親子でキャンプデビューを考えているなら、避けて通れないのがキャンプ場選び。どんなスタイルで、なにをしてすごしたいかを決めたら、自分の求めるスタイルにあったキャンプ場を探してみては?きっと満足のいく休日がすごせるはずです。

キャンプ場の選び方

キャンプ場選びはネット検索で簡単にできる時代ですが、注意したいのはそのキャンプ場が親子キャンプに適しているかどうか。

キャンプが初めてであれば、まずは家族旅行の延長のような感覚で、道具の準備やテントの設営などが不要なコテージ泊から始めてみるのはいかがでしょうか?広いお風呂やきれいなトイレがある施設なら、旅行感覚で気軽に親子キャンプデビューできます。

その後、常設テントのあるキャンプ場や道具一式をレンタルできるキャンプ場など、徐々にステップを踏んでチャレンジするのがおすすめです。

キャンプ場をネット検索しているイラスト

キャンプ場の利用料金はGW や夏休みなどでハイシーズンの割り増しもあるので、事前に確認を!

▼ログバム編集部おすすめのキャンプ場もチェック!
https://park.sompo-japan.co.jp/camp/campsite/

キャンプ場の評価も検索すると◎

候補となるキャンプ場がある程度絞り込めたら、キャンプ場名で記事検索してみましょう。実際にそのキャンプ場を利用した人のブログや、評価しているサイトなどが見つかるはずです。

キャンプ場の雰囲気やスタッフの人柄、トイレや炊事場の使い勝手など、利用者目線での感想をチェック。「○○キャンプ場 親子」のように複合キーワードで検索すると親子で利用した人の記事も見つかるでしょう。親子ならではの使用感を始め、参考になる情報が集められます。

ただし、記事がアップされた日付も確認しておくこと。昨今のキャンプブームでキャンプ場側も日々改善しているので、あまりに古い記事は参考にならないケースもあります。

候補のキャンプ場の評価をブログで確認しているイラスト

キャンプ場レビューといえば、かつてはブログが全盛でしたが、いまやYouTube に動画を投稿しているキャンプ系ユーチューバーも増えました。しかし穴場の情報は他人に教えたくないのか表にはなかなか出てきません。そんな穴場を自分の足で見つけるのも楽しみのひとつです。

キャンプ場の予約方法は?

最近ではキャンプ場のホームページからオンラインで予約できるところも増えてきました。また、キャンプ場予約サイトの「なっぷ」や「じゃらんnet」など宿泊予約サイトが代行しているケースもあるので、以前に比べるとネットからの予約がしやすくなりました。しかし、まだまだ電話予約が併用されているというのが実情。

ハイシーズンに関してはネット予約できるところほど人気となり、予約が取れなかったり混雑していたりします。つまり、電話予約のみで対応しているところが穴場となるでしょう。

混雑を避けたい場合は、あえて電話予約しかできないところを狙ってみるのもひとつの方法。案外すんなりと予約が取れるかもしれません。

電話でキャンプ場の予約をしているイラスト

キャンプ場の予約はだいたい2〜3カ月前、なかには半年前から開始するところもあります。人気のキャンプ場を予約したいなら予約開始日も確認。直前でも予約可能なキャンプ場もあるので、初心者のうちは週間天気予報をチェックして気候の安定した休日を狙うのが◎。

区画サイトか?フリーサイトか?

キャンプ場には、設営する場所がしっかりと区分された区画サイトと、エリア内のどこでも自由に設営可能なフリーサイトというものがあります。

フリーサイトは、周辺のテントとある程度距離をとったり、テントからの景色なども考慮したりして設営場所を決められる、自由度の高さが魅力。ただし水捌けのよさなど、地面コンディションは区画サイトのほうがおおむね安定しています。

区画サイトとフリーサイトのイラスト

フリーサイトは、車の乗り入れが可能なところと、乗り入れ不可(車を駐車場に止めてから荷物だけ運んでテントを設営する)のところがあります。荷物が多い人は、荷運びできるカートなども準備しておくといいでしょう。

キャンプ場にはルールがある

来場者が気持ちよく利用できるようにするため、キャンプ場にもルールが設けられています。

ファミリーが多いキャンプ場では22 時ごろには消灯し、サイレントタイムを設けているところが多いです。ゴミ捨てに関してもキャンプ場には分別ルールがあります。所在地の自治体によって分別ルールが異なるのでチェックイン時に確認しておきましょう。キャンプ場によってはゴミ出し禁止のケースもあります。基本的にはゴミを減らし、持ち帰ることを推奨します。

ゴミを分別しているようすのイラスト

多くのキャンプ場ではゴミ出しする際に必要なぶんのゴミ袋を管理棟で購入します。使用ずみのガスカートリッジを捨てる場合は、ペグなどで穴を開けて残留しているガスを抜くこと。また、炭や薪の燃えかすはきちんと灰捨て場に捨てましょう。種火が残っていると火事の原因になります。

周辺施設も事前にチェック!

キャンプの楽しみはキャンプ場でのんびりとすごすことだけでなく、周辺の山や湖などでのアクティビティや、温泉、グルメ、観光スポットめぐり、季節によっては花見や紅葉狩りなどと組み合わせることで大きく広がりますし、旅としての醍醐味も加わります。旅行に行くつもりで周辺の情報を事前にチェックしておきましょう。

また食材の買い出しが必要な場合、事前に道中にあるスーパーマーケットの場所を把握しておきましょう。忘れ物などの買い足しが必要になることもあるので、キャンプ場直近のコンビニの場所もチェック。

車で移動する人は周辺道路の渋滞しやすい時間帯などもチェックしておくと移動計画が立てやすいです。

マップで周辺の施設を確認しているイラスト

道の駅では地元で採れた農産物や畜産物、海鮮、お酒なども販売しています。また季節の野菜や果物などを道路沿いの露店で直売しているところもあります。これらも上手に活用して地産地消に貢献しながら、キャンプを通じて訪れる土地も深く堪能したいですね。

文◉渡辺信吾 Text by Shingo Watanabe
イラスト◉藤田有紀 Illustration by Yuki Fujita

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