第21弾 「県の花編 パート2」登場カード一覧
2022年7月12日12時00分~2022年8月23日9時59分
地域・カード | 説明文 |
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北海道 |
北海道のシンボルの花は「ハマナス」です。 北海道110年を記念して一般公募が行われ、昭和53年7月26日に道の花に指定されました。 5~8月頃に濃いピンク色の花を咲かせるバラ科の植物で、寒さに強く、海岸の砂地などに自生します。 実は「ローズヒップ」として、ジャムやお茶などに使われます。 |
青森 |
青森県のシンボルの花は「リンゴ」です。 昭和46年9月23日に、青森県政100周年を記念して、県の花に指定されました。 つぼみはピンク色で、白い花が咲きます。多くの品種は5月に見頃を迎えます。 リンゴの生産量全国第1位を誇る、青森県を象徴する花です。 |
岩手 |
岩手県のシンボルの花は「桐の花」です。 公募により選定され、昭和30年3月22日に発表されました。 5月頃に藤色の花を咲かせる桐は、軽く燃えにくい木材として、タンスや下駄などに使われます。 岩手県産の桐材は、紫がかった美しい色合いから「南部の紫桐(しとう)」として知られています。 |
宮城 | 宮城県のシンボルの花は「ミヤギノハギ」です。 公募により選定され、昭和30年3月22日に発表されました。 夏から秋にかけて赤紫色の花が咲き、枝垂れた姿が優美なため、ハギの中でも人気の高い品種です。 古くから日本の和歌や俳句などに詠まれてきた可憐な花です。 |
秋田 | 秋田県のシンボルの花は「フキノトウ」です。 昭和29年、公募によって選定されました。東北地方では「ばっけ」とも呼ばれます。 フキノトウはフキのつぼみで、春の訪れを告げる山菜として古来から親しまれてきました。 独特の香りや苦みがあり、天ぷらや「ばっけ味噌」(ふきのとう味噌)などが定番料理です。 |
山形 | 山形県のシンボルの花は「ベニバナ」です。 昭和57年3月31日に、県の花として制定されました。 山形県では、古くから最上川流域でベニバナの栽培が行われてきた歴史があります。 平成31年2月には、山形県のベニバナ生産・染色用加工システムが、「歴史と伝統がつなぐ山形の『最上紅花』」として日本農業遺産に認定されました。 |
福島 | 福島県のシンボルの花は「ネモトシャクナゲ」です。 昭和30年に県の花として制定されました。 高い山に分布するツツジ科の植物で、白やピンクの八重の花が咲く珍しい品種です。 福島県内では、吾妻山、安達太良山に群生し、7月頃に見頃を迎えます。 吾妻山の自生地は国の天然記念物にも指定されています。 |
茨城 | 茨城県のシンボルの花は「バラ」です。 茨城の名にちなんで県旗と県章のどちらもバラをモチーフにしていたため、ともに親しまれるようにと昭和41年3月28日に県の花に制定されました。 野山にはバラが自生し、常陸国風土記にも「黒坂命が茨(うばら)で城を築き賊を退治した」という説話があります。 |
栃木 | 栃木県のシンボルの花は「ヤシオツツジ」です。 昭和44年に県の花に制定されました。 「ヤシオツツジ」はアカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオツツジの総称で、那須、塩原、日光などを中心に県内の山地に広く分布し、4月~5月にかけてピンクや白や濃い赤紫色の可憐な花を咲かせます。 |
群馬 | 群馬県のシンボルの花は「レンゲツツジ」です。 昭和26年3月に県の花に制定されました。 ツツジ科の落葉低木で5~6月中旬にオレンジ色の花を咲かせます。 赤城山や榛名山、浅間高原などで群生地を見ることができ、武尊牧場、鹿沢湯の丸牧場のレンゲツツジ大群落は天然記念物に指定されています。 |
埼玉 | 埼玉県のシンボルの花は「サクラソウ」です。 昭和46年11月5日に県の花に制定されました。 サクラソウ科に属する多年草で、川のほとりや野原に自生し、春先にハート形の花びらの花を咲かせます。 田島ケ原の自生地は国の特別天然記念物になっており、例年3月下旬~4月中旬に見頃を迎えます。 |
