第3弾 「47都道府県の鳥」登場カード一覧
2019年10月31日12時00分~2020年1月15日3時59分
地域・カード | 説明文 |
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北海道 |
北海道のシンボルの鳥は「タンチョウ」です。 道民投票で、昭和39年9月1日に指定されました。 純白で優雅な姿が美しいタンチョウは、国の特別天然記念物で、現在の生息数は1,500を超えています。 主な生息地である釧路湿原がラムサール条約に登録され、水鳥の生息地として保全されています。 |
青森 |
青森県のシンボルの鳥は「ハクチョウ」です。 北国に冬を告げる鳥として、昭和39年に県の鳥に制定されました。 「十三湖」では、11月上旬にシベリアなどからオオハクチョウが渡来し、春の訪れとともに帰っていきます。 平内町の「小湊のハクチョウおよびその渡来地」は、特別天然記念物に指定されています。 |
岩手 |
岩手県のシンボルの鳥は「キジ」です。 県民公募により、昭和39年5月10日に県の鳥に指定されました。 キジは県内全域に生息し、勇壮で愛情こまやかな習性があるといわれています。 オスは濃い緑色の美しい羽を持ち、メスはやや小さく茶褐色で体一面に黒いはん点があるのが特徴です。 |
宮城 | 宮城県のシンボルの鳥は「ガン」です。 冬鳥として飛来することから、昭和40年7月に県の鳥に指定されました。 ガンは翼を広げると1.4mほどになる大型の水鳥で、宮城県は国内最多の飛来地といわれています。 水鳥の生息地として国際的に保全されている湿地、ラムサールトライアングルも生息地のひとつです。 |
秋田 | 秋田県のシンボルの鳥は「ヤマドリ」です。 県民公募により、昭和39年に県の鳥に制定されました。 キジ科の鳥で県内各地に分布していますが、主に内陸部の山地に生息しています。 秋田名物の「きりたんぽ」は、マタギが非常食として山に持って行き、ヤマドリなどと一緒に煮たのが始まりといわれています。 |
山形 | 山形県のシンボルの鳥は「オシドリ」です。 県民投票で選ばれ、県の獣「カモシカ」とともに、昭和57年3月31日にシンボルとして制定されました。 派手な羽毛を持つオスと色彩の地味なメスがいつも一緒にいる仲むつまじい鳥で、県内では渓谷や渓流に生息しています。 |
福島 | 福島県のシンボルの鳥は「キビタキ」です。 県民投票により、昭和40年5月10日に県の鳥に選定されました。 キビタキは、毎年4月から10月にかけて渡来する美しい渡り鳥で、自然林に好んで生息し、害虫を食べて緑の森を守っています。 オスはオレンジと黒の華やかな色あいで、明るく美しい声で鳴きます。 |
茨城 | 茨城県のシンボルの鳥は「ヒバリ」です。 野鳥の保護と繁殖を図るため、県民公募で選ばれ、昭和40年11月3日に県の鳥に指定されました。 ヒバリは春を告げる鳥としても親しまれ、空高く舞い上がって鳴く様子は、のどかな中にも力強く、麦作が盛んな茨城の環境に調和しているといわれています。 |
栃木 | 栃木県のシンボルの鳥は「オオルリ」です。 昭和39年に県の鳥に指定されました。 オスはきれいな瑠璃色でさえずりが美しく、ウグイス、コマドリとともに「日本三大鳴鳥」のひとつに数えられています。 5月から10月に渡来し、日光、塩原、那須などの渓谷でみられます。 |
群馬 | 群馬県のシンボルの鳥は「ヤマドリ」です。 「優雅にして気稟」な鳥として、昭和38年4月に県の鳥に指定されました。 日本だけに生息するキジ科の鳥で、県内の山地に四季を通じて生息しています。 キジよりも一回り大きく、オスは尾羽がとても長いのが特徴です。 |
埼玉 | 埼玉県のシンボルの鳥は「シラコバト」です。 「越ヶ谷のシラコバト」として国の天然記念物に指定されていて、昭和40年11月3日に県の鳥に指定されました。 ハト科に属し、シラバト、ノバトとも呼ばれ、首に黒い横線が走っているのが特徴です。 国内では、埼玉県の東部地域を中心に生息しています。 |
