 奈良のお雑煮は、取りだした丸餅を砂糖入りのきな粉につけて食べる「きな粉雑煮」です。
きな粉の黄色を「稲の花」に見立て、豊作を願ったことが由来とされています。
昆布と白味噌のさっぱりしただし汁で、大根、金時人参、里芋、豆腐、こんにゃくなどの具を煮て作ります。
丸餅はしっかり焼いていただく風習です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
和歌山 | 和歌山は、風味豊かな白味噌のだし汁と丸餅のお雑煮です。
お正月の定番として、大根葉に似た真菜という野菜を入れる風習があります。
かつおのだし汁に、大根、里芋、金時人参を入れて煮込み、真菜と油揚げを加え、白味噌を溶き入れて作ります。
野菜は縁起をかつぎ「角が立たないように」と丸く切ります。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
鳥取 | 鳥取は、甘いぜんざいのお雑煮です。
たっぷりの水で煮た小豆を砂糖で味つけし、柔らかくなるまで茹でた丸餅を盛りつけていただきます。
塩を少し入れると甘みが引き立ち、よりおいしくなります。
松江市の佐太神社が「ぜんざい発祥の地」とされ、神事で振舞われた「神在餅(じんざいもち)」が家庭で親しまれてきました。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
島根 | 島根のお雑煮は、出雲市の特産品である十六島海苔(うっぷるいのり)と丸餅だけで作ります。
十六島海苔は日本最古の海苔といわれ、日本海で冬にとれる天然岩海苔で出雲市のお正月に欠かせません。
かつおと昆布で丁寧にだしを取ったしょうゆ仕立てのすまし汁に岩海苔をのせ、磯の香りといっしょに楽しみます。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
岡山 | 岡山のお雑煮は、かつおのだし汁に、しょうゆ、みりんで味つけするすまし汁仕立てです。
具材は人参、ほうれん草、大根、鳥もも肉、かまぼこなどを煮て作ります。
鳥肉を入れることでうま味がしっかりしみ込み、おいしいだし汁に仕上がります。
地域によっては出世魚のぶりを縁起物として使うことがあるそうです。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
広島 | 広島は、旬の牡蠣が入ったすまし汁仕立てのお雑煮です。
野菜と牡蠣を煮て、しっかり焼いた丸餅を入れて作ります。
牡蠣は「賀来」の字を当てて「福をかき寄せる」とした縁起物。
広島のお雑煮には、ぶりやハマグリなどを使った地域もあり、お正月を祝うぜいたくな具材が多く見られます。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
山口 | 山口は、いりこ、昆布、かつおのだし汁に鳥むね肉のうま味が合わさった、すまし汁仕立てのお雑煮です。
人参、白菜、しいたけ、鳥むね肉、竹輪といっしょに丸餅を煮て作ります。シンプルなだし汁なので素材の持ち味が楽しめて、ボリューム満点のお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
徳島 | 徳島は、煮干しのだし汁と白味噌が基本の上品なお雑煮です。
短冊切りにした金時人参、いちょう切りにした大根、輪切りにした里芋、小松菜などを煮込んで作ります。
丸餅は焼かずに柔らかくなるまで煮込むのが風習です。山あいにある祖谷(いや)地方では、餅のないお雑煮が伝統的に食べられています。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
香川 | 香川のお雑煮は、煮干しのだしの白味噌仕立てで、あん餅を入れるのが風習です。
白味噌といただく甘いあん餅は、あんの甘みが引き立ち、やみつきになる組み合わせ。金時人参、大根、里芋といった具に青のりをかけて風味豊かに仕上げます。
高松藩の特産品だった砂糖の「和三盆」を、庶民がこっそりお餅に隠したことがルーツといわれています。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
愛媛 | 愛媛は、かつおと昆布のだしのすまし汁でいただく、やさしい味わいのお雑煮です。
煮込む具材は人参や大根といった根菜で、さいごにみつばをのせて上品に仕上げます。
丸餅は焼かずに柔らかくなるまで煮るのが風習。年末年始の疲れた胃にうれしいあっさり仕立てで、素材の味わいを楽しめます。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
高知 | 高知は、かつおのすまし汁に野菜や鳥もも肉などの具材がたっぷり入ったお雑煮です。
中にゆで卵が丸々入ったかまぼこの「大丸」は、切った見た目が初日の出のようなことから、縁起物として高知のお正月に欠かせません。
丸餅が主流の西日本では珍しく、角餅を焼いて入れるのが風習です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
福岡 | 福岡は、あごだし、かつお菜、ぶりが定番の、だしの利いたお雑煮です。
高菜の仲間のかつお菜は煮ると「かつお」のようなうま味がでて、「勝つ」に通じることなどからお正月の縁起物として親しまれてきました。
干ししいたけ、するめなども入ったうま味がたっぷりのお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
佐賀 | 佐賀のお雑煮は、するめと昆布から丁寧にだしを取った香り高いすまし汁仕立てです。
前日からするめと昆布を水につけて取っただし汁に、大根、人参、高菜、里芋を入れて、丸餅といっしょに煮込みます。
うま味が凝縮されたおいしいだし汁と具材の持ち味が楽しめるお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
長崎 | 長崎のお雑煮は、鍋に具をたっぷり入れた「具雑煮」です。
鳥肉、野菜、凍豆腐(しみどうふ)、油揚げ、かまぼこなどの具材と丸餅を鍋にぎっしり入れて煮込みます。
「具雑煮」は島原地方の伝統的なお雑煮で、「島原の乱」で栄養をとるため、魚介や野菜などたくさんの具を入れたことがはじまりといわれています。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
熊本 | 熊本のお雑煮は、納豆といっしょに食べる「納豆雑煮」です。
昆布のだし汁にしょうゆで味つけしたお雑煮から、柔らかく煮た丸餅だけを取りだして納豆にからめていただきます。
具材は鳥肉、根菜、野菜、するめなど。小松菜の仲間「熊本京菜」はお正月の定番野菜として欠かせません。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
大分 | 大分のお雑煮は、かつおと昆布のだし汁をしょうゆで味つけした、すまし汁仕立てです。
鳥もも肉、野菜、かまぼこを入れ、丸餅は焼かずに柔らかくなるまで煮て作ります。
仕上げにのせた水菜の食感と柚子の皮の風味がおいしさを引き立ててくれます。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
宮崎 | 宮崎のお雑煮は、干ししいたけのだし汁にしょうゆで味つけし、シャキシャキ食感の豆もやしを入れるのが定番です。
鳥肉、白菜、豆もやし、里芋を入れて煮込み、焼き丸餅を入れ、細く切った柚子の皮とみつばをのせて風味豊かに仕上げます。
鳥肉のうま味でだし汁のおいしさがアップします。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
鹿児島 | 鹿児島は、焼きエビがまるまる一匹入った豪華なお雑煮です。
前日から焼きエビと干ししいたけを水につけて丁寧にだしを取り、里芋、春菊、豆もやし、かまぼこなどを煮て作ります。
柔らかく煮た丸餅を入れる風習で、じっくり煮込んだエビのうま味を楽しめるお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |
沖縄 | お雑煮文化のない沖縄では、お正月には「中身汁」をいただくのが定番です。
しっかり下茹でした豚のモツを、かつおと干ししいたけのだし汁に入れて、柔らかくなるまで弱火でじっくり煮込んで作ります。
本来はお餅を入れないのが風習で、文化の異なる沖縄県ならではのお雑煮です。 ※お雑煮の具材・調理方法は、同じ都道府県でも地方や家庭により異なります。 (c)前原製粉株式会社 (c)株式会社zizo |