安心、快適!初心者に優しいキャンプ場の選び方
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レンタルサービスが充実している
テントにタープ、イス、テーブル、焚き火台など、キャンプ道具をそろえるのはお金がかかるもの。それゆえキャンプデビューのハードルが上がっている人もいるかもしれませんが、心配はいりません。じつはキャンプ場にはキャンプ道具のレンタルサービスを展開しているところが多く、テントやテーブルといった主要な道具だけでなく、ランタンや調理器具など小物に至るまで貸し出しているところもあるのです。
キャンプ場でキャンプ道具一式をすべて借りられるなら、移動の際もコンパクトな車で充分だし、キャンプ場へのアクセスによっては電車利用もあり。初めてのキャンプをより快適に楽しむために、ぜひキャンプ場のレンタルサービスを賢く活用してみてください。
場内に温水シャワーや入浴施設がある
キャンプ場といえば大抵が自然に囲まれた場所にあるため、「お風呂には入れるの?」と心配になる方も多いでしょう。そもそも水が少ないキャンプ場や、ワイルドな自然環境をコンセプトにしているキャンプ場にはない場合もありますが、キャンパーの快適性を重視して場内に温水シャワーや入浴施設を備えているキャンプ場もあります。とくに温水シャワーは、多くのキャンプ場に導入されています。また天然温泉や、テントサウナを常設するところも!
キャンプ場の近くに魅力的な温泉施設がある場合は、それを利用するという選択肢もありますが、入浴のために移動する必要があり、キャンプ気分が途切れるというデメリットがあります。いずれにせよ、キャンプの夜をどうすごしたいかを考慮して選ぶことが肝心です。
電源サイトや電源スポット、Wi-Fiスポットがある
せっかくのキャンプだから、滞在中はできる限りオフグリッドな環境に身を置きたい。……という想いを抱く人は別として、キャンプ初心者にとっては、大自然のなかにおいても電源や電波があれば安心だと感じる人が少なくないでしょう。電源については、テントサイトごとに電源がある「電源サイト」を設けているキャンプ場もあります。さらに場内で使えるWi-Fiを導入したり、充電サービスや電源コンセント付きのワークスペースを設けたりしているキャンプ場も。「仕事がまだ残っているけどキャンプに行って家族サービスをしたい」という忙しいお父さんやお母さんも、週末のキャンプを諦める必要はないわけです。
薪やキャンプ道具が買える売店が場内にある
キャンプといったら、焚き火は欠かせません。焚き火をするには薪が絶対に必要ですが、日中から焚き火をし始めたら、「夜の分の薪が足りなくなってしまった!」なんてこともあり得る話です。とはいえ、どのくらいの量の薪を持っていけば足りるのか、経験のないうちは見当もつかないはず。そんなとき、薪が購入可能なキャンプ場を選んでいれば、その不安は一気に解消されます。また薪だけでなく充実した品ぞろえの売店をもつキャンプ場であれば、自宅に道具を忘れてきてしまっても、現地で調達することができて安心です。
コテージやバンガロー、グランピング施設がある
「大自然のなかでひと晩をすごしたいけど、テント泊には自信がない」。そんな人は、コテージやバンガローがあるキャンプ場を選ぶといいでしょう。コテージは、寝室、キッチン、バス・トイレなど、普段と同等の生活を送れる設備が整う、いわば別荘のような建物です。テラスでBBQができるコテージも多く、キャンプ道具がなくとも手軽にアウトドア気分を味わえます。一方バンガローは、水回りなどはなくベッドなど最低限の設備だけ用意されているのが特徴。快適にすごすためには、キャンプ道具をある程度用意していくか、レンタルする必要があります。
また最近では、コテージでもバンガローでもない、グランピング施設を取り入れるキャンプ場も増えてきました。テントの中にまるでリゾートホテルのようなラグジュアリーな空間が作られていて、こちらもコテージ同様にキャンプ道具がなくても利用可能。リッチなスタイルでキャンプを楽しみたい人におすすめです。
文◎松元麻希