千葉 | 千葉県のシンボルの鳥は「ホオジロ」です。 県内に生息し最も親しまれている鳥として、昭和40年5月10日に県の鳥に指定されました。 スズメよりも少し大きく、オスの顔は白く、黒い模様が入っているのが特徴です。 見通しのよい梢や電線などにいて、普段は「チチ、チチチ」と2回鳴きます。 |
東京 | 東京都のシンボルの鳥は「ユリカモメ」です。 都民の鳥として、昭和40年10月1日に指定されました。 羽は白く、くちばしとあしが朱色の小型のカモメで、古来より「都鳥(みやこどり)」と呼ばれ、詩歌の題材として親しまれてきました。 10月から11月にかけて渡来し、4月頃まで東京湾、隅田川、多摩川でみられます。 |
神奈川 | 神奈川県のシンボルの鳥は「カモメ」です。 カモメが県民に親しまれ国際的になじみがあることから、昭和40年5月に選ばれました。 海の玄関である横浜港をはじめ、県内のほとんどの海岸でみることができます。 また、横浜港のカモメがモデルとなっている童謡「カモメの水兵さん」が有名です。 |
新潟 | 新潟県のシンボルの鳥は「トキ」です。 国の天然記念物で、昭和40年9月13日に県の鳥に指定されました。 学名「ニッポニア・ニッポン」と呼ばれ日本全土で見られる鳥でしたが、昭和56年に絶滅してしまいました。 中国から贈られた2羽のトキを佐渡島で人工繁殖し、毎年放鳥する取り組みをしています。 |
富山 | 富山県のシンボルの鳥は「雷鳥」です。 国の特別天然記念物で、昭和36年11月3日に県の鳥に制定されました。 日本アルプスの高山帯にすむ代表的な鳥で、立山に多く生息しています。「立山神の使い」と呼ばれ、県民に愛されてきました。 季節によって羽の色が変わり、雪が降ると真っ白になります。 |
石川 | 石川県のシンボルの鳥は「イヌワシ」です。 昭和40年1月1日に県の鳥に制定されました。 白山連峰に生息する日本最大級のワシで、英語でジャパニーズ・ゴールデン・イーグル(黄金の日本ワシ)と呼ばれています。 翼を広げると2mにもなり、勇猛果敢な性格です。 |
福井 | 福井県のシンボルの鳥は「ツグミ」です。 昭和42年12月に県の鳥に制定されました。 毎年秋になるとシベリアから日本に渡ってくる冬鳥で、秋には山地で群れが見られ、林や平地でも餌を探します。 庭先の熟した柿や木の実を食べに来るなど、厳しい冬を県民と共に過ごしています。 |
山梨 | 山梨県のシンボルの鳥は「ウグイス」です。 昭和39年6月に県の鳥として制定されました。 他の鳥のひなを育てるというやさしい習慣が、「明朗と慈愛」を表しているということで選ばれました。 里にも奥山にも生息し、春を告げる鳥として昔から県民に愛され親しまれています。 |
長野 | 長野県のシンボルの鳥は「ライチョウ」です。 県の木、花、獣と共に昭和41年に県の鳥に決まりました。 ライチョウは、大きな木が育たない高さ2,400m以上の高山に生息します。 厳しい自然の中で敵から身を守るため、羽の色が春から夏は黒っぽく、秋は岩に近い灰色、冬は雪の白い色に変わります。 |
岐阜 | 岐阜県のシンボルの鳥は「ライチョウ」です。 県民投票により、昭和40年5月10日に制定されました。 ライチョウは氷河期から生き残っている国の天然記念物で、北アルプス、南アルプスのほか中央アルプスにも生息しています。 天敵や暑さを避けて、霧や雷雨のときに活動することから、「らいの鳥」と呼ばれていました。 |
静岡 | 静岡県のシンボルの鳥は「サンコウチョウ」です。 昭和39年10月2日に県の鳥に制定されました。 日本に4月下旬に渡来し、富士山麓周辺に生息しています。鳴き声が「月、日、星ぽいぽい」と聞こえることから、三つの光、「三光鳥」の名がつきました。 スズメくらいの大きさで、目の周囲とくちばしが美しいコバルト色をしています。 |
愛知 | 愛知県のシンボルの鳥は「コノハズク」です。 県民投票により、昭和40年に県の鳥に選定されました。 コノハヅクはフクロウ科の渡り鳥で、初夏に日本へやってきます。 鳴き声がブッポウソウという名前の別の鳥と間違えられており、「声のブッポウソウ(仏法僧)」の別名を持っています。 |
