著者
加藤 綾子 (かとう あやこ)
1985年4月23日、埼玉県出身。
ニックネームはカトパン。
2008年国立音楽大学音楽学部 音楽教育学科卒業後、フジテレビに入社。『めざましテレビ』や『笑っていいとも』など、数々の人気番組でレギュラーを務めた。2016年4月末にフジテレビを退社、フリーアナウンサーとしてさらに活躍の場を広げている。2019年4月からフジテレビ夕方の報道番組「Live News it!」の新キャスターを務める。
【要点1】
魅力あるコミュニケーションのためには、言葉を生み出す元となる心が何よりも大切である。目の前の相手に対する優しさ、気遣い、思いやり、自分自身の心のあり方を大事にしよう。
【要点2】
嫌なことやつらいことも自分の中で面白がったり、楽しい材料の一つに変えていったりすることができれば、自分の気持ちと周りの空気を明るくすることができる。
【要点3】
人に好かれるには、人を好きになることだ。「この人苦手だな」と感じたとき、ダメなところを前向きに解釈して「愛のあるツッコミ」をしてみると、多くの人を受け入れることができるだろう。
レビュー
「カトパン」の愛称で知られる加藤綾子さんは、フリーのアナウンサーとして活動しながら、最近では女優業などにも活躍の幅を広げている。本書は、そんな彼女が著したコミュニケーションのヒント集だ。
アナウンサーの仕事が「伝える」ことであるのはもちろんだが、ときにはインタビュアーとして「聞く」ことも求められる。アナウンサーとして第一線で活躍してきた彼女は、まさに双方向のコミュニケーションのスペシャリストだといえる。
フジテレビ時代から数多くの番組に出演してきた彼女だからこそ語れる、明石家さんまさん、タモリさんといった芸能界の大御所のエピソードは必見だ。本書に目を通せば、会話のプロ達が話している言葉の裏にどんな思いやりや気遣いがあるのかを垣間見ることができるだろう。
人の悩みのほとんどは、友人、職場の同僚、家族など、周囲の人とのコミュニケーションに関するものだと言われている。相手とうまくコミュニケーションができるようになったり、コミュニケーションにつらさを感じないようになったりすれば、人生はきっとそのぶんだけ明るくなる。「会話は、とぎれていい」という本書のタイトルは、コミュニケーション術の定石から外れるようにも感じられるが、そもそもコミュニケーションに決まったセオリーはないのかもしれない。「こうしなければいけない」というような固定観念を取り払い、よりあなたらしいコミュニケーションの形を見つけてみてはいかがだろうか。
加藤 綾子 (かとう あやこ)
1985年4月23日、埼玉県出身。
ニックネームはカトパン。
2008年国立音楽大学音楽学部 音楽教育学科卒業後、フジテレビに入社。『めざましテレビ』や『笑っていいとも』など、数々の人気番組でレギュラーを務めた。2016年4月末にフジテレビを退社、フリーアナウンサーとしてさらに活躍の場を広げている。2019年4月からフジテレビ夕方の報道番組「Live News it!」の新キャスターを務める。
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