夏のキャンプはきちんと場所を選ばないと寝苦しい夜をすごすことになるのはご存じでしょうか?夏は避暑地であれば夜は寒いくらいですが、そこまで標高が高くない場所の場合、もろに熱帯夜のなか空調のない空間で眠ることになります。夏にキャンプに行く際はしっかりと場所を吟味しましょう。逆に寝具は防寒性の高い(高価)ものは必要ないため、お手ごろな価格で揃えられるものも多々あります。ここでは、そんな夏のキャンプに向くスリーピングギアをご紹介します。

接触冷感で蒸し暑い夜でも快眠。
ナンガ/クールタッチシーツ

ナンガのクールタッチシーツ

Q-max(最大熱吸収速度)が0.3以上と高い接触冷感素材を使用したマミー型夏用シーツ。これなら蒸し暑い夜でも熱を軽減させて肌触りがよく、肌もベタつかずに快適な寝心地が得られます。伸縮性があることで就寝時の伸びなどの際でもストレスがなく、寝返りを打つときも楽。キャンプはもちろん、コンパクトに収納できるので、ドミトリーなどに泊まるバックパック旅にも便利です。

¥14,080
ナンガ/クールタッチシーツ

 

暑い時期はロータイプのコットで。
コールマン/コンパクトローコット2.0

コールマンのコンパクトローコット2.0

暑いからといってマットなしで寝ると、地面の凹凸が気になったり、地面からの冷気で体が冷えてしまったりすることもあります。そこでちょうどいいのが、ロースタイルのコットです。地面に直接マットを敷くスタイルとは打って変わり、コットであれば体の下も空気が通っているので、熱を溜め込まずに眠ることができます。また、体重を支えるキャンプ用のコットは、コンパクトにはなるのですがそのぶん剛性も必要なので組み立てが大変。このモデルなら生地とフレームが一体化しているので設営がしやすく、素早い撤収も可能になっています。

¥13,970
コールマン/コンパクトローコット2.0

 

リサイクル素材の夏用モデル。
コクーン/マウンテンワンダラー

コクーンのマウンテンワンダラー

環境に配慮し、100%リサイクル素材のエコペットで作られた軽量かつコンパクトな寝袋。夏用とはいえ、別の寝袋のインナーとしても活用できるので、サブで持っておくのにもよいでしょう。また、避暑地のコテージなどだと夏でも暖房が入っていることもあるので、春・秋用だと暑すぎる可能性もあります。夏は薄手のものを用意しておくのが賢明です。こちらはトラベルシーツで定評のあるブランドなので、安心して使用できます。

¥15,840
コクーン/マウンテンワンダラー

 

丸洗いでき、清潔感を保てる。
コールマン/パフォーマーⅢ/C10(イエロー)

コールマンのパフォーマーⅢ/C10(イエロー)

寝袋は使用後、寝汗や空気中の水分を吸収しているため、ケアせず使い続けると本来の保温力を発揮できなくなるだけでなく、不衛生にもなります。干せば水分は抜けますが、臭いのもととなる汚れなどが残ってしまうのは悩みどころ。多くの寝袋は手洗い推奨ですが、こちらは洗濯機でそのまま丸洗いすることが可能です。とくに夏に使う想定のものは気軽に洗えるものがベスト。内側には携帯電話がすっぽり入るポケットがあり、寝袋内で迷子にならずに済むのも嬉しいポイントです。

¥4,950
コールマン/パフォーマーⅢ/C10(イエロー)

 

狭苦しくないサイズが嬉しい。
スナグパック/フリースライナー

スナグパックのフリースライナー

標高の高いキャンプ場だと朝晩は冷えるので、フリース素材もバックアップに用意しておくのもよいでしょう。こちらは長さが約220cm、周囲が約150cmあるゆったりサイズ。同メーカーの寝袋なら内側にあるループでこのシーツを固定でき、もちろんすでに持っている寝袋でもインナーとして保温力をアップしてくれます。付属する収納袋はコンプレッションタイプなので、片手に乗るぐらいのコンパクトサイズにまとまります。

¥8,690
スナグパック/フリースライナー

 

汎用性の高い、一生モノのブランケット。
ペンドルトン/ブランケット ロスオジョス ZE494

ペンドルトンのブランケット。ロスオジョスZE494

それほど寒くならない夏であれば、大判サイズのブランケットで眠るのもおすすめです。ウール素材は天然の調湿性を持ち合わせているので、湿度に左右されず快適さを保ってくれるキャンプにぴったりの素材。春や秋ではテント内の敷物にすれば冷気を緩和させ、サイト作りのアクセントとして見栄えもよくなります。日常のインテリアとしてのソファーカバーなど、幅広い用途に使えるのもおすすめのポイントです。

¥66,000
ペンドルトン/ブランケット ロスオジョス ZE494

 

とても軽量なインナーシーツ。
キャプテンスタッグ/サーモライトインナーシュラフシーツ

キャプテンスタッグのサーモライトインナーシュラフシーツ

インビスタ社が開発した保温性化学繊維のサーモライトは、ストレッチ性があり、なんといってもとても軽量。夏場のシーツとしておすすめです。繊維の中に空気溜め込む素材なので暖かくなり、肌寒い季節は寝袋のインナーとしても活躍するオールシーズンアイテム。フードの巾着は調整可能なコードロックが付き、開閉することで外気を取り入れて温度調整ができます。

¥11,000
キャプテンスタッグ/サーモライトインナーシュラフシーツ

 

夏はシーツ、寒くなってきたらカバーにも。
モンベル/ブリーズドライテック ウォームアップスリーピングバッグカバー

モンベルのブリーズドライテック ウォームアップスリーピングバッグカバー

シーツは夏は単体で使用し、ほかの季節は寝袋の中に入れてブースターとして使用しますが、こちらは夏にもシーツとしても使える寝袋カバーです。縫い目をすべてテープで覆っているため防水性が高く、内側は起毛素材のためシーツとしても寝袋カバーとしても役割を果たしてくれます。カバーはテント内で発生した結露から寝袋を守り、保温力を高めてくれるので、気温差の激しい季節は備えておくといいでしょう。また、こちらは透湿性にも優れているので、蒸れを放出して寝袋内をドライに保ち続けてくれます。

¥15,950
モンベル/ブリーズドライテック ウォームアップスリーピングバッグカバー

 

サッと広げれば寝床の完成。
ニーモ/スイッチバック レギュラー

ニーモのスイッチバック レギュラー

アコーディオンのように折りたためるアウトドア用マット。表面の凸凹がクッションになり、小石などからくる地面の凹凸を和らげてくれます。裏面はアルミ蒸着の熱反射フィルムが貼ってあり、その面を地面側にすることで底冷えを反射。体から放射される熱も反射してくれ、凹凸のくぼみの空気が温められることで、薄手ながら保温力を発揮します。パンクの心配がないので、外で雑魚寝する際などにも活用できますよ。

¥9,350
ニーモ/スイッチバック レギュラー

 

アウトドア用マットのベンチマーク。
サーマレスト/リッジレストクラシックL

サーマレストのリッジレストクラシックL

スリーピングマットのパイオニア的ブランド「サーマレスト」のスタンダードモデル。適度な凹凸は熱がこもらず、夏場でも快適にすごせます。また、素材の硬さもほどよく、フカフカが苦手な人にはこのモデルがおすすめ。収納はロール式で、車内の緩衝材として使ったり、手ごろな価格なので災害時のアイテムとして常備しておくのにも向いています。

¥7,700
サーマレスト/リッジレストクラシックL

※掲載内容は、2024年3月現在の情報をもとに作成しています。ご購入の前に最新の情報をご確認ください。

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