三重 | 三重県のシンボルの鳥は「シロチドリ」です。 昭和47年6月20日に県の鳥に指定されました。 シロチドリは、春夏はペアで、秋は群れをなして行動する鳥です。 海岸の砂浜や河口の干潟などにいて、県内の吉崎海岸で見られますが、近年は数が減少し保護の必要が叫ばれています。 |
滋賀 | 滋賀県のシンボルの鳥は「かいつぶり」です。 県民投票により、昭和40年7月に県の鳥に決まりました。 別名を「鳰(にお)」といい、平安時代の文学作品などで琵琶湖は「鳰海(におのうみ)」と呼ばれていました。 琵琶湖に多くすんで、夏の初めにひなを連れて子育てをしている姿が見られます。 |
京都 | 京都府のシンボルの鳥は「オオミズナギドリ」です。 国の天然記念物で、昭和40年5月10日に県の鳥に制定されました。 2月頃に舞鶴市内の無人島「冠島」へ繁殖のため飛来し、11月頃に島を離れます。 海鳥なのに木の上で過ごす特徴があり、魚群を教えてくれることから漁師からは「サバ鳥」と呼ばれてきました。 |
大阪 | 大阪府のシンボルの鳥は「モズ」です。 モズが地名の由来になっていることから、大阪府の鳥に制定されました。 「仁徳天皇陵(堺市)築造の際、倒れた鹿の耳からモズが飛び立ったことから、この地は百舌鳥耳原と呼ばれるようになった。」(日本書紀)とあります。 20cmほどの大きさで、いろいろな鳥の鳴き真似が上手です。 |
兵庫 | 兵庫県のシンボルの鳥は「コウノトリ」です。 昭和40年に県の鳥に指定されました。 コウノトリは国の天然記念物で、絶滅危惧種に指定されています。 県内の施設で、野生復帰に向けた保護増殖の取り組みが行われ、平成29年には野外のコウノトリが100羽となりました。 |
奈良 | 奈良県のシンボルの鳥は「コマドリ」です。 県民投票で選ばれ、昭和41年6月に県の鳥に制定されました。 夏になると日本へやってくる渡り鳥で、「ヒンカララー」と駒(うま)の鳴き声に似ていることからコマドリという名前がつけられています。 さえずりが美しく、ウグイスやオオルリと並ぶ「日本三鳴鳥」です。 |
和歌山 | 和歌山県のシンボルの鳥は「メジロ」です。 県民投票で選ばれ、昭和40年12月16日に県の鳥に制定されました。 ウグイスに似た鮮やかな黄緑色の小鳥で、目の回りに白いふちどりがあります。 花の蜜や木の実を好んで、よく姿を見せることから「春を知らせる鳥」として古くから親しまれてきました。 |
鳥取 | 鳥取県のシンボルの鳥は「オシドリ」です。 昭和39年に県の鳥に選定されました。 県内でよく見られる水鳥で、姿が美しく夫婦仲が良い象徴として知られています。 秋から春先にかけて県内の川に飛来し、多いときには1,000羽もの姿を間近に見ることができます。 |
島根 | 島根県のシンボルの鳥は「ハクチョウ」です。 オオハクチョウとコハクチョウを総称して「ハクチョウ」とし、平成12年に県の鳥に制定されました。 全身が白く黄色と黒のくちばしが特徴的な冬鳥で、越冬のため飛来してきます。 「出雲風土記」により、古くから渡来していたことがわかっています。 |
岡山 | 岡山県のシンボルの鳥は「キジ」です。 県民投票により、平成6年に県の鳥に制定されました。 キジは日本の国鳥で、「桃太郎」にも登場するなど日本人にとってなじみ深い鳥です。 草原や田畑などでみられ、尾が長いのが特徴です。 顔が赤いのは繁殖期のオスで、メスは茶褐色をしています。 |
広島 | 広島県のシンボルの鳥は「アビ」です。 昭和39年7月13日に、県の鳥に制定されました。 アビは、冬になると日本へ渡来する渡り鳥です。 イカナゴという小魚が主食で、アビに攻撃され海中へ逃げたイカナゴの群れを狙って、マダイやスズキがきたところを一本釣りする「アビ漁」が行われてきました。 |
山口 | 山口県のシンボルの鳥は「ナベヅル」です。 昭和39年に、県の鳥に制定されました。 越冬のため、シベリアから周南市八代の渡来地へやってくる渡り鳥です。 羽を広げると180cmほどになり、灰黒色をしていて首から上だけ白いのが特徴です。 鍋の底の墨色のようで、「鍋鶴」と名付けられました。 |