千葉 | 千葉県のシンボルの花は「なのはな」です。 昭和29年4月に一般公募が行われ、正式に制定されてはいないものの、県の花として広く親しまれています。 成田ゆめ牧場、甚兵衛公園、マザー牧場などでは、春になると黄色のなのはな畑が一面に広がり、訪れる人々を楽しませてくれます。 |
東京 | 東京都のシンボルの花は「ソメイヨシノ」です。 昭和59年に「都の花選考会」で選ばれ、正式に決定されました。 ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンザクラの自然交配で生まれたと考えられ、江戸末期から明治初期にかけ、染井村(現在の豊島区駒込付近)の植木職人が改良したといわれています。 |
神奈川 | 神奈川県のシンボルの花は「ヤマユリ」です。 全国に先駆けて、昭和26年1月に県民投票によって制定されました。 日本原産で、7月~8月に20cmほどの大きな花を咲かせます。 神奈川県の気候や風土に合う花で、三浦半島、津久井地方、丹沢、箱根など県内各地で見ることができます。 |
新潟 | 新潟県のシンボルの花は「チューリップ」です。 新潟県では大正時代から球根栽培に取り組み、チューリップ球根の生産発祥の地といわれています。そうした理由から、昭和38年8月23日に県の花に制定されました。 県内で広く生産され、切り花出荷量や球根出荷量は国内トップレベルです。 |
富山 | 富山県のシンボルの花は「チューリップ」です。 昭和29年3月22日に県の花に制定されました。 富山県は、球根の保存に成功することで球根栽培が活気づき、現在では約300の品種が栽培されています。 春には砺波地方をはじめ、各地で色とりどりのチューリップが咲く花のじゅうたんが見られます。 |
石川 | 石川県のシンボルの花は「クロユリ」です。 昭和29年3月19日に県の花に制定されました。 標高の高いところに多く自生し、石川県では白山国立公園の標高2,000m前後で見られます。 6~8月に1~2個の花が咲き、風雪に耐えて咲く可憐な花として親しまれています。 |
福井 | 福井県のシンボルの花は「スイセン」です。 昭和29年5月に県の花に指定されました。 越前海岸のスイセンは「越前水仙」のブランド名で知られています。 日本海の潮風に揉まれて育った越前水仙は、他の産地に比べて花がひきしまり、香りが強いのが特徴で、12月~1月の開花シーズンには海岸に甘い香りが広がります。 |
山梨 | 山梨県のシンボルの花は「フジザクラ」です。 昭和29年に県の花に制定されました。 木はあまり大きくならず、4月~5月にかけて小さな花が少し下を向くように咲きます。 富士山吉田口登山道の中ノ茶屋から大石茶屋にかけての群生地は、国の天然記念物に指定されています。 |
長野 | 長野県のシンボルの花は「リンドウ」です。 昭和41年に県の花に制定されました。 軽井沢高原や、開田高原などの乾いた山地や草地で、9~11月頃に紫色の美しい花を咲かせます。 リンドウは大きいものでは1mくらいにもなり、根が胃薬などとして利用されています。 |
岐阜 | 岐阜県のシンボルの花は「レンゲソウ」です。 昭和29年3月に県の花に制定されました。 レンゲソウは春に開花する花で、「心が和らぐ」という花言葉があります。 レンゲ畑から採れる国産はちみつは、古くから日本人が慣れ親しんだやさしい味です。 |
静岡 | 静岡県のシンボルの花は「ツツジ」です。 「静岡県花の会連合会」の公募によって、昭和40年9月21日に県の花に制定されました。 静岡の気候や風土に合う花で、庭園などに広く植えられており、5月頃に開花します。 種類が豊富で、富士宮市のミツバツツジは県の天然記念物にも指定されています。 |
愛知 | 愛知県のシンボルの花は「カキツバタ」です。 昭和29年に県の花に制定されました。 在原業平朝臣が愛知県を訪れた際、その花の美しさに心を打たれ、カキツバタの5字を詠み込んで和歌にしたと伝えられています。 5月頃に群青色の花が咲き、小堤西池の大群生地は国の天然記念物に指定されています。 |
