テントサイトには、車の乗り入れの可否やロケーション、地面の状態などさまざまな種類があります。ここではウッドデッキのサイトについて、そのメリット・デメリットを中心に取り上げながら紹介します。(トップ写真:炭焼の杜 明ヶ島キャンプ場)

どんな天候でも汚れずにすごせて初心者も安心

天候によって対策をいろいろと考えることは、少しハードルが高いと感じてしまう人もいるかもしれません。そんな方におすすめしたいのが、ウッドデッキのサイトです。ウッドデッキサイトは一定の広さが確保されていて、その上にテントを張ることができます。地面よりもフラットであることと、仮に雨天でも足元や道具が汚れないというのが最大のメリットです。

キャンプ場によって、さまざまなロケーションにこのウッドデッキサイトは設けられています。なかには木の幹など、高度感ある場所にウッドデッキサイトが設置されているキャンプ場もあるほど。映えるロケーションを求めて、ぜひウッドデッキサイトのあるキャンプ場のウェブサイトやSNSをチェックしてみてください。

森のなかにあるウッドデッキのキャンプサイト
静岡県「炭焼の杜 明ヶ島キャンプ場」には、このように森のなかで浮遊感を味わえるウッドデッキサイトが2サイトある。

テントの立て方にはひと工夫が必要

ウッドデッキサイトを選ぶうえでのデメリットのひとつは、どうしても範囲が限られてしまうということ。事前に敷地面積を把握していないと、「テントは収まるけど、固定のための細引きをしっかり張れない」「リビングを確保するスペースが足りない」といった事態になるかもしれません。

もうひとつ気を付けたいのが、通常の地面に刺し込むタイプのペグを使用できないということです。ウッドデッキ上に固定用の金具が備え付けられていたり、ウッドデッキ用のペグが用意されていたりとキャンプ場によって対応が異なるので、こちらも事前に確認しておけば、現地で慌てずに設営できるはず。

またウッドデッキサイトは基本的に直火NG。焚き火台を使えば焚き火が可能というキャンプ場もありますが、焚き火台に加えて焚き火シートの利用が義務付けられているなど、使用条件が設けられているところもあります。いずれにせよキャンプ場へ出かける前に、サイトでできること、できないことをチェックしておくことが肝心です。

灯りに照らされた夜のウッドデッキのキャンプサイト
「炭焼の杜 明ヶ島キャンプ場」では、ウッドデッキ上で大きな炎を上げることはできない。明るめのランタンを持ち込んで、森に包まれる夜をしっぽり味わおう。

文◎松元麻希

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