徳島 | 徳島県のシンボルの鳥は「しらさぎ」です。 昭和40年10月1日に県の鳥に指定されました。 サギはたくさんの種類がいますが、全身が白いものを総称して「しらさぎ」と呼び、平和のシンボルとして親しまれてきました。 県内の湿地や水辺にすみ、薮で子育てをしている姿が見られます。 |
香川 | 香川県のシンボルの鳥は「ホトトギス」です。 昭和41年5月10日に県の鳥に指定されました。 ホトトギスはカッコウ科の渡り鳥で、日本には夏に訪れる渡り鳥です。 古くから歌や詩に詠まれ親しまれてきました。 ほかの鳥があまり食べない、毛虫を食べることが知られています。 |
愛媛 | 愛媛県のシンボルの鳥は「コマドリ」です。 昭和45年5月10日に、県の鳥に制定されました。 コマドリは、オレンジの頭が特徴的な小さな鳥です。 「ヒンカラカラ」と美しい声で鳴くので、駒(うま)の鳴き声に似ているため、「駒鳥」と名付けられました。 日本百名山の一つである、石鎚山で多く見られます。 |
高知 | 高知県のシンボルの鳥は「ヤイロチョウ」です。 昭和39年5月10日に県の鳥に制定されました。 毎年5月頃に日本へ渡来する鳥で、羽がさまざまな色に彩られている美しい姿から「八色鳥」と名付けられました。 ヤイロチョウは、エサとなるミミズが豊富な山の中や、水辺のある谷間に生息しています。 |
福岡 | 福岡県の鳥は「うぐいす」です。 県民投票により、昭和39年7月3日に制定されました。 県の花が梅ということから、「梅にうぐいす」(仲の良いことのたとえ)にちなんだとされています。 「ホーッホケキョ」というさえずりが有名な鳥で、姿が似ているメジロとよく間違えられます。 |
佐賀 | 佐賀県のシンボルの鳥は「カササギ」です。 昭和40年5月に県の鳥に制定されました。 「カチカチ」という鳴き声から「カチガラス」とも呼ばれ、白と黒のツートンカラーが特徴的な鳥です。 日本では有明海沿岸だけに生息することから、大正12年に国の天然記念物に指定されました。 |
長崎 | 長崎県のシンボルの鳥は「オシドリ」です。 昭和41年4月15日に県の鳥に制定されました。 オシドリは、秋から冬になると山間の渓流地帯に帰ってくる渡り鳥です。 色彩豊かでとても美しいオスと茶色い羽のメスが一緒に泳いでいる姿から、愛情豊かなイメージで親しまれています。 |
熊本 | 熊本県のシンボルの鳥は「ヒバリ」です。 昭和41年10月に県の鳥に制定されました。 草原や耕地などによく姿を見せ、初夏の空に高く舞い上がって「ピーチュクリーチュル」と鳴く姿がみられます。 ヒバリの大きさは17cmほどで、頭の上には飾り羽があり、オスメスともに茶褐色をしています。 |
大分 | 大分県のシンボルの鳥は「メジロ」です。 昭和41年2月1日に県の鳥に決まりました。 小さい草色の鳥で、目のまわりが白くなっているのが特徴です。 全国的に生息していますが、大分県のメジロは色彩が美しく、よく鳴くことから「豊後メジロ」として有名です。 |
宮崎 | 宮崎県のシンボルの鳥は「コシジロヤマドリ」です。 置県80年を記念して、昭和39年12月22日に県の鳥に制定されました。 宮崎、熊本の南部、鹿児島に生息しているヤマドリの仲間で、オスには長い尾羽があり、キジに似たかっ色の美しい鳥です。 絶滅の心配があったため、県内の施設で飼育し放鳥されています。 |
鹿児島 | 鹿児島県のシンボルの鳥は「ルリカケス」です。 昭和40年に県の鳥に制定されました。 奄美大島、加計呂麻島(かけろまじま)、請島(うけじま)に生息するカラスの仲間で、瑠璃色をした美しい鳥です。 生息数が激減して天然記念物に指定されましたが、現在は絶滅の心配がなくなりました。 |
沖縄 | 沖縄県のシンボルの鳥は「ノグチゲラ」です。 1972年10月26日に県の鳥に制定されました。 30cmほどの大きさで、樹木の幹に巣穴を掘って子育てをするキツツキの仲間です。 沖縄島の北部だけに生息している世界的にもめずらしい鳥で、国の天然記念物と絶滅危惧種に指定されています。 |