キャンプには楽しむ人や家族の数だけさまざまなスタイルがあります。今回は2組の家族のもとへ訪問し、こだわりのテントサイトを拝見! お気に入りのキャンプ道具やキャンプでの楽しみ方などを教えてもらいました。

親子ふたりで、バックパックひとつキャンプ

クドウマユコさんとミトちゃん
クドウマユコさん、ミトちゃん(4歳)。クドウマユコさんは「midorinotent」の名義でハンターベストのデザインからパターン、縫製まですべてひとりで行なう。キャンプ歴は約12年で、娘のミトちゃんは1歳のころからキャンプを楽しんでいる。夫や姉家族とキャンプに出かけることが多い。

もともと登山やトレイルランニングなど、幅広くアウトドアに親しんできたクドウマユコさん。山でも活用している容量30ℓ強のバックパックから出てきたのは、日ごろから愛用している道具たち。

「この山岳用テントは10年前に購入したもの。初めは夫婦ふたりで使っていたのですが、いまは家族3人で愛用しています」。慣れた手つきでテキパキとテントを組み立てていくマユコさん。その横でチョウを追いかけ遊ぶミトちゃん。

普段から公園でピクニックを楽しむクドウ家には、いつでも外に出かけられるようにピクニックセット一式がカゴにまとめられている。そのセットにテントや寝袋などをプラスし、バックパックに詰め込んだものが、こちらのキャンプスタイルなのだそう。

水遊びをした子どもをタオルで拭いているようす
やんちゃ盛りなミトちゃんは、水遊びが大好き。いつ濡れたり汚れたりしても大丈夫なように、吸水タオルや着替えは必ず持っていく。

「大がかりな道具は持っていかず、なるべくミニマムにまとめるようにしています。準備や片付けもラクになるので、継続的にキャンプを楽しむコツのひとつですね」。

なるべく手軽に、だけどお楽しみも忘れないクドウファミリーの外ごはんの定番はトルティーヤ。前日までに生地やチリコンカンなどの具材を準備すれば、当日は網で焼くだけでおいしくいただけるそう。「うまく焼けたかな。次はなにを焼こう?って家族みんなでのんびりとすごす時間が幸せなんです」とマユコさんは優しく微笑みながら教えてくれました。

キャンプに持っていくお気に入りアイテム

① 木製の食器類

木製の食器一式

軽量で割れにくく、持ち運びに便利だという木製の食器類。食べ物や飲み物が映えるうえ、手に持ったときの安心感がマユコさんのお気に入り。家にたくさんあるそうで、人数やプランに合わせて選んでいるそうです。

② アストゥカスのキルトポンチョ

アストゥカスのキルトポンチョを羽織っているようす

寝袋、ブランケット、ポンチョとして多目的に使える優れもの。保温効果のある化繊の中綿入りなので、寒い夜でも快適にすごせます。また、軽量で耐水性、通気性もバツグン。就寝時はミトちゃんの寝袋として愛用中だそう。

③ ミトちゃんの水遊びグッズ

水陸両用シューズを履いている子ども

夏場の必携品は、ミトちゃんの水着と水陸両用シューズ。水のなかに入らなかったとしても、遊んで汚れることが多いため、ウエアの下に着用しているのだそうです。「ピンクがかわいいでしょ」とうれしそうなミトちゃん。

④ 敷いたり拭いたりできる布もの

手ぬぐいやバンダナ、吸水タオルや薄手のラグなどさまざまなサイズの布

手ぬぐいやバンダナ、吸水タオルや薄手のラグなどさまざまなサイズの布を愛用しているんだとか。食事の際に下に敷いたり、こぼれたときに拭いたり、ミトちゃんが濡れたときにバスタオルとして使うそうです。

写真◎野呂美帆

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