三重 | 三重県のシンボルの花は「ハナショウブ」です。 昭和44年9月22日に県の花に制定されました。 初夏に花が咲き、桑名市の九華公園や、伊勢神宮の勾玉池などで、色とりどりのハナショウブが見られます。 多気郡明和町にある斎王の森ハナショウブ群落は平野に自生し、国の天然記念物に指定されています。 |
滋賀 | 滋賀県のシンボルの花は「しゃくなげ」です。 昭和29年2月に県の花に制定されました。 しゃくなげは本来高山植物で、標高800~1,000mの高地に見られますが、日野町の鎌掛谷ほんしゃくなげ群落には、ホンシャクナゲが標高約350mの低地に群生しており、その珍しさから昭和6年に天然記念物に指定されています。 |
京都 | 京都府のシンボルの花は「しだれ桜」です。 昭和29年3月22日、府の花に制定されました。 「いと桜」の別名のように、流れるような柔らかさと、うす紅色の花をつけた美しさは、京情緒そのものといわれています。 樹齢300年以上という「瑠璃寺」のしだれ桜は、舞鶴市の指定文化財です。 |
大阪 | 大阪府のシンボルの花は「サクラソウ」と「ウメ」です。 11月~6月にかけてピンクや白の花が咲くサクラソウは、金剛山麓に原生種である「クリンソウ」が自生しています。 2月~3月にかけて紅白の花を咲かせるウメは、古今和歌集で詠まれるなど大阪にゆかりの深い花として、府の花のひとつに選ばれました。 |
兵庫 | 兵庫県のシンボルの花は「ノジギク」です。 昭和29年に県の花として選ばれ、親しまれています。 瀬戸内海の沿岸の崖などに自生する多年草で、潮風を好み海岸から4~5km以内に多く自生しています。 日照時間が短くなるとつぼみをつける単日植物で、11月頃に白い花を咲かせます。 |
奈良 | 奈良県のシンボルの花は「ナラヤエザクラ」です。 昭和43年3月に県の花に制定されました。 花弁が重なり合い大きな花をつけるナラヤエザクラは、古くから奈良の都にあり、百人一首にも詠まれています。 東大寺「知足院」にあるナラノヤエザクラは国の天然記念物に指定されています。 |
和歌山 | 和歌山県のシンボルの花は「ウメ」です。 昭和43年4月4日に県民投票で制定されました。 古くから紀南地方を中心に栽培され、2月~3月にかけて美しい花を咲かせます。 その香りも素晴らしく、春を告げる花として親しまれています。 |
鳥取 | 鳥取県のシンボルの花は「二十世紀梨の花」です。 二十世紀梨が広く親しまれていたため、昭和29年に県の花に選定されました。 千葉県で作り出された品種が鳥取県内で栽培され、代表的な特産物となった二十世紀梨。 4月中旬頃に白い花を咲かせます。 |
島根 | 島根県のシンボルの花は「ボタン」です。 昭和28年に県の花に制定されました。 松江市内にある大根島という陸続きの島が日本一の生産地で、300年前から栽培されてきました。 4月~5月に見頃を迎え、ピンクや桜色の大輪の花を楽しむことができます。 |
岡山 | 岡山県のシンボルの花は「モモの花」です。 桃太郎の伝説が親しまれ、モモが県を代表する果物でもあることから、昭和25年頃に県の花に指定されました。 モモの花は4月に見頃を迎え、「吉備丘陵の白桃」は環境省の「かおり風景100選」にも選ばれています。 |
広島 | 広島県のシンボルの花は「モミジ」です。 県の花として、正式に制定されてはいませんが、広く県民に親しまれています。 広島には、特別名勝三段峡、名勝帝釈峡、日本三景宮島など紅葉の美しい名所がたくさんあり、モミジは県の木にも制定されています。 |
山口 | 山口県のシンボルの花は「ナツミカン」です。 ナツミカンは山口県長門市が原産で、昭和29年に県の花に選定されました。 5月になると白い花が咲き、周囲には甘く爽やかな香りが漂います。 「萩城下町夏みかんの花」は、環境省の「かおり風景100選」にも選ばれています。 |
徳島 | 徳島県のシンボルの花は「すだちの花」です。 昭和49年に県の花に指定されました。 徳島県を代表する特産物であるすだちはミカン科の柑橘類で、5月中頃に爽やかな香りのする小さな白い花を咲かせます。 その果実は切り分けて焼き魚に添えるなど、さまざまな用途で食卓を彩ります。 |
香川 | 香川県のシンボルの花は「オリーブ」です。 昭和41年9月10日に選定されました。 小豆島で栽培されており、モクセイ科の常緑樹で、初夏に白い小さな花をつけます。 1908年に、鹿児島県・三重県・香川県が国のオリーブ栽培試験地に指定された際、地中海の気候によく似た小豆島が栽培に成功しました。 |
愛媛 | 愛媛県のシンボルの花は「ミカン」です。 ミカンは愛媛県の特産物で、昭和27年5月5日に県の花に制定されました。 瀬戸内海が目の前に広がる段々畑で育つミカンは、温暖な気候のなかで太陽の光をいっぱいに浴びて、5月頃に小さな白い花を咲かせます。 |
高知 | 高知県のシンボルの花は「ヤマモモ」です。 県民投票により、昭和29年3月22日に制定されました。 3月から4月頃になると雌の樹木に小さな花が咲きます。 温暖な海岸近くの山地に自生し、その甘酸っぱい実はジャムなどで親しまれています。 |
福岡 | 福岡県のシンボルの花は「うめ」です。 日本有数の梅の名所である太宰府天満宮にちなみ、昭和29年3月19日に制定されました。 梅は早春に、香り高い白や淡紅色の美しい花を咲かせます。 古い和歌にも詠まれている太宰府天満宮の御神木「飛梅」が有名で、2月上旬~中旬にかけて見頃を迎えます。 |
佐賀 | 佐賀県のシンボルの花は「クスノキ」です。 昭和29年に制定されました。クスノキの花は直径4mmほどでとても小さく、5月に白や淡黄色の花を咲かせます。 武雄市には「武雄の大楠」「塚崎の大楠」「川古の大楠」と呼ばれる3本のクスノキの巨木があり、中でも「川古の大楠」は全国の巨木第5位の大きさで、国の天然記念物に指定されています。 |
長崎 | 長崎県のシンボルの花は「ウンゼンツツジ」です。 昭和57年3月19日に指定されました。 ミヤマキリシマを、地元ではウンゼンツツジと呼び、国の天然記念物にも指定されています。 花は普通のツツジより小さく、雲仙天草国立公園など、標高700メートル以上の高地で咲き、4月~5月頃にピンク色に山を彩ります。 |
熊本 | 熊本県のシンボルの花は「リンドウ」です。 昭和28年10月に、県の花として制定されました。 阿蘇山頂周辺の高冷地を中心に草原に自生し、阿蘇高原では10月頃から紫色の清楚な花を咲かせます。 真夏でも涼しい阿蘇の山中はリンドウの生産地として適しており、花色が鮮明で花持ちも良く育ちます。 |
大分 | 大分県のシンボルの花は「ブンゴウメ」です。 昭和29年に県の花に選ばれ、昭和41年には県の木としても制定されました。 開花時期は普通の梅より20日~30日遅く、3月頃に淡紅色をおびた八重咲きの花が咲きます。 大きな実がなり、古くから名産品として梅酒や梅干のほか、お菓子などでも親しまれています。 |
宮崎 | 宮崎県のシンボルの花は「ハマユウ」です。 置県80周年を記念して郷土の花を公募し、昭和39年12月22日に県の花として制定されました。 海岸の砂地で自生し、6月~9月頃まで、白い線状の花を咲かせます。 花は夕方から開いて夜には満開になり、よい香りも魅力です。 |
鹿児島 | 鹿児島県のシンボルの花は「ミヤマキリシマ」です。 昭和29年に県の花に制定されました。 ミヤマキリシマは九州の高原に自生するツツジの一種で、天然記念物に指定されています。 鹿児島県では霧島山系を中心に自生し、5月末~6月にかけて、1mほどの低木に赤・紫・白の可憐な花を咲かせ、山々を彩ります。 |
沖縄 | 沖縄県のシンボルの花は「デイゴ」です。 デイゴは高さが10メートルほどになる豆科の木で、3月~5月頃、鮮やかな赤い花を枝いっぱいに咲かせます。 その花が南国沖縄のイメージに合っていること、幹は漆器の材料として生活の中でなじみがあることから、昭和47年10月26日に県の花に選ばれました。 |