著者
マイケル・サンデル
1953年生まれ。ハーバード大学教授。専門は政治哲学。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。2002年から2005年にかけて大統領生命倫理評議会委員。1980年代のリベラル=コミュニタリアン論争で脚光を浴びて以来、コミュニタリアニズムの代表的論者として知られる。類まれなる講義の名手としても著名で、中でもハーバード大学の学部科目“Justice(正義)” は、延べ14,000人を超す履修者数を記録。あまりの人気ぶりに、同大は建学以来初めて講義をテレビ番組として一般公開することを決定。日本ではNHK教育テレビ(現Eテレ)で「ハーバード白熱教室」(全12回)として放送された。著書『これからの「正義」の話をしよう』は日本をはじめとする世界各国で大ベストセラーとなった。ほかに『それをお金で買いますか』『ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業』(以上早川書房刊)などの著作がある。2018年10月、スペインの皇太子が主宰するアストゥリアス皇太子賞の社会科学部門を受賞した。
ポール・ダンブロージョ
華東師範大学准教授。専門は中国哲学。同大学の修士・博士課程英語使用コースのプログラム・コーディネーター、異文化センター主任。儒教、道教、新道教、現代比較哲学についての論文を多数執筆、現代中国語で書かれた文献の英訳も手がける。
鬼澤 忍
翻訳家。1963年生まれ。成城大学経済学部経営学科卒。埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了。主な訳書にサンデル『これからの「正義」の話をしよう』『それをお金で買いますか』、アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』、ワイズマン『人類が消えた世界』『滅亡へのカウントダウン』(以上ハヤカワ・ノンフィクション文庫)